本帰国後に再就職と教室運営!いつでもどこでもいくつになってもできる仕事を選ぶ〈後編〉

帰国後(キャリア体験談)

約1年間のイギリス帯同生活を経て、本帰国をされている加奈子さん。現在は、人材派遣会社で営業アシスタントとして働きつつ、週末はオンラインお菓子教室を開催されています。駐在妻になる前とは異なる道を歩み始めるまでのイギリス生活のこと、そして帰国後のことをお聞きしました。
前編・後編に分けてお伝えします。

前編はこちらの記事をご覧ください。

後編は人材派遣会社での就労につながるお話をお伺いします。

まずは現在の仕事内容を教えてください。

今は人材派遣会社で、働く人たちのキャリア相談を受ける営業アシスタントをしています。顧客対応(外勤含む)ありの時短勤務です。週2回程度は在宅勤務です。
帰国後1カ月で再就職が決まり、今年の6月で働いて1年が経ちました。

帰国後の就職に向けてどんな取り組みをされましたか?

人材業界は未経験のため、イギリスにいる間はKindleで本を読んだり日経のアプリを使って業界研究をしていました。結果的に、未経験ということで面接ではそのことについてまったく聞かれなかったのですが(笑)、大枠でも今業界でこんなことが起きているという市場感を掴めたことは役に立ったと思っています。

就職活動は、本帰国が決まってからイギリスにいる間にはじめました。

まず職務経歴書を書き起こし、自己分析を行い、求人サイトに登録をしました。求人サイトは大手だけでなく駐在妻向けのものなど幅広く利用しました。
以前と同じ営業職に就くのは、時間的にも業務の内容的にもハードで家事・育児との両立は難しいとわかっていたため、アシスタント職や事務職も選択肢に加え、念のため派遣会社にも登録。その後、気になる企業へエントリーし、求人サイトの担当者とのWeb面談を経て、企業とのWeb面接(駐在中2回、帰国後1回)をしました。ちょうど2020年2月頃はコロナ禍でWeb面接の導入が進んでいました。

企業選びはどのようにされましたか? 

応募企業は、自分のやりたいことと働き方という2つの視点で選びました。

その2つを優先した分、給与面はかなり妥協し、職種も第一希望の営業ではなく営業アシスタントとなりました。ゆくゆくは営業ができる可能性があり、アシスタントでも顧客対応や外回りもある、営業にかなり近いポジションで、ノルマはありません。1年やってみて、負荷のない営業という印象です。

私にとっては、時短勤務ができることもポイントでした。時短勤務の制度はどの企業にもありますが、利用しやすい環境であるかは別問題です。時短勤務者の有無や職場の理解、リモートワークの導入の有無は必ず確認し、家事・育児との両立が難しい企業は避けました。
転職経験もあったため、求人内容から働き方や社風をなんとなく想定し、その企業は自分に合うか、自分が望む働き方(育児と両立)ができるかを考え、違和感がある企業にはご縁がないと考えました。

最終的な応募数は10社以上で、面接に進んだのは3社、面接辞退1社、コロナ禍で面接中止1社、内定1社となりました。
面接で自分が無理をしていたり、やりとりに違和感があったりした企業は見事に落ちたため、やはり自分に正直にいることは大切だと思います。 

就職活動で準備したこと、意識したことはどんなことですか?

前職で面接官をしたことがあり、見られるポイントはなんとなく理解していたので、自分の想いと質疑応答をノートにまとめてシミュレーションをしていました。

初めてのWeb面接は戸惑いもありましたが、Webで距離があるからこそ少し大げさに表情をつけたり発声したりするようように努めました。これは前職でのプレゼンテーションの経験が活かせたと思います。
Web面接は移動時間や必要以上の身支度も必要なく、面接のシミュレーションも家でできたので、かなり効率的でありがたかったです。また就職活動中に企業とWeb面接を経験したことで、入社後もリモート勤務に対する不安はありませんでした。

面接で印象に残っていることがあれば教えてください。

リモートワークの導入が進んでいる職場では、駐在妻という肩書きは意外と何の問題もなく、そもそも「どこにいても仕事はできる」と捉えている人が多いため、今後の転勤の可能性の有無をまったく気にされませんでした。
経験から言えることは、自分のバックグラウンドを必要以上に気にしすぎないことです。その企業でこれからどんなことをしたいのか、何に貢献できるのかにフォーカスして面接に挑むことをおすすめします。ある社は「当社である理由がなさそうだったから」という理由で落ちました。面接官は私のバックグラウンド以前にその企業で働きたい理由が知りたかったのだと気づかされました。

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いせやん

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三重県生まれ。食品加工メーカーでの商品開発を経て、大学機関で人事・教育部門向けのコンサルティング営業として勤務。 2018年夫の海外赴任に伴い退職し、台湾に...

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