アメリカで出産しました【アメリカ・ダラス】

海外と日本の違いは何かありましたか?

私は第1子を日本で帝王切開による出産、第2子をアメリカで帝王切開でしたが、私の病院は違いが多かったです。

<保険>

日本と違い、自分の加入している保険が使える病院を選ぶ必要があります。そのため、私は同じ保険であり出産経験のある友人から、おすすめの医師を紹介してもらいました。

 

<産婦人科のこと>

病院へ予約をとるというよりも、担当になる医師を選び、その医師へ予約を取ります。(病院に電話をすると、あなたの担当医師は誰?と訊かれます)妊娠後、最初の電話予約では、妊娠7週以降で検診の予約を取るよう言われました。検診中予定されるエコーは全部で4回と少ないですが、出血があるなど必要な場合には別途エコーをしてくれるので、問題ありませんでした。NSTは検診では行われず、陣痛で出産病院に行って初めてつけられました。

そして、検診で行く病院と、出産する病院が別でした。医師が提示した2つの病院から、私は自分の保険が使える方を選びました。出産予定病院へは、インターネットで仮登録をし、説明会へ行き、希望する妊婦用のクラスを受けました。出産の際は、担当医師が出産病院まで来てくれました。

 

<小児科医師のこと>

出産前に、生まれる子供の小児科医師を決めておく必要がありました。希望する小児科へ行き、親が医師の面接をして決めることもあるようです。私はすでに第1子の担当小児科医師がいて、彼が第2子も診てくれるとのことでお願いしました。産後入院中の新生児検診は毎回、担当小児科医師が出産病院まで来てくれました。

 

<入院日数と出産病院のこと>

帝王切開での入院は3泊4日程度と、日本に比べ短いです。私は、できるだけ長く入院したいとバースプランに書いて事前に提出していたら、入院中医師に希望を訊かれ、4泊5日にしてもらえました。入院はすべて個室です。入院中の食事はメニューがあり、好きな時に選んで電話で注文しました。

日本のように保存用のへその緒は残してくれなかったので、最初に依頼しておくべきだったと後悔しました。

 

 

産後のお手伝いは、どなたにお願いしましたか?

 

私の実両親です。

 

お手伝いをしてくれる人は、いつ頃から来てくれましたか?

予定帝王切開だったので、退院予定日の翌日からです。2週間の滞在でした。

 

お手伝いをしてくれる方に掛かった費用を教えてください。(例えば、身内の場合は航空券の費用負担をどうしたのか?など)

滞在時の生活費は私達負担。パスポートや海外旅行保険などの渡航準備は両親負担。航空券は、夫が出張でためたマイルで買えました。

 

お願いしてよかったこと、困ったことを教えてください。

私は、食事の支度や身の回りのことを全てしてもらえて良かったです。
特に、第1子は大好きな祖父母に遊んでもらえて、精神的に満たされとても良い状態でした。

手伝いに来た母は、長いフライト時間と時差、普段と違う生活環境、日本と異なる食材で作る食事など、困ったことも多いようでした。

 

妊娠、出産、産後を通じて必要なものは現地調達で揃いましたか?
日本から調達したものは何ですか?

日本から調達したのは、つわり中に飲みたくなったポカリスエットの粉末、骨盤ベルト、へその緒を入れる箱、産後手続きのための戸籍謄本。

母子手帳は領事館で貰えましたが、今は使っていません。

 

現地出産して、良かったこと、困ったことはありますか?

日本で働いていた頃に比べて、夫の都合がつきやすく、検診や出産、産後など、一緒にいてくれる機会が多かったことが、一番良かったです。プリスクールへの入所が簡単なことも良かったです。当時3歳だった第1子のケアと、出産時の預け場所になり、とても助かりました。

困ったことは、英会話です。妊娠中の出血など緊急時に電話をすると、営業時間外の場合は留守電になり、こちらの連絡先と症状を残しました。

その後、折り返しの連絡が来ましたが、それは、毎回担当外の医師やナースからだったので、私の英語が拙いことを知ってくれている方々ではありません。うまく話が噛み合わないことも多く、その時ばかりは、日本の産婦人科が恋しかったです。

 

これからアメリカで出産される方へのメッセージをお願いします

日本と比べて、私はアメリカでの出産のほうが満足度が高く、好きでした。次があるならどちらを選ぶ?と訊かれたら、アメリカを選びます。

アメリカでの出産が、素晴らしい経験になることを願っています。

 

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