シンガポールに滞在しているKKさんに、お子さんの習いごとについてお聞きしました。
プロフィール
- 滞在国
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シンガポール
- 地域/都市
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シンガポール
- 滞在期間
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2013年10月 ~ 現在(2025年3月時点)
お子さんについて
長男(10歳)長女(8歳)共にインターナショナルスクール
お子さんの習いごと
水泳(長男、長女)
内容 | シンガポール人の水泳コーチがコンドミニアム(*以下、コンドと省略)に来てくれる出張レッスン。 (5人程度のグループレッスン) |
形式(対面/オンライン) | 対面 |
頻度 | 週1回(毎週火曜日45分間) |
継続期間 | 2024年 〜 継続中 |
料金 | 月額:S$160(1人)18,200円程度(2025年2月現在) 1回:S$40程度(45分) |
交通手段・通学時間 | 自宅コンド内のため通学はなし |
何で見つけたか | 口コミ(友人/知人に誘われた) |

同じコンド内に習っている友人がいたことがきっかけで始めました。
サッカー(長男)
内容 | 近隣のサッカーチームに所属 |
団体名(URL) | ActiveSG Football Academy |
形式(対面/オンライン) | 対面 |
頻度 | 週2回(土日の午前中) |
継続期間 | 2019年 〜 継続中 |
料金 | 3カ月 :S$130(20回)14,800円程度(2025年2月現在) 1回:S$6.5程度(90分) |
交通手段・通学時間 | 手段:自転車 通学時間:5分程度 |
何で見つけたか | その他(自宅隣の競技場でやっていたのを見た。) |



近所で練習が行われていたので、私と夫(経験者)がサッカー好きで参加させたところ、好きになって続けてくれています。現在、練習場所が変わりましたが、自転車で5分の近所です。



ActiveSGはお手頃価格でコーチの人数が多く、親の負担が少ないです。
チームメイトは地元の子どもたちで、送迎の際に保護者とも親しくなります。コーチ陣を通して、プロ選手(日本人選手も)とも顔見知りになります。指導は全て英語なので、ローカルの環境で活動するにはとてもいい環境だと思います。
器械体操(長女)
内容 | 近隣の器械体操教室 |
形式(対面/オンライン) | 対面 |
頻度 | 週1回(毎週土曜日の午前中) |
継続期間 | 2023年 〜 継続中 |
料金 | 3ヶ月: S$490 55,720円程度(2025年2月現在) 1回:S$40程度(60分) |
交通手段・通学時間 | 手段:自家用車 通学時間:3分程度 |
何で見つけたか | その他(買い物に行ったショッピングモールで偶然見つけた。) |



4歳からバレエを習いましたが、先生の指導や型通りの動きを本人があまり好きになれなかったようです。そのため、自分から「やりたい」と言い出した器械体操に変更しました。こちらの方が好きなようで、先生が厳しくても続けています。
補習校(長男、長女)
内容 | 日本語補習授業校 |
団体名(URL) | シンガポール日本語補習授業校 |
形式(対面/オンライン) | 対面 |
頻度 | 週1回(毎週土曜日午後に3時間授業) |
継続期間 | 2021年〜(長男)2023年〜(長女) |
料金 | 1ヶ月: S$260+消費税(半期ごとの支払い。入学金と受験料(2025年現在S$109.00) あり) |
交通手段・通学時間 | 手段:自家用車 通学時間:30分程度 |
何で見つけたか | 口コミ(日本語補習校に通う日本人家族に話を聞いて。) |



子どもたちは、日本でもシンガポールでも日系の学校に通ったことがありません。本帰国した時に、日本語や生活習慣、授業内容などで戸惑うことが多いだろうと予想して入学を決めました。またインターナショナルスクールは児童数が少ないので、大人数の学校の雰囲気を体験させたいと考えました。
習いごとがある日の1日のスケジュールを教えてください。
長男(10歳)
月曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
火曜日 | 17:15~18:00 | 水泳 ※日本語補習校の宿題 |
水曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
木曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
金曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
土曜日 | 8:00~9:30 13:30~16:30 | サッカー 日本語補習校 |
日曜日 | 8:00~9:30 | サッカー |
長女(8歳)
月曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
火曜日 | 17:15~18:00 | 水泳 ※日本語補習校の宿題 |
水曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
木曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
金曜日 | ※日本語補習校の宿題 | |
土曜日 | 9:30~10:30 13:30~16:30 | 器械体操 日本語補習校 |
日曜日 |



