フランス・パリの生活情報

2024年2月 日々のお買い物、病院、おすすめアプリなどについてN.H.さんからの情報を追記しました。

新型コロナウイルスの影響により、表記されている店舗やサービス情報に変更があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

情報収集の方法は?

日本語フリーペーパー

名称掲載内容・おすすめポイント
OVNI物件、求人、レッスン、旬のフランスに関する情報、日仏の時事ニュース、旬の食材を使ったレシピが掲載されています。

おすすめウェブサイト・ブログ

名称掲載内容・おすすめポイント
MixB物件、求人、レッスン、イベント、中古品の売買に関する情報が掲載されています。このサイトは求人情報が頻繁に更新されます。
jimomo Parisパリに住む日本人のための生活情報サイト。習いごとや物件情報の閲覧、掲示板でのやりとりなどができます。
パリ掲示板物件、求人、レッスン、イベント、中古品の売買に関する情報が掲載されています。
SORTIR A PARISパリの最新ニュースからイベント情報、週末のオススメお出かけスポットまで多くの情報が掲載されています。パリでは常に様々なイベントが開催されているため、こちらのサイトをチェックすると便利です。
在フランス日本国大使館領事館での手続き、生活情報、安全情報などが閲覧できます。在留届を提出すると、大使館からストライキ情報などをタイムリーにメールでお知らせしてくれます。在留届はオンラインで提出できます。

生活に必要な語学力は?

N.H.さん

フランス語は以下のような場面で必要です。
・アパートのガーディアン(管理人)さんとのやりとり
・近所の人との会話
・現地校(保育園、幼稚園、小学校など)の先生とのコミュニケーション
・役所での各種申請
・子どもの習いごとやホリデー期間のスクールに通わせる際の手続き
・トラブルがあった時の対応、など

Sさん

日常生活で使うのは、ほぼフランス語です。パリの中心の観光地では英語も通用すると思いますが、基本的にはフランス語を使用します。

N.H.さん

観光地周辺のレストランやカフェ、ブランドショップ、デパートなどは英語が通じることが多いです。また、英語が通じる病院をアプリで探すことができます。

日本語対応可能な、日本人向けサービスは充実していると感じます。例えば以下のようなものがあります。
・日本人学校や幼稚園
・日本人向けのナーサリー
・日本人のベビーシッター
・日本語で行われる子ども向けの習いごと(塾、バレエ、サッカーなど)
・パリ在住の日本人の方がボランティアで開催しているお茶会
・日本人向けに行われている料理教室やワイン教室などの習いごと
・日本食レストラン、など

主な交通手段や、気をつけることは?

よく使う交通手段気をつけていること
メトロスリが多いので、ドアの近くでスマートフォンを使わないなど、警戒して乗車しています。また、エスカレーターやエレベーターがない駅が多いため、ベビーカーや大きい荷物を持っていると階段での上り下りが大変です。周りの人に声をかければ手伝ってくれることが多いです。
バスメトロ同様、スリが多いので警戒が必要です。
電車 (RER)パリ郊外に行くときに利用します。料金が区間によって異なる上、乗り越し精算ができないため、切符を買うときに注意が必要です。
Uber雨が降っている時はつかまりにくくなります。
自転車自転車専用ゾーンが充実しているので走りやすいです。ヘルメットはもちろん、暗い時間帯は反射ベストを着用しています。駐輪時はチェーンで施錠しています。
N.H.さん

メトロを利用する際、私はNavigoEazyという交通カードを使って乗車していますが、通勤通学で使う場合はNavigoという定期券を購入して乗車します。
子どもの運賃は4歳から必要で、大人の半額ですが、パリ市内やパリ近郊在住の4歳〜11歳を対象としたImagine R Junoirを申請すれば1年間24ユーロでメトロ・バスが乗り放題になるのでお得です。

治安は?

Sさん

街中では治安が悪い雰囲気はありませんが、「カバンは体の前の方に持つ、チャック付きのカバンを使用し開けっ放しにしない、手元にスマートフォンを持ったままにしない、服のポケットには物を入れない、路上にあるATMはなるべく使わない、お金を下ろした時は周囲に人がいないか確認する」などに気を付けています。

N.H.さん

スリがとても多いです。特にメトロやバスの乗車中、観光地、イベント会場など人が多く集まる場所では、細心の注意を払っています。普段から貴重品は絶対にポケットには入れない、スマートフォンにチェーンをつけておく(紐を切られることもあると聞きますが、何もしないよりはいいかなと思っています)、現金はなるべく持ち歩かないようにしています。
また、頻繁に起こるデモやストライキに関しても注意が必要です。大使館から送られてくるメールをチェックし、被害に遭わないように気を付けています。

飲料水はどうしてる?

