アドラー式子育て講座 WithCARE体験談(前編)

【PR/講座提供】本記事は、主催者より無償で提供された講座を受講し、その内容をもとに制作しています。
駐在ファミリーオンライン相談デスクの相談員でもあり、アドラー式子育て講座講師としてご活躍中の大河千賀子さん(以下、チカさん)が開催されている「アドラー式子育て講座 WithCARE」を、駐在ファミリーカフェ運営メンバーのHARUが受講させていただきました。受講に至った経緯から受講後の変化まで、他の受講生の感想も交えながら、前編・後編の2回に分けて、盛りだくさんでお届けします。今回はその前編です。アドラー式子育て講座 WithCARE体験談(後編)では「家族の変化」をお伝えします。
講座概要
| 講座名 | アドラー式子育て講座 WithCARE |
| 内容 | 講義・体験型ワーク・グループ内での対話を通してアドラー心理学に基づくマインドを学び、長期的な効果がある子育て実践法を身につけます。北米で開発され、現在90カ国以上で展開されているPositive Disciplineというプログラムをベースにしたセミナーです。 |
| 受講期間 | 2025年10月〜11月 |
| 形式 | オンライン(Zoom) |
| 時間・回数 | 週1回、1レッスン2時間、全6回 |
| 人数 | 5名(4〜8名で開催可能) |
| 費用 | 39,800円(税込43,780円) |
私が受講するに至った経緯
妊娠前、私はこれまでの海外経験を活かし、グローバルに活躍できる職場でのワークキャリアを重視していました。そんな私が出産したのは、新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年。つわりや切迫早産で入院したまま産休・育休に入り、地元にもなかなか帰れず、近所の児童館をはしごするワンオペ育児の日々……。育児時短勤務制度を利用して復職した後も、妊娠前のマインドからうまく脱却できず、家事や育児に関するモヤモヤを常に抱えていました。
そんな中、夫のインドネシア駐在が決まり、悩んだ末に私が配偶者同行休職制度を利用して当時4歳だった子どもと同行することに決めました。環境を変えることで自分も変わることができるかもしれないと期待したものの、夫は海外出張で不在にすることが多く、日本のように自由が効かない国で子どもを育てるストレスは想像以上でした。
一緒に過ごす時間が増えた子どもに対して必要以上にきつく叱っては後悔し、夫とはメッセージアプリで業務連絡をする程度で対話する機会もほとんどありませんでした。「このままでは家族が壊れてしまう」と感じるようになり、何とかしなければと思っていた矢先に出会ったのが、オンラインカフェ「カウンセラーと話そう!海外同行中の人間関係のモヤモヤ(講師・公認心理師 チカ)」でした。それがきっかけでチカさんが開催されている体験会にも参加し、本講座を受講したいと思うようになりました。
受講前の子育てにまつわる悩み
- 些細なことで子どもにイライラし、自分の感情をコントロールできず叱りすぎてしまう。
- 自分から見て都合の悪いことを子どもがしたときに、子どもの話を聞かずに一方的に叱りつけてしまう。
- 早く無事に済ませたいという思いから、子ども本人の身支度や片付け、食事の準備などを先回りして済ませてしまう。
- 子どもの「自分でやりたい!」という気持ちを受け入れる余裕がない。
- 心配して先にあれこれ言いすぎてしまい、子どものやる気をくじいてしまう。
- 外で遊ぶ環境が整っていない国で、動画配信サイトを頼ってしまうことへの罪悪感が強い。
- 子育てに関する価値観が異なる人(特に海外在住の日本人)の意見を素直に受け入れられず、自分を否定されたように感じてしまう。
- 「〇〇くん/ちゃんのママ」、「〇〇さんの奥さん」としか認識されなくなった自分が何者なのか分からない(アイデンティティー・クライシス)。
- 「キャリアを犠牲にして専業主婦をしているのに、家事も育児もうまくいかない」と感じ、自己肯定感が低い。
受講後の自身の変化
自分がどういう人間なのか、よく理解できるようになった
どういうときにイライラするのか、その怒りの原因となる一次感情(*)は何なのか、イライラし始めたときに出るサインは何か……。ワークでは具体的なエピソードを思い出しながら書き出してみることで客観的に自分を見つめ直すことができました。
