2021年10月更新
ボランティアの内容
活動の内容 | 国際協力NGOのボランティアライターとして、Webサイトに在住国の食文化コラムを連載しています。 |
活動の対象 | Webサイト(日本語)を閲覧するユーザー |
活動の目的 | ・NGOの活動国のひとつであるブルキナファソの認知度を広げるため ・ブルキナファソの食文化を日本にいる人たちに知ってもらうため |
活動の頻度 | 取材1〜2回/月、執筆1〜2記事/月 |
所属団体の概要
どの様な団体か | 飢餓に直面する人々の「食料への権利」の実現を目指し、地域開発・アドボカシー・啓発活動・青少年育成などの活動を行なう国際協力NGO。 |
所属人数 | 日本人スタッフ約10名、4カ国の各活動国に現地スタッフが各8〜15名程度。 |
使用言語 | 日本語 |
そのボランティアを始めたきっかけは何ですか?
NGOの広報担当者からいただいたメッセージです。
もともと国際協力に興味があったのと、「書くこと」が好きだったので、「私が記事を書くことで役に立てるならやってみよう」と思いました。これまでブルキナファソで暮らしてきた経験が活かせる場だと思ったのも決め手のひとつです。
そのボランティアはどの様に見つけましたか?
在住国の文化や生活についてSNSで発信していたところ、NGOの広報担当の方よりメッセージをいただきました。
ブルキナファソは日本での知名度が低く、在留邦人数も少ないので、自ら発信していなければ見つけてもらうことはなかったと思います。
ボランティアをはじめたことに対して家族・周りの人の反応はいかがでしたか。また、ご自身にとって何らかの影響はありましたか?
夫は、全面的に応援してくれています。
実は他にもボランティアを掛け持ちしていて、活動があまりに忙しいときには夕飯が手抜きになることもしばしば(笑)。
それでも夫は「忙しいのはいいことだ」と、文句は言わずに、子どもたちの相手をしてくれたり、家事を手伝ったりしてくれます。
駐在妻になった当初、忙しい夫に自分の存在意義を求めることがよくありました。
「あなたのためにここに来たのに、どうして相手をしてくれないの?」
とよくケンカをしていました。
今ではボランティアの活動が忙しくて、夫の話し相手をする時間がないくらいです(笑)。
所属するコミュニティがあること、社会とのつながりがあることが、私の精神的な安定につながっているのかもしれません。
忙しい毎日になりましたが、気づけば、自分の存在意義を夫に求めることはなくなりました。ケンカすることも少なくなったような気がします。
夫もそんな私を見て、手抜きのごはんにも文句を言わないでいてくれるのかもしれません。
そのボランティアをやってよかったと感じたことはありましたか?それはどの様な時ですか?
⑴ 在住国の文化に触れられる
現地の食文化を切り口とした連載記事なので、ブルキナファソ特有の食材や調理法などを取材しています。駐在家族として暮らしているだけでは見ることや知ることができなかった文化に触れることができるのは、このボランティア活動のおかげだと思っています。
⑵ 「社会とつながっている」という実感が得られる
担当者とのメールのやり取りや、団体の資料や共有フォルダを使用することを通して「社会とつながっている」感覚を取り戻すことができました。組織のガイドラインにのっとったり、自分の書いた記事がNGOの発信となる緊張感を持つことで、生活にメリハリがつくような気がします。
私が書いた記事に対して、読者の方や団体の方が反応してくれることも、モチベーションアップにつながります。
⑶ 自身のスキルアップにつながる
私の場合、これまでのキャリアや海外を転々とする生活であることを踏まえると、現地で仕事を見つけることが難しいのが現状です。しばらくは本帰国もないので、再就職という道も見えません。
数年前に始めたブログをきっかけに、少しずつWebライティングの依頼を受けるようになりました。Webライティングは場所を問わず続けられるので、今後もスキルアップしていきたいと考えていたところでした。
在住国を問わず、継続してひとつの組織に所属しながら、Webライティングの経験が積めることはとてもありがたいと思っています。
そのボランティアを続ける中で、何か困難に感じたことはありましたか?また、それをどの様に乗り越えましたか?
駐在生活では子どもの面倒を見たり、現地での活動もあったりと、忙しいときや疲れているときもあります。そんなときに「報酬がない」というのは、活動時間の捻出やモチベーションを保つのに大きな障壁になります。
忙しいときは無理をせず、担当者の方と連絡を取り合って、自分が楽しめるペースで続けられるように調整してもらっています。
日本でのボランティア活動の経験はありますか?ありの方はどの様なボランティアですか?
自治体の委員会に参加して、文化祭や運動会などといった学校行事のお手伝いをしていました。
これからボランティアをはじめようと考えている方にメッセージをお願いします。
ボランティアを始めてから時間的余裕は少なくなったけれど、人・社会とのつながりが増え、いい意味で忙しくなり、メリハリのつく生活を送れるようになりました。
ボランティアなので、興味のないことを無理してやる必要はないと思います。でも、少しでも興味があって「始めてみようかな」と思うことがあるのなら、一歩踏み出してみると新しい世界が広がるかもしれません。
私は「書くこと」が好きなので、執筆作業が苦になることはありません。
どんなボランティアだとしても「あなたの好きなこと」が生かせる活動、もしくは「たのしい!」と思える活動に出会えますように。
Enjoy your life in Burkina Faso!