Sさん

水道水は飲めないことはないですが、基本的にはミネラルウォーターを購入します。また、浄水ポットを使用する家庭もあります。水道水をケトルで沸かすと、カルキがたまってきてしまうのでお酢と共に沸かして掃除をします。

N.H.さん

水道水は飲むことができます。レストランでも無料でピッチャーに入った水道水(フランス語でCarafe d’eau(カラフド))を頼むことができます。また、公園などには無料で冷たい炭酸水やミネラルウォーターを汲める場所もあります。
家では飲用にミネラルウォーターを使用し、料理には水道水を使用しています。

公園に設置されている給水所。水と炭酸水が選べる。

日々の買い物はどんなところでしてる?

【店舗種別】

1 : 日系スーパー、アジア系スーパー

2 : ローカルスーパー

3 : ネットスーパー

4 : 市場(常設市場、ファーマーズマーケットなど)

5 : ドラッグストア

6 : ホームセンター

7 : 価格均一ショップ

8 : ショッピングモール

9 : 家具店・家電店

10 : その他(専門店など)

店舗種別店名売られているものやおすすめポイント
1K MART韓国系のスーパー。韓国食材、日本食材が手に入ります。豚ひき肉や鶏もも肉、牛の薄切り肉が購入できます。
1京子食品日本の食材店。年に4回、全品20%オフセールをやっています。日本の野菜も買えます。
1Tang Frères (タンフレール)中華系のスーパー。中国・韓国・日本食材が手に入ります。オクラ、山芋や里芋、とうもろこしなどの野菜が充実していて安いので、行くときは大きなバッグを持参しています。
1Kanae (カナエ)15区にある日本食材店。日本食材が充実していて、ふりかけや調味料などの種類が豊富です。
2,3Monoprix (モノプリ) 大型店からコンビニタイプまであるフランスのスーパー。パリのあちこちに店舗があります。食料品から生活雑貨、かわいい子ども服、一時帰国時のお土産もこちらで買えます。普段は少し高めですが、セールをしていることが多いのでセール品を買うとお得です。水などの重いものはネットスーパーを利用しています。
2Auchan (オーシャン) 食料品や生活用品が売られているフランスのスーパー。リーズナブルでプライベートブランド商品が多いです。
4マルシェパリにはいたるところにマルシェ(市場)があります。マルシェによって特徴は異なりますが、新鮮な野菜や果物、魚や肉、ハムやチーズなどが売られており、地元の人で賑わっています。クレジットカードが使えるお店がほとんどですが、現金でしか支払えないお店もあります。
2COSTCO (コストコ)牛肉や鶏肉の骨なしもも肉が手に入り、安くておいしいと聞きます。
10Picard (ピカール)パリ市内だけでも100店舗以上ある冷凍商品の専門店。おすすめは冷凍の魚介類です。鯖や鰹、サーモンのタルタルをよく購入します。
N.H.さん

パリには他にもIntermarché (インターマルシェ) 、Carrefour (カルフール)、SuperU (スーパーウー)LiDL (リドル)などのスーパーマーケットや、Biocoop (ビオクープ)Bio c’Bon (ビオセボン)などのビオショップ (オーガニック食品専門店)がたくさんあるのでお気に入りを見つけるのも楽しいです。
大きなスーパーには入り口に警備員がいることが多いです。また、万引き防止のため、店舗によっては大きなかばんは入り口で預ける場合もあります。
野菜はほとんどのお店で量り売りです。

現地品で代替できるものは?

N.H.さん

ほとんどのものは現地のもので代替できると思います。食品用ラップはカルフールで売っているものが使いやすくておすすめです。

中古品を購入できる店舗、ウェブサイト、コミュニティは?

名称おすすめポイントやコメント
jimomo Paris掲示板で売買、譲渡のやりとりができます。
MixB日用品、洋服、家具、食品など、なんでもあります。
Le bon coinローカルの売買アプリ。フランス語でのやりとりが多いです。家や車などもあり、扱う品物の幅が広いです。
LINEグループ「在仏日本人売ります/買います/譲ります/探してます」招待制のLINEグループ。LINEグループのノートに投稿し、取引を行います。

日本から持って行った方がよいものベスト3は?

