インターに実際に通わせてみて、よかったことは何ですか?
まず結論から言うと、行かせてみて本当によかったと思っています。
まず、世界にはいろんな人がいる、ということを実体験できたこと。
日本人とインド人が多い学校でしたが、オーストラリア人、マレーシア人、フィリピン人など、いろんな国のお友達ができました。(とはいえ本当に仲良しだったのは日本人)
インド人のゴージャスなお誕生日会に招かれたり、
「〇〇ちゃんは、ピアスしてるんだよ」なんてこともあったり、
各国の文化を紹介するような行事があったり、
「なんでも同じが当たり前」ではない世界を体験させてあげることができました。
じゃあそれが人生においてどう役立つの?って言われるとちょっと困りますが、
「多様性を認められる」っていうことは、考え方のベースとして、これからは特に必要なのかなって思います。
日本に住んでいる、そして日本に来る外国人の数は増え続けているし、日本人の中でもLGBT(性的マイノリティー)のことがずいぶんクローズアップされるようになりました。
インターでの経験を通して、自分とは違うものを当たり前に受け入れる、ということを、頭で理解するのではなく、肌感覚でわかる、という体験ができたのではないかと思います。
そして、もうひとつ、親目線で正直に言うと、楽でした。 特に、
・お弁当を作らなくてよかったこと
・帰ってくる時間が遅めだったこと
・何事もきっちりしすぎていないこと
あたりでしょうか。
★詳しくはコチラ → 行かせてみて良かったと思うこと
期待や予想と違っていたことはありましたか?その他、大変だったことがあれば教えてください。
一つは、今となっては、微笑ましいエピソードなのですが、入学前に何度も体調を崩しました。「さあ、明日から」というところで熱を出す、を3回繰り返したのです。
でも、いざ通い始めたら、1日目からかなり楽しかったようで、そこから3年間、娘はインタナショナルスクールライフを満喫したのでした。
詳しくはこちら→ なかなか学校に行けなかったわけとは
英語学習においての苦労や収穫について、教えてください。
うちの娘の場合は、いろいろなラッキーな条件が重なったおかげもあり、
英語ができるようになった上に、いろんな英語があることもわかったのが収穫と思っています。
「そこが目的ではない」と思いつつも、帰国後、小学4年生で英検2級に合格しました。
そして、いろんな訛りの英語を聞いているので、私たち以上に、いろんな英語のリスニング力がついていると思います。
タクシーの運転手が言ってることが分かったのは娘だけ、なんてこともありました。
オーストラリア人の校長先生だった時期もあったので、「エイ」が「アイ」になるのも、私もだいぶ慣れました。
日本で習っている英語はアメリカ英語ですが、シンガポールは基本イギリス英語です(シングリッシュもあるけど書き言葉はイギリス式)。
これからの時代、「いろんな英語がわかる」というのも強みかな、と思います。
さて、最初に「いろんな条件が重なり」と書きましたが、それが「年齢」と「日本語クラス」です。
娘は、日本の学年では年中の2学期から、シンガポールでは年長の1学期に入った、というような形になりました。
シンガポールのインターでも、ちょうど読み書きがスタートするような時期で、入ってすぐに、毎日単語を覚えてくるような宿題があったりしました。
あまり小さいうちにインターに入ったとしても、読み書きをしないと言葉は定着しにくいです。逆に大きくなってからだと、周りはすでに読み書きできる状態なので、追いつくのが大変かもしれません。
そういう意味で、ちょうどよい時期だったというのがとてもラッキーでした。
また、そこであまりにも英語が定着しすぎてしまうと、帰国してから日本語に苦労することもあると思います。
が、娘が行っていたイートンハウスには日本語クラスがあり、確か週に4回、1時間ずつ日本人の先生から日本語の授業を受けることができました。
漢字も日本と同じようにやっていたので、2年生の2学期途中に帰国しましたが、
娘の場合は全く問題なく、すんなり入っていけたのもラッキーでした。
★詳しくはコチラ→ 英語力、本当のところどうなの?
幼稚園・学校選びについて、お子さまとはどのような相談をされましたか?
また、通われたお子さまの感想はいかがですか?
シンガポールで3年間過ごし、本帰国後しばらく経ってから、娘本人にインタビューしました。
★詳しくはコチラ→ 娘本人へのインタビュー(インター生活を振り返って)
これから海外で幼稚園・学校選びをされる方へメッセージをお願いします。
「せっかくだから、インターに!」あるいは「自分の英語力が・・・」など、いろいろ迷う点があるかと思います。
ひとつ大事なことは、お子さんそれぞれの性格を見極めることかな、と思います。
それとともに、海外では幼稚園や学校を変えることが、日本に比べると柔軟です。
「ダメだったら別のところに変える」という気楽な気持ちを持つことも大事だと思います。
インターや英語圏の現地校の学習をサポートするオンライン家庭教師、日本語学習をサポートするオンラインサービスなどもあります。
スポットコーチングセッションでは、ワークシートを使って多角的な視点から決断のお手伝いをしております。ご家族みなさまにとって、納得のいく決断ができますように!
ご協力、どうもありがとうございました!