上海での駐在妻生活。夢中で楽しんだ中国語学習と異文化体験で得た、新たな人生観とは

駐在妻生活の体験談

大学時代に学んだ中国語をもう一度しっかり学びたい!と上海で大学付属の語学学校に通い、帰国後に自分らしい働き方を目指しているMさんへのインタビューです。

自己紹介をお願いします

Mです。夫の駐在に帯同で中国・上海に2016年から1年半ほど滞在していました。帯同前は、物流系の会社で新卒から5年ほど働き、結婚・上海帯同に伴い退社しました。

帰国した現在はパートタイムで働きながら、育児と家事の合間に資格取得に向けて勉強しています。帯同中は「自分らしく現地の生活を楽しむ」をモットーに、大学時代に学んでいた中国語を学び直すため、大学付属の語学学校に1年ほど通学しました。

 

なぜ中国語の語学学校に通おうと思ったのですか?

もともと大学時代から中国語を勉強し、短期留学も経験していました。当時は経済的な理由で長期留学はできず、語学が中途半端な状態で大学を卒業しました。その後、社会人になってからも継続して月に2回、中国語を習っていましたが、停滞感を感じていました。

そんなときに、夫の海外赴任に帯同することになり、この機会に中国語を学び直したいと思いました。また、帰国後には中国語を活かせる仕事をしたいという思いもありました。

マンツーマンの教室ではなく、大学付属の語学学校を選んだ理由は3つあります。

1つ目は、中国語学習が初心者ではなかったこと。
2つ目は、「毎日決まった時間に通う」ことが、自分を追い込み、語学力を伸ばせるのではないかと思ったこと。
3つ目は、たくさんの外国人のクラスメイトと学び合うことで刺激を受けたいと思ったことです。

結果として、3セメスター(1セメスターは4カ月強)通いました。

 

語学学校に通う生活が始まってから、どんな努力・取り組みをされましたか?

語学学校への通学は、夫の協力もありスムーズに実現しました。私が通い始めた頃はセメスターの途中入学で、授業が半分終了していたところでした。そのため、クラスの人間関係が出来上がっていました。その上、クラスメイトのほとんどは英語が達者でしたが、私は英語が全く話せませんでした。

しかし、同じタイミングで入学した日本人の方がフォローしてくれたり、クラスメイトも私が英語が苦手なことに気付いて中国語で話してくれたりと気遣ってくれました。

私も簡単な英語と中国語で積極的に会話に参加し、とにかくクラスメイトと交わるようにしました。日常生活でも中国語を使うように意識して過ごしました。

授業についても、最初は先生の話す速度についていくのに必死でした。教科書で分からない単語が出てきたら、すぐに電子辞書を使って調べました。また、(電子辞書の)音声によって耳を慣らすようにしたことで、次第に授業の内容についていけるようになりました。

 

語学学校に通ってみての心境は?どのような経験が得られましたか?

授業は月曜日~金曜日の午前か午後の半日で、その他にも宿題や1セメスターに2回のテストがあり、毎日が忙しかったです。
周りの同世代駐在妻の友人を見渡すと、多くの友人は、日常を習い事やランチ、お茶などをして過ごしていました。

私自身も多少は習い事やランチを楽しみつつも、そのような誘惑に負けずに学校へ通っていました。時に、「私はどうしてそこまでして学校へ通っているんだろう?」なんて思ったこともありましたし、友人に「そこまでして学校へ行って何が楽しいの?中国語を習得してなんの意味があるの?」など理解してもらえないこともありました。

しかし、性別や年齢や経歴もバラバラで様々な国のクラスメイトに出会えて、一緒に飲み会をしたりご飯を食べたりと、なかなかできない体験ができたのではないかと思います。
そのうちの1人のスペイン人の友人とは、現在も時折連絡をとっています。結婚して実家のスペインに帰ってしまい、なかなか会えませんが、上海で出会えた大切な友人の1人です。彼らと交流した中で印象深かったのは、日本と国交がない国へ旅行に行ったクラスメイトの話です。話してくれる街の様子や見せてくれる写真がすごく新鮮で驚きを隠せませんでした。日本とは国交がない国であることを話すと、彼女はとても驚いた様子でした。

そのような交流を通して、世界の国々の情勢を知れたり、日本に対しての印象を聞けたりと、日本人同士で過ごすだけでは気づかないことを知ることができ、とても視野が広がったと感じています。

通学して半年ほどで、目標としていた中国語検定(HSK)5級を取得できたのもうれしかったです。大学当時、留学している人でないと取れないと思っていた憧れの級だったので、自分もそこまで語学力が伸びたと感じ、達成感を得られました。

また、学校では語学だけでなく、中国の風習や習慣、国内での流行ものについても、授業の会話の中で教えてもらいました。
実際に生活しているとは言え、生の中国の情報を得られるのはとても貴重で、興味深く面白かったです。

さらに、半年ほどでしたが現地に住んでいる日中ハーフの兄弟に日本語や歴史、日本の文化について教える機会を得ることができました。「中国と日本の文化の違い」を受け止め、「日本の文化や風習を教える」ことは、私も改めて日本の文化・風習を知ることができるよい機会になりました。

 

語学学校と家事など生活面の両立について、家族で協力したことはありますか?

夫は始めから協力的で、むしろ語学学校への通学を勧めてきました。夫は学生時代に中国への留学経験があり、私よりも語学が堪能だったので、宿題のわからないところを教えてくれたり、問題を出してくれたりと勉強しやすい環境を作ってくれました。午前の授業に行きやすいように家事を手伝ってくれたこともありました。

また、クラス会など夜の外出にも快く行かせてくれて(むしろ交流のために行くことを勧めてくれて)とてもありがたかったです。

続きを読む
1 / 2

Pick Up記事

関連記事一覧