Sさん

1. 食品用ラップ
現地の食品用ラップのカッターはとても切れにくいので、食品用ラップカッターを持参するのも良いと思います。

2. 文房具
クリアファイル、油性ペン、カラーペン、ボールペン、レターセットなど

3. 海藻、だし

N.H.さん

1. お気に入りの調味料
一般的な調味料は手に入りますが、お気に入りの調味料があれば持って行ったほうが良いと思います。私の場合は、だしや梅干しは日本から持参したものを使っています。

2. フェイスシートマスク
パリは空気が乾燥しています。私は毎日シートパックをしたいのですが、パリにはリーズナブルで効果の高いシートマスクがないため、日本から大容量のものを持参しています。

3. 価格均一ショップで売っている商品
特に紙製品が高いので一時帰国のたびに折り紙やノート類、封筒などを価格均一ショップで購入しています。

もしも病気になったら・・・?

日本語が通じる病院

名称診療科目・おすすめポイント
American Hospital of Paris総合内科(日本セクション)では日本人医師に診てもらうことができます。その他の科や診療時間でも日本人通訳をつけてもらえます。
Dr. Patrick DOUIEB (ドゥイエブ医師)フランス語、英語、日本語での対応が可能な小児科の医師。
先生の名前で検索すると、複数のウェブサイトで住所や連絡先などが確認できます。
CABINET DENTAIRE小児歯科。日本人通訳がついてくれます。

日本語は通じないが日本人が利用する病院

名称診療科目・おすすめポイント
Hopital Necker24時間体制の小児救急病院。予約はせず直接受付に行きます。受付の人はフランス語しか話せない人もいますが、医師・看護師は英語が話せる人がほとんどです。
N.H.さん

我が家では小児検診、眼科は近所の英語が通じる医師に診てもらっています。
在フランス日本国大使館のWebサイトの医療情報ページに日本語の通じる病院・医師が掲載されています。また、病院によってはDoctolib(ドクトリブ)というアプリで検索・予約ができるところがあります。

おすすめのアプリは?

1 : 交通系

2 : デリバリー系

3 : その他

種別アプリ名アプリの説明・特徴
1Citymapper交通機関を検索するアプリ。ストライキや予定されている工事だけでなく、突発的な事故や機材トラブルなどによる遅延や運行見合わせの情報がGoogle Mapsよりも早く反映されます。バスやメトロの時刻も正確です。
1IDF MobilitesNavigoをチャージできるアプリ。駅でチャージする必要がないので便利です。
1Bonjour RATPパリ近郊の交通アプリ。ストライキなどの情報が確認できます。
1Uberタクシー配車アプリ。
1G7 Taxisタクシー配車アプリ。
2Uber Eatsフードデリバリーアプリ。
3WhatsApp海外版のLINEのようなメッセージアプリ。
3Airbnb民泊施設の検索・予約アプリ。フランスはバカンスが多く長いので、旅行先での宿泊はホテルではなくAirbnbを使うこともあります。
3DeepL翻訳アプリ。フランス語⇆日本語翻訳をする際に利用しています。
3Doctolib病院の予約アプリ。希望の科、場所、日時などを入力すると予約ができる病院が表示されます。希望の病院を選択し、そのままオンラインで予約することができます。
3Vivinoワインアプリ。ワインのラベルを撮影するとワインを識別し口コミ評価を表示してくれます。ワイン選びで困った時に利用しています。

フランス・パリのおすすめは?

Sさん

週の固定曜日に市場 (マルシェ) が出ます。マルシェの野菜や果物は新鮮でおいしいです。大きなマルシェでは、日用品や洋服も見つけることができます。お店の人との交流も魅力です。

N.H.さん

・パリで好きな場所「マレ地区」
魅力的なお店がそろっているマレ地区。おしゃれな人も多く、歩いているだけで楽しい街です。ショッピングだけではなくピカソ美術館や狩猟自然博物館など家族で楽しめるところもあります。

・パリでおすすめの蚤の市「ヴァンヴの蚤の市」
土曜日と日曜日の午前中に14区で開かれている蚤の市。庶民的な地区にあり治安も比較的よく、そこまで混雑していないため、じっくりと見ることができます。フランスらしい食器や雑貨、家具などもあり、見ているだけでも楽しいです。

日本と違って困ったことは?

