駐妻カフェ 出産育児チームメンバー座談会『コロナ禍での子連れ移動を語ろう!』後編

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子どもと一緒の海外渡航・本帰国・一時帰国。渡航後も子どもが新しい生活になじむかどうか・学校のことなど悩みがつきません。

駐妻カフェ 出産育児チームでコロナ禍に渡航・本帰国・一時帰国を経験したメンバーで、この期間を思い出しながらゆるゆるトークをしてみました。後編では、がんばって渡航して得られたものについても語っています。ぜひご覧ください!

前編はこちら

※2021年11月時の情報です。現在、新型コロナウイルスの影響で状況が変わっている場合があります。

自分や子どもの環境適応はどうだったか

くるみ 今回の一時帰国では、子どもの時差ボケを解消するのに時間がかかりました。隔離期間は外に出て太陽の光を浴びる機会があまりなかったからかもしれません。

ヒトミ アメリカへ渡航後、子どもの時差ボケは1週間くらいで治りました。昼間に散歩したり、日に当たるのは大事かな。子どもは今、現地校に通っているのですが、マスクは絶対にしなければいけないので最初に説明しました。日本の保育園ではマスクをずっとつける習慣がなかったので。

れいどん 上の子は日本での生活を知っていたので、本帰国してからも問題ありませんでした。下の子は学校に土足で上がってはダメとか、トイレに紙を流していいんだとか、人が渡る横断歩道があるとか、そういうことで驚いたり、感動したりしていましたね。新型コロナウイルスに関して言えば、タイとは違いお店に入る時に検温などの確認や監視の目がないので、子どもながらに規制の緩さを感じたみたいです。

ドイツ 子ども用のマスク
ドイツ 子ども用のマスク

本帰国後の手続きについて

れいどん 私は帰国後、隔離期間があったので、新生活のためのいろいろな手続きをすぐに行えなくてソワソワしました。住民登録もできませんでした。子どもの学校の手続きも事前に教育委員会に電話をして、すぐに行けないことを伝えたりと、手間がかかりました。委任状を作って代理で手続きを頼むこともできますが、頼れる親族が近くにいないため、我が家はできなかったですね。

日本 隔離中の粘土遊び

ヒトミ アメリカの公立学校の転入手続きはオンラインでできたので助かりました。ですが、事前に担任の先生との顔合わせもなく、メールでのやり取りだけで初登校の日を迎えたので、それはそれで不安でした。

れいどん オンライン手続き、いいですね! 日本は、すべて紙での申請・やり取りが必要でした。

くるみ 学校の手続きをオンラインでできれば、隔離中でも進められますね。

れいどん 行政サービスに関しては、すでにオンラインで手続きできる自治体もあるのかもしれませんが、私が引っ越した先ではそのようなサービスがなく、これもまた窓口に行って申請して、混雑しているなかを待って手続きをする状況でした。

心配していたこと、気がかりだったことは何か、結果どうだったか

れいどん 私が帰国した時は、日本の方が新型コロナウイルス感染者数が多いと言われていました。タイでの感染者数はすごく少なかったので、友人からは「日本に帰る方が危険なのでは」と言われました。後からタイでも感染者が急増したんですけど、帰国した後も、対策をきちんとして、あまり人と接しなかったからか、今のところ周りで陽性者はいないです。

くるみ 皆さん事情があって国をまたぐ移動をしているので、その土地のルールに沿って、気を抜かずに対策をすることが大事ですね。

ヒトミ 私もアメリカの方が危ないんじゃないかと思って、感染が怖かったです。出発の時に、会ってお別れできなかった人も結構いるので、コロナ禍が収まったら一時帰国したいと思っていますが、隔離期間が長いのでどうするか迷っています。

れいどん そうですね。私も本帰国したので、久々に友人たちと集まりたい!と思っても、それもできず残念でした。

かな 私は、やっぱり2週間の隔離が心配でした。でも、息子と喧嘩をしていたらしょうがないと思って、テレビや動画も好きなだけ見させて、とにかくお互いストレスがたまらないようにしていました。ごはんも出てくるし、掃除、洗濯もしてくれるし、意外と大丈夫でした。その後の2カ月のロックダウンの方が大変でした。振り返ればあの2週間はけっこうよかったなと思います。

れいどん 『案ずるよりも生むが易し』ですね。

ベトナム 隔離中に出てきた食事
ベトナム 隔離中に出てきた食事

がんばって渡航して得られたものについて

かな 夫が先に渡航していたので、8カ月ぶりに家族がそろったことです。やっぱり家族が一緒に過ごせるようになってよかったです。

れいどん コロナ禍で渡航が延期になったり、母子だけで一時帰国せざるを得なくて、泣く泣く家族が離れて過ごしている駐在家族は多いですもんね。

かな 「自分が新型コロナウイルスにかかった時に子どもの面倒はどうしよう」という不安から少し解放されました。

くるみ 実は今回の一時帰国はギリギリまで迷いました。両親がまだ2回目のワクチン接種を終えていませんでしたし、海外からの帰国者は肩身の狭い思いをするのではないかと不安もありました。ドイツの感染者数は多いのですが、決められた規制の中で比較的自由に行動できるので、日本の”空気”を少し恐れていたんです。でもやはり、家族や友だちに会って楽しい時間を過ごせましたし、ずっとこわばっていた体が緩んだような感覚もありリフレッシュができました。

ヒトミ コロナ禍は関係ないかもしれませんが、子どもは渡航直前まで保育園に行っていたので、先生から「飛行機に乗って行くんだよね、がんばってね」と言ってもらえました。「パパに会うにはバスに乗って、国内線と国際線の2回飛行機に乗って」とがんばって経路を覚えていて、子どもの成長を感じました。新型コロナウイルスの影響で国をまたぐ移動にはリスクが伴いますが、子どもはパパと一緒に暮らしたいという気持ちが強かったので大喜びでした。

アメリカ Welcomeバルーンを持ってパパが出迎えてくれた
アメリカ Welcomeバルーンを持ってパパが出迎えてくれた

れいどん 私は夫と一緒に本帰国だったので、残念ながら感動の再会などはなかったですが、普通だったら絶対しない鼻をぐりぐりされるPCR検査とか、飛行機が到着した後に、本帰国の大荷物持って検査会場までひたすら長い距離を歩いたりとか、そのすべての工程を子どもと一緒に苦労したからこそ、あとで笑って話せる思い出が一つ増えたなと思います。

かな 日本に着いていかがでしたか?

れいどん ほっとしましたね。朝、日本に着く便だったので機内から朝日が見えた時に、新生活がスタートするんだという感じがしました。あと、日本の航空会社だったのですが、コロナ禍での大変な移動をねぎらうようなメッセージを荷物一つひとつにつけてくれていて。全部の荷物に手書きで書くのは大変だろうなぁと思い、とてもうれしかったですね。その紙は何となく捨てられなくて、取ってあります。

かな フライトの間に書いてくれたんでしょうね。

れいどん ね、本当に。コロナ禍の規制がたくさんあるからこそ、いろんな工夫やお互いを気遣う気持ちが大切だなと思わされ、いい経験になりました。

日本の空港で
日本の空港で

あとがき

コロナ禍での子連れ渡航は、心配になりますが、得られたこともあったと座談会を通してメンバーの中でも気づきがありました。これから渡航をする方が、この記事を読んで「子どもと一緒に乗り切ろう」という気持ちになれたらうれしいです。

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