駐在妻のモヤモヤ解決ポイント②帯同生活もキャリアの一部と考えて行動しよう！

5. 自分でサークルを作る、教室を開く

同じ趣味や思いをもつメンバーでサークルを作ったり、自分の特技や資格を活かして教室を開くという選択肢があります。海外生活で気づいた思いを誰かと分かち合いたい、日本や滞在国のよいところを広めたい、自分の趣味や特技を教えたいという方におすすめです。

大きなことに感じるかもしれませんが、友人に自分の得意なことを教えたり、同じ興味を持つメンバーを募って小さな活動から始めてみませんか。

運営メンバー　越谷佳代

アメリカで子どもの勉強サークルを作りました。お互いの子どもを交換して自分の得意分野を教えました。私は週3日教えていたので、息子は週に3人のお母さん方に教えてもらいました。
補習校の宿題のひらがなや数を教えてもらったり、絵本を読んでもらったりと、とても効果的でした。

【注意】 報酬の受け取りが発生する場合は、ご主人の会社の規定、およびご自身のビザや納税のルールをよく調べたうえで活動するようにしてください。

6. 大学で学ぶ（文化・ビジネス・MBA）

自分の興味がある分野について、海外の大学で学んでみたいと思ったことはありませんか？より深い知識を身につけることができ、今後のキャリアの幅も広がるでしょう。

【現地の大学で学ぶメリット】

• 日本では得られないその国ならではの知識や考え方を学ぶことができる
• 現地の勉強スタイル、授業の進め方を知ることができる
• 現地の学生や、様々な国の学生とディスカッションや意見交換をする機会が得られる

【どうやって大学を探すか】
まずは、学ぶ目的、学びたい内容、予算、手続き・準備期間などを考えましょう。住んでいる国・地域によって、大学の種類、費用、手続きは様々です。
そして、住んでいる地域の大学のサイトなどを調べてみましょう。例えば、アメリカの場合は、コミュニティカレッジ（公立の二年制大学）、四年制大学、大学院などがあります。

また、オンラインで大学の授業を提供するサイトもあります。有名な海外の大学や、日本の大学の授業を受講できたり、通学せずに自分のペースで学ぶことができるのがメリットです。

アメリカ　Mさん

渡米と同時期に、オンラインで学べる日本の大学院に入学し、MBAの学位を取得しました。ビジネスに関する様々な理論や分析手法などを知り、理解が深まりました。帰国後は、大学院で得た学びを活かして再就職したいです。

体験談：アメリカでの駐在妻生活中に子育てしながらMBAを取得。その秘訣とは？

アメリカ　N.S.さん

コミュニティカレッジで夜間クラスを受講しました（修了科目：キャリアプランニング）。教え方も学び方も日本で経験したものとは異なる点が多く、その違いを知ること自体がわくわくする経験になりました。

体験談：少し大変だけど得られるものも大きい！？　現地で語学以外のテーマを学ぶ

7. 資格を取得する

今まで興味があったけれど取り組めなかった、あるいは海外生活の中で興味を持った資格の取得にチャレンジしてみませんか。

【資格を取得するメリット】

• キャリアアップにつながり、就職の際に有利になる
• 資格の勉強を通じて情報・知識を得ることができる

シンガポール　Nさん

日本で取得したリトミック講師の資格にプラスになるような資格を取りたいと、現地でリズム体操講師の資格を取得しました。帰国後に生かせる資格を取得できたことはとてもよかったと思っています。海外での過ごし方として、自分のスキルアップに時間とお金を費やすのはとても有意義だと思います。

体験談：帰国後のキャリアのために今できることを－リズム体操講師の資格取得にチャレンジ！

台湾　A.O.さん

思い切ってキャリアチェンジのチャンスにしよう、転勤族の妻がいつでもどこでも働けるように資格を取ろうと思い、以前から興味のあったキャリア分野のCDA（キャリア・ディベロップメント・アドバイザー）という資格を取得しました。再就職に向けて自分の興味のある分野や仕事が明確になり、その道筋をつけることができました。

体験談：どうせ辞めるならキャリアチェンジ！私が海外生活中に資格を取ったワケ

運営メンバー　越谷佳代

帯同生活中にモヤモヤする気持ちがあったら、モヤモヤを大切にしましょう！とことん向き合うことで、そこから生まれてくる気持ち・原因がわかるでしょう。そして、履歴書に書けるかだけで活動を決めないこと。あなた自身のそれまでの価値観で世界を狭めるのはもったいないことです。楽しんでやりたいことをして過ごすことで、散在してるように思われた点と点がつながっていき、人生のキャリアへとつながっていくはずです！

いかがでしたか？
「働く」以外にも、キャリアのためにできることは、たくさんあります。あなたが帯同生活中にやりたいことは何ですか。帯同生活をキャリアの一部と考えて、やりたいこと・興味があることにチャレンジしてみませんか。皆さんの海外での生活、人生がより豊かなものになりますように！