Sさん

日本のようなサービスのスピード感はありません。例えば、スーパーのレジの人が同僚とお喋りしながらレジ打ちをしたり、健康保険証の申請から手に入れるまで1年以上かかることもあります。また郵便事情が不安定で、投函した手紙が自宅に戻ることが数回あったり、紛失したこともあります。
解決策としては、何か問題があったら我慢せずに言ってみること、そして日本のルールをフランスに持ち込まないことです。

N.H.さん

「パリは遊びに行くところで住むところではない」と聞いていたとおり、住んでみたら大変なことが多いのは確かです。

・役所の手続きや業者のサービスがいい加減
パリの役所や各種手続きなどはいい加減で、時間がかかったり、担当者によって言っていることが違ったりすると事前に聞いていましたが、私もフランスの滞在許可証を受け取るまでに約10カ月かかりました。また、パリに引っ越して家のWiFiが繋がるまでに約5カ月かかりました。電話会社にWiFi取り付けの工事の予約を何度もドタキャンされたためです。
古いアパートも多いので、住居によっては水やお湯が出なくなったのを直すのに時間がかかったという話もよく聞きます。辛抱強く待っていても時間ばかりが過ぎてしまうので、遅いと思ったら直接押しかけたり何度もしつこく問い合わせたりするなど、自ら主張することが大事です。
手続きに時間がかかったり、うまくいかないことがあっても、イライラせずにこれも人生経験の一つだと思うようにしています。

・子どもの学校の休みが多い
フランスでは、2カ月間の夏休み以外に、秋休み、クリスマス休暇、冬休み、春休みと年4回の休暇期間があり、それぞれ2週間あります。6週間学校に行くごとに2週間の休みが入ります。その休暇の間、子どもたちをどうするのかが悩みの種でした。1年間、試行錯誤した結果、今は現地のホリデーキャンプや学童に通わせて過ごしています。

・ストライキやデモが多い
フランスはストライキやデモが多いことが有名で、交通機関が止まることもしばしば。2023年の3月には年金制度改革に反対するストライキが起こり、その影響でパリの街には未回収のゴミが溢れた時期がありました。普段からきれいとは言えないパリの道路ですが、この時は歩道に回収されないゴミが山積みになり悪臭を放っており、衛生面に不安を感じました。
大使館から送られてくるメールをチェックし、デモが行われる場所には近づかないなど被害に遭わないように気をつけて行動しています。

フランス・パリのここが好き♪

Sさん

おいしいものがたくさんあります。チーズ、ワイン、果物がとても安く、パンがおいしいです。
美術館がたくさんありますが、町中にもアートが溢れています。
また、人それぞれが自分らしく暮らせます。

N.H.さん

パリは世界中の多くの人が恋する街というだけあって魅力的なところがたくさんあります!

・かわいいものに溢れている
私はショッピングが大好きなので、ファッションやインテリアのショップ・蚤の市などでは誘惑がたくさん。店の看板やカフェやレストランの内装、お菓子のパッケージ、ワインのラベルなどもおしゃれでかわいいものが多く、日々の生活の中で幸せを感じることができます。

・イベントが多くて飽きない
パリには多くの美術館や観光名所があり、パリに住んでからバレエやコンサート、美術館に行く機会が増えました。常にイベントが行われているので飽きることがありません。夏至に行われる「音楽の日」では、誰でも無料で音楽を楽しめるイベントがあちらこちらで開催され、「文化遺産の日」には普段は立ち入れない文化施設が無料開放されます。その他にも、スポーツイベントなどが頻繁に行われているので、いろいろなイベントに家族や友人と参加して楽しんでいます。

・食材が豊富
パン、バター、チーズ、ワイン、果物が本当においしい!!スーパーのワインコーナー、乳製品コーナーだけでもどれにしようか迷ってしまうくらい種類が豊富です。こういう食文化が身近にあるのはうれしいです。

・フランス料理だけでなく、和食やアジア料理のレストランがたくさんある
パリはいろいろな国の人が住んでいるので、アジア系の食材を入手するのも苦労せず、また、多くのおいしい日本食レストラン、韓国料理店や中華料理店があり、外食に困ることはありません。

運営メンバーN

駐在ファミリーカフェでは、ヨーロッパ各地の生活情報や子育て教育関連の情報も掲載しています。ぜひご覧ください!

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