海外で出産しました【インドネシア・ジャカルタ】

 

自己紹介をお願いします

A.M.です。
ジャカルタにきて丸3年になります。

インドネシアのジャカルタで、2017年に第二子を出産しました。

 

妊婦検診~出産まで、簡単に流れ(スケジュール)を教えてください。

最初はシロアム病院で妊娠検査、健診を受けました。
その後、後期にポンドックインダ病院に転院し、出産もポンドックインダ病院でしました。

シロアム病院もポンドックインダ病院も併設するJ-Clinic経由で予約すると日本語通訳がつきます。

J-Clinicの通訳は日中のみで、急な分娩や入院中の夜間は対応できませんので、日常会話レベルの英語またはインドネシア語ができる人は、通訳なしでもいいかもしれません。
日本人に人気の産科医だと、日本語の単語をたくさん知っているので(子宮、胎盤、母乳etc)、なんとかコミュニケーションが取れたりします。

転院した理由には、ジャカルタ特有の渋滞の問題があります。
シロアム病院へ行く道は通勤時間帯の渋滞緩和のために車のナンバー規制
(奇数日は奇数ナンバーの車のみ、偶数日は偶数ナンバーの車のみ通行可というシステム)
が敷かれており、緊急時に車が通れないというリスクを避けたかったからです。

この渋滞問題を理由に、計画分娩を希望する妊婦も多いです。
私も計画分娩を希望し、入院の予約をしていましたが、結局それより早く陣痛が来たため入院、そのまま出産となりました。

夫や家族の立ち会い分娩は可能ですが子どもはNG。
しかし上の子はまだ部屋の外で一人で待つことができない歳なので、部屋の中に入らせてもらい、分娩時にはカーテンで仕切って見せないようにするという対応になりました。

そのため、生まれる瞬間は見せてあげられなかったけど、産声も聞けたし、生まれてすぐに家族全員揃った写真もとってもらえ、特別な時間を過ごすことができました。

 

 


なぜ海外での出産を選ばれたのですか?不安はありましたか?

・上の子が未就園児なので、日本に帰っても預け先に困ること。(インドネシアではすでにプレスクールに通っています)

・家事や赤ちゃんのお世話などでメイドさんに手伝ってもらえるので、日本より楽だと思ったため。

・持病などのリスクや妊娠中の大きなトラブルがなかったため

 

海外と日本で出産に関して違いはありましたか?

毎回の妊婦検診の内容は血圧重と体、腹囲、子宮底長の測定と2Dエコーでした。
血液検査と尿検査は中期に1回行ったのみです。

促進剤による計画分娩は、37週以降なら希望の日いつでも対応できるそうです。

私の場合ちょうどインドネシアの独立記念日が近かったので、その日にする?と言われました。
混みそうなのでやめましたが(笑)、独立記念日ベビーは多いそうです。

入院は基本的に普通分娩だと2泊3日、帝王切開で3泊4日です。

短いものの、入院中はとても快適でした。
まず病室はVIPスイートより少し安い、それでも広いVIPの個室で、家族が寝泊まりできる簡易ベッドや、4人掛けのダイニングテーブルがありました。

食事はウェスタン、インドネシア、アジアン、ジャパニーズなどから毎日選べました。
豪華ではありませんが特にウェスタンやインドネシア料理が美味しかったです。日本食はちょっと残念なレベルです。
3食に加えておやつが2回ありました。

入院中は母子別室で、おむつ替えも沐浴も看護師さんがやってくれたので、母親は授乳だけ。
それも赤ちゃんが泣いたら部屋に連れてきてくれるので、それ以外の間は、ゆっくり休むことができました。

また、母乳マッサージやシャンプーなども、リクエストすればやってくれます。
お祝いディナーはなかったですが、病院からいろんなプレゼントがありました。
(プロカメラマンによるベビーフォト、家族写真、某ブランドのスキンケアセットなど)

無痛分娩は事前予約は不要で、麻酔科医が常駐しているので、その場でお願いすることができます。
ただし、子宮口が4cm以上開かないと麻酔を打てないので、それまでは陣痛に耐える必要があります。

インドネシアは生後6カ月まで完全母乳を推奨しているそうで、退院後の検診でミルクを足していることがわかると怒られました。

 

海外出産してよかったこと、困ったことについて教えてください。

【よかったこと】

夫と上の子、家族みんなで赤ちゃんを迎えることができ、貴重な思い出になりました。
出産前後の大変な時期を夫と協力して乗り越えることができたのも、よかったです。

入院期間は短かったですが、VIPルームで非常に快適でしたし、退院後もメイドさんがフルタイムで家におり、日々の炊事、洗濯、掃除に加え、おむつ替え、沐浴、調乳などを手伝ってもらえたので、産後特に大変だとは思いませんでした。

【困ったこと】

医療面では、やはり日本より何歩も遅れているという印象を受けました。
なので、万が一何かあった時の不安はぬぐえません。

また、夫の会社で現地出産をした前例がなく、出生時の手続きを調べるのに苦労しました。

 

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