海外で妊娠&出産しました【インドネシア・ ジャカルタ】

海外と日本の違いは何かありましたか?

 

①体重チェック ジャカルタは、体重チェックが緩かったです。

体調不良、切迫早産危機、外を歩けない環境が重なり、最終的に、20kg以上太ってしまいましたが、 何も言われませんでした。
先生からは「1ヵ月に2kgまでOK」と言われ、看護師からは「もっと太っても全く問題ない」 と言われました。

たしかに、周りのインドネシア人のご婦人は、皆どっしりしてらっしゃいましたね。
(インドネシアでは「奥さんが太っている=お金持ち」ということで、良しとされている部分もあるので)

 

②尿検査が無い

日本では、妊婦検診の際に必ず尿検査をやると思うのですが、ジャカルタでは、Jakarta Woman and Children Clinic以外、 尿検査は無かったです。先生に言えばやってくれます。

 

③分娩予約不要

日本では考えられないですが、ジャカルタの病院は、予定帝王切開や計画分娩を除いて、予約不要で出産できます。
ただ、分娩予定の先生を予め決めておく必要があるため、分娩予定の病院で検診を受けておくことをお薦めします。

 

④検診・分娩の先生を選んでおく

日本でもそういうシステムがあるのかはわかりませんが(私は、分娩の先生は選ばなかったので
病院・先生によって ジャカルタでは、妊婦検診予約時にしても分娩にしても「担当医は誰ですか?」と必ず聞かれます。

知識や医療技術の差が、 この担当医選びは、ジャカルタ出産において非常に重要です。
全然違う というのも、日本に比べると、先生の医療技術や知識が、個人によって全然違うのです。

『評判の良い病院』に加えて『評判の良い先生』を選ぶことも大きなポイントとなります。

 

⑤お腹が張った時の対処法

日本だと、お腹が張った時は『ウテメリン』という薬を処方されましたが、ジャカルタでは、
『Cal・Mag・Zinc(カルシウム・マグネシウム・亜鉛)』という、市販でも買えるサプリメントを処方されました。

これを飲んでいたおかげか、妊娠中にお腹が張って気になることは滅多になかったです。

 

日本から調達したものは何ですか?

 

2人目出産だったため、1人目の時に使っていた物のお古を使っていたこともありますが…
”より便利な物を安く”という考えであれば、日本で調達することになりますが、 妊娠・出産・産後を通して、必要な物は大体ジャカルタで揃います。

どこのモールにも『Mother’s Care』という、イギリス発のお店があり、そこに、 マタニティ用品や抱っこ紐、ベビーカー等も売っています。『Pigeon』も、割とどこのモールでも見かけますし、『Combi』の商品が買える所もあります。
また、『IKEA』もありますので、ベビーベッド等の大型家具や、小物も買えます。

欲しい物をゲット出来るかはわかりませんが、マザーズクラブ等で定期的に開催されているバザーに行ってみるもの手です。

 

覚えている中で「これはインドネシアでは手に入らなさそうだから、日本から持ってきた方が良い」という物は、

 

・骨盤矯正ベルト(トコちゃんベルト等)

・マタニティブラ・ショーツ
→Mother’s Careで売られている物は、少し大きめなイメージです。探せばあるかもしれませんが。

・キューブタイプの粉ミルク
→粉ミルク自体は、森永の『チルミル』が売っています。ミルクアレルギーの子用に、大豆由来のチルミルも売っています。外出時はキューブタイプの方が楽なので、あると便利です。

・離乳食や、お子様用のカレールー等。赤ちゃん用おやつ
→売ってはいますが、種類が多くない上に高いです。キューピーも売っていますが、日本の3倍くらいの値段です。
レトルトパウチタイプなら嵩張らないので、日本から沢山持って来れます。

・子供用歯ブラシ
→インドネシアに売っている歯ブラシは、大人用も子供用も、大きい物が多いです。
PigeonやCombiの歯ブラシも買うことは出来ますが、値段が高いので、1ヵ月に1回の頻度で買い替えたりするならば、日本で沢山買って、持ってきた方がおススメです。

・軽くて機能的なベビーカー
→インドネシアで売っている、新生児から使えるベビーカーは、マクラーレン等の、ごつい作りの物が多いです。
もし「日本でも使う可能性が高いから、ごついベビーカーよりも、片手で畳める且つ新生児からもOK」

(『Combi』や『Apurika』で売っているような)をお探しであれば、日本で買った方が良いです。
私は、『Combi』の、めちゃ軽ハンディというベビーカーを、モールだけでなく、公園や動物園等でも使っていますが、意外と大丈夫です。

 

現地出産して、良かったことはありますか?

・上の子や旦那の生活リズムをほとんど変えることなく、妊娠・出産が出来たこと。

・旦那が立ち合い出産出来、新生児期からも育児に参加出来たこと。

・駐在のスケジュールに左右されず、自分が「子供が欲しい」と思ったタイミングで妊娠・出産を計画できたこと。

・ジャカルタの医療、語学等、多方面に渡り学ぶことが出来、とても良い経験になった。

 

現地出産して、困ったことはありますか?

 

・実は、旦那の会社はジャカルタでの出産を快く思っておらず、依然、多くの人が「ジャカルタ出産を警戒している」 と知り、その点は申し訳なかった。

・産後、一度退院したものの、新生児黄疸のために再入院することになった。
ポンドックインダー病院は、産婦人科に関しては、医師も看護師も「外国人に慣れている」という印象だったが、 小児科はそういうわけでもなく、医師は英語が通じるものの、看護師とはインドネシア語のみの会話。

ある程度インドネシア語を話せるようになっていたから良かったものの、語学に自信が無い場合は焦るかもしれない。
入院中も、症状等の医療用語を、英語・インドネシア語共にネットで調べて勉強する羽目になったのが大変だった。

・産後、義母が応援に来てくれたが、慣れないジャカルタ生活で体調を崩してしまい、予定より1週間早く日本に帰国してしまった。
ジャカルタは、発展途上国での生活に慣れていない人が来ると体調を崩してしまう可能性が多いにあることを 考慮すべきだった。

 

これからジャカルタで出産される方へ

 

ジャカルタでの出産は、「今の生活をほとんど変えることなく出産出来る。」というメリットがあります。
一方、発展途上国故に「医療面の不安」という大きなデメリットもあります。

ご自身やご家族の都合を、メリット・デメリットに照らし合わせ、熟考した上で、 日本出産かジャカルタ出産か決めた方が良いと思います。

また、緊急で日本に帰る場合もあると思うので、可能であれば、日本でも分娩予約だけは取っておいた方が 良いかもしれません。

情報としては、約2年前のものなので(一部更新)古くはなっていますが、 ブログを書いていましたので、ジャカルタ出産の参考にして頂ければ幸いです。

http://jakartaizm.hatenablog.com/

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