迷った末の退職…でもこれはチャンスかも?新米ライターとしてチャレンジ中!

IT企業で17年間のキャリアを積みながらも、駐在生活中にこれまでの経歴とは別の新しいチャレンジをしているシンガポール在住Nさんへのインタビューです。

自己紹介をお願いします

N.O.です(3640歳)。シンガポール滞在9カ月で、子どもは2人(72歳)います。

日本での経歴は、IT企業にて開発・顧客営業経験17年(育休2回含む)。
現在は、日本企業と業務委託契約を結び、新米ライターとして、ママ向けの記事を月2-3本執筆中です。

どうしてその選択をしたいと思ったのですか?

これまでIT企業に正社員で勤務していましたが、夫の海外赴任に帯同するために退職しました。

退職するかどうかはかなり悩みました。休職制度が整っておらず、夫と同じ会社に勤務していたのにどうして私だけが退職しなければいけないのか、と憤る気持ち、落ち込む気持ちで複雑な心境でした。帯同せずに残る選択肢も考えましたが、両方の両親とも遠く夫と2人で保育園の送り迎えや家事を分担してなんとかワーママ生活を送っていたので、とても1人で2人を育てながら働き続けるのは難しいと判断し、マイナス視点での退職でした。

そんな後ろ向きな気持ちでスタートした海外生活は、案の定、初めての専業主婦の自分が何も価値を生み出していない、社会に貢献していないと感じ、毎日落ち込んでいました。周りのママさんは働いていなかった方が多く、自分の気持ちを分かってもらえなくて辛い時期でした。そこで、現地で働いていたり、働きたいと思っているママ向けのコミュニティに参加してみました。

同じような境遇の参加者と悩みを少しずつ共有することで心が落ち着き、キャリアについて前向きに考え行動されている方々に励まされて、私も、自分の今後のキャリアをどうしたいのか真剣に見つめ直し、今ここでできることを何でもやってみよう、と徐々に前向きになれました。

この機会に、経験してきた仕事の分野ではなく、キャリアの幅を広げて今後の選択肢を広げるのもありかもしれない、と視点を変えることができました。

 

実現するためにどんな努力・取り組みをされましたか?

駐在生活中に何をしてみたいか、これまでにはチャレンジしたくてもできなかったことは何か、自分の好きなこと、興味があること、得意なことなどキーワードを書き出して、自分と向き合う作業をしました。その結果、「駐在妻として世界のどこにいてもできる職種」という視点と「自分の好きなことや得意なこと」という視点を組み合わせて「Webライター」にチャレンジしてみようと心が決まりました。

昔から書くことが好きだったので、一度書く技術について学びたいと思っていたのもあり、渡航前にWebライティング技能検定講座」の通信講座教材を購入して持参していました。引越が終わり、生活が落ち着いたら暇だろうから、時間潰し程度にやろうかと持参していたのですが、目標が決まってからは本格的に勉強スタート。家事や育児の隙間時間を使って少しずつ勉強しました。

 

家族へどんな協力を、どのように求めましたか?

海外赴任後は夫も新しい環境、新しい業務内容に忙しく、家事や育児にはあまり協力してもらえませんでした。また、保育園通いをしていた2歳の娘を家で世話する生活になり、家事や育児に追われて、なかなか勉強時間がとれませんでした。

そこで、週3日だけ幼稚園に通わせて欲しいと夫に相談し、全額自費ではあるのですが、自分の時間を確保することができました。試験前には週末に夫の子ども2人を連れ出してもらい、集中して勉強をさせてもらいました。3カ月程度勉強し、無事にオンライン試験に合格することができました。 

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