語学以外の興味のあるテーマについて学びたいと考え、アメリカのコミュニティカレッジに通うNさんへのインタビューです。
自己紹介をお願いします
N.S.です。アメリカのミシガン州に滞在して約1年半になります。子どもはいません。
日本の経歴は、IT企業、自動車部品メーカーにて広報や人事業務に16年ほど従事していました。
現在は日中パートタイムで勤務し、週1回コミュニティカレッジ(短大)の夜間クラスを受講しています(修了科目:キャリアプランニング)。
どうして「現地の学校で学ぶ」という選択肢を選んだのですか?
夫の海外駐在に帯同することに決めた際、この期間にやりたいことをリストアップした中の一つに、自分の興味のあるテーマについて学ぶ、ということがありました。海外生活の経験がなく、英語力にも自信がありませんでしたが、前職で日本の雇用や労働に関する法制度、キャリアカウンセリングなどが身近な分野であったため、純粋に帯同先の国と日本の共通点や違いについて学んでみたいという気持ちがありました。
渡米後、しばらくは自治体や図書館などが開催する第二言語が英語である人向けの無料学習の場を利用して英語を学んでいましたが、やはりもともと興味のあるテーマについても学んでみたいという気持ちが強くなり、学習の場を探し始めました。
実現するためにどんな努力・取り組みをされましたか?
まず、学ぶ目的や目標、学びたいテーマの有無や学習に必要な期間、自分の語学力、学費や手続き面の容易さ、通学のしやすさなど、近隣の学校のウェブサイトや担当者などを通じて情報を確認し比較してみました。
私の場合、学位や資格の取得などを目的としておらず、夫の駐在期間なども考慮した結果、学費が割安で手続きが容易であり、気軽にスタートできる地域のコミュニティカレッジでまず学んでみることにしました。
最初に受けた英語力測定テストの結果、一定の基準に足りなかったため、すぐに希望するクラスを受講することができず、まず第二言語が英語である学生向けのエッセイ・論文の学習クラスを受講することになりました。このクラスを通して、英語力の向上だけでなく、コミュニティカレッジでの学習のスピード感や求められるアウトプットのレベルなどを確認することができ、よい準備期間になったと考えています。
家族へどんな協力を、どのように求めましたか?
コミュニティカレッジは割安といっても一定の費用がかかること、日中はパートタイムの仕事があるため夜間クラスの受講になり、さらに予習・復習や宿題を行う時間も必要になることなど、夫に理解し協力してもらわなければならないことばかりでした。
ただ、学んでみたいテーマや理由を話してみると、快く賛成してくれ、その後もさまざまな面で配慮や協力をしてもらっています。