土曜日のサッカーは夫が、器械体操は私が、それぞれ自転車又は車で3~5分程度の場所に付き添います。夫は幸いも土日に仕事や関連行事に出向くことが稀なので、2人で分担ができます。もし、どちらかが不在でも、順番に送迎できる距離なのは助かります。日本語補習校は、夫がメインで送迎しています。
サッカーの試合で場所や時間が変わる際は、1日の動きを紙に書きだして移動手段やスケジュール、担当を全員で確認しています。
我が家はヘルパーさんがいないので、見える化と共通理解に努めています。
滞在国ならではのエピソードや日本との違いを感じた場面があれば教えてください。
サッカー
- 費用について
サッカーはシンガポールサッカー協会に関連するチームなので、とても良心的な価格です。 - 親の負担について
サッカーは現役プロ選手(シンガポールプレミアリーグ)や元プロ選手(元シンガポール代表選手も)が指導してくれます。コーチの人数が多く、親によるボランティアコーチや当番などはありません。そのため親の負担は送迎程度で助かっています。 - 必要な道具について
サッカーのスパイクやバレエグッズなど、現地では道具の価格が高く、種類が少ないです。そのため、一時帰国のたびに買っています。
水泳
スイミングスクールに通うのではなく、コーチがコンド内のプールに来て教えてくれます。その分割高ですが、送迎の時間と手間がないのは助かっています。(日本のような自前のプールを持つスイミングスクールが通える範囲にないので、選択しました。自前のプールを持つスイミングスクールは、シンガポールではとても少ないです。)
お子さんが習いごとをしてよかったことや新しい発見はありましたか?
運動系の習いごとをすることで、2人とも体を動かすことが苦ではなく、また習慣もついたのがとても良かったです。
子どもたちが通っていた現地の保育園は、公営団地の1Fを改装した場所にあり、自前の園庭も遊具もありませんでした。室内では体を動かして遊んでいましたが、外遊びの機会が少ないことを懸念していました。サッカーとバレエを習ったことで、家族で共通の話題ができました。また、サッカーの試合やバレエの公演を一緒に観に行く楽しみが増えました。
*公営団地:政府機関であるHousing & Development Board(住宅開発庁)が管轄している公営住宅で、総称してHDBとも言う。住宅開発庁はシンガポール国民を対象に手頃な価格で住宅を提供し、シンガポール人の80%以上がこのHDBに住んでいる。
お子さんが習いごとをはじめる際やはじめてから、大変だったことや困ったこと、またそれを乗り越えた経験を教えてください。
習いごと、定期通院(歯科、眼科)、宿題(日本語補習校とインターナショナルスクール)の時間のやりくりが大変です。
毎週末、翌週の予定を子どもたちとカレンダーを見ながら確認し、日本語補習校とインターナショナルスクールの宿題が書かれた用紙と見比べながら、いつ・どれだけ宿題をするか用紙に書き込んで予定を立てています。
習いごとで学んだことを日常生活でどのように活用していますか?
健康でいるためには何が必要か(手洗いうがい、何でも食べる、運動する、良く寝る)を、理解しはじめています。
息子は三笘薫選手の大ファンで、健康に関連して「三笘選手のようになるには?」を常に考えているようです。
上記にも書きましたが、自分のスケジュールを見て、宿題の計画を立てることが習慣になりつつあります。
これから海外でお子さんが習いごとをはじめようとしている方へ一言お願いします!
親子とも無理をしないで、続けられるのが一番ではないでしょうか。
習いはじめて、もし合わなかったら、場所や先生を変えるのは日本よりハードルが低いと感じます。
- 親の希望より、子どもの興味関心を優先する
- 親の送迎負担やお手伝い負担はどうか
- ローカル環境か日系環境か
- 費用
- 学校、塾、日本語補習校などの勉強との兼ね合い
など、ご家庭によって状況は違いますから、焦らず・慌てず探してみてください。



兄弟それぞれの興味関心を大切にして、ご家族全体でのスケジュール共有など工夫されていることが素敵ですね。




Enjoy your life in Singapore!