私の場合、自分が大切にしている価値観(人とのつながりを大事にすること、時間や約束はきちんと守ること、ありがとうやごめんねは声に出して伝えること)が子どもに伝わりきらなかった「悲しみ」と「寂しさ」が怒りの原因になっていることが多かったです。
また、私がイライラを感じた行動に対して「その行動の結果、本当に困るのは誰なのか?それは誰の課題なのか?」を冷静に振り返ってみると、実は子どもや夫だったというケースもありました。気づかないうちにあれもこれも私の課題であると抱え込み、自分ではコントロールできない範囲にまで手を出そうとしていたことで、気持ちの余裕を失っていました。
*一次感情:不安、悲しみ、寂しさのような基本的な感情。一次感情が組み合わさったり大きくなったりすることで、怒りなどの二次感情が生まれるとされている。
子どもを「経験値の異なる一人の人間」として尊重するようになった
「まだ4〜5歳だから」「初めての海外生活で、言葉も通じない学校に通わせているから」と子どもを心配するあまり、過干渉になっていることに気づきました。
子ども自身のことに関しては「I(アイ)メッセージ」を使いながら「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と声をかけ、決定権を子どもに託します。たとえ効率が悪くても、子どもが自分で決めたことは一通り最後までやらせてみることにしました。それが原因で寝かしつけの時間が多少遅くなったとしても、そこから学べるものがあるならそれでいいと思えるようになりました。
また、レッスンでは子どもが通うインターナショナルスクールの教育方針や担任の先生の考え方と重なる部分がたくさんありました。渡航したばかりの頃に夫と悩んだ学校選びが間違いではなかったと思えるようになり、子育て中に失っていた自信が少し戻ってきたのも大きかったです。
子どもの立場に立って話を「聴く」ようになった
私から見て不適切だと感じる子どもの行動を分析していくワークに取り組んだ後のことです。夕食後に食器も片付けずに動画配信サイトを見始め、お風呂の時間になってもやめない子どもにイライラしていました。「そろそろ終わりにしたら?」と声をかけても、動く気配がありません。
その日は「動画配信サイトに依存するのは悪いことだ」という価値観を少し手放し、家事の手を止めて子どもの隣に座り、「この動画、何がそんなに面白いの?」とダメ元で声をかけてみました。すると子どもは急に目をきらきらさせて、うれしそうな声でその動画の魅力を熱く語り始めたのです。
ただぼーっと見ていたのではなく、子どもなりにいろんな思いを巡らせて真剣に観ていたのかと初めて知りました。そして一通り会話した後、「はい、おしまい!」と言って自分でテレビの電源を切り、お風呂場へ向かって行く姿に拍子抜けしたのを覚えています。
思い返せば自分も学生だった頃、「よいアドバイスはしてあげられないから自分で考えて決めなさい」という両親なりのやさしさに対して、「同じ目線で気持ちを分かってほしいだけなのに。私にあまり関心がないのかな?」と寂しさを感じたことがあります。
相手の立場に立って、相手が関心を持っていることに自分も関心を寄せる「共感」こそが、親子の心のつながりを築く上で何よりも大切なことであると学びました。
他の受講者の「気づき」
レッスンを受講しながら受講者自身が気づいたこと、改めて認識したことについて、アンケートから一部を抜粋してご紹介します。
- 対話形式のレッスンで声に出したり、文字にしたりすることで、自分の行動の矛盾に気づいたり、気持ちを整理したりすることができた。
- 「やさしさ=甘やかし(子どもの言いなり)」というネガティブな思い込みがあったが、「やさしさ=尊重する姿勢」であることを知った。
- これまで子どもと話し合って決めたつもりのことが、罰とセットになっていたことに気づいた。
- 少人数で会話をすることで自分の過去や現在の考えを引き出すことができ、自分が大切にしたい価値観に優先順位をつけることの重要性を再認識できた。
- 子どもたちを認めること、心のつながりを持つことの大切さを改めて認識した。
自分自身の感情やこれまでのエピソードを具体的にふりかえることで、レッスンで学んだことを単なる知識ではなく自分ごととして捉えられるようになった様子が伺えます。
アドラー式子育て講座 WithCARE体験談(後編)では受講後に私の家族がどう変わったのかを中心に、他の受講者が全体を通して感じたことや講師からのメッセージも合わせてお伝えします。




