アメリカの駐在家族の多くが経験することとなる、自動車の運転免許取得と現地での運転。
前回記事では、アメリカ滞在歴のある駐在ファミリーカフェ運営メンバーに対して実施した「アメリカの自動車・運転事情に関するアンケート」の調査結果を掲載しました。
今回は、アメリカでの運転経験がある運営メンバー6名が集まり、免許取得から日々の運転事情まで、実体験を踏まえて話し合いました!
メンバープロフィール
MSさん
・元イリノイ州シカゴ在住。滞在歴は約4年。
・1年目は週に1回、2年目以降は週2回程度ボランティア活動などのために運転。
RBさん
・ニューヨーク州ロングアイランド在住。滞在歴は約1年半。
・夫の送迎などのため週に2回程度運転。
MMさん
・ルイジアナ州在住。滞在歴は約2年。
・最初は近所への運転のみだったが、今では自身の通学などのために、毎日のように100kmの距離を運転。
RNさん
・元ジョージア州在住。滞在歴は約6年。
・最初は近所への運転が主だったが、慣れた頃から語学学校通学のため往復1時間程度を運転。
AUさん
・カリフォルニア州ロサンゼルス在住。滞在歴は約2年半。
・渡米が決まったことを機に日本で運転免許を取得し、アメリカで初運転を経験。現在は子どもの送迎、自身の通勤、買い物などのためにほぼ毎日運転。
MYさん
・カリフォルニア州サンフランシスコ近郊在住。滞在歴は約1年半。
・平日は子どもの送り迎えなどのために一般道を毎日のように運転。
【渡米前編】
時間の調整が大変!国際免許の取得は計画的に
Q1-1:アメリカ駐在が決まり、運転が必要だと分かったときの気持ちは?
AUさん
私は免許を持っていなかったので、「やっと免許を取る機会がきた!」と前向きに捉えていました。
MYさん
私は渡米前から10年ほど日常的に運転していて車が生活の一部になっていたので、ポジティブな感情もネガティブな感情も特にありませんでした。
Q1-2:国際免許の手続きで大変だったことを教えてください。
AUさん
渡航前の準備で一番時間がかかったのが免許の取得でした。日本の免許を持っていない場合は、教習所に通って免許を取得するまでに3カ月ほどかかるので、計画的に準備することをおすすめします。
MYさん
日本での国際免許の手続きは場所や時間の制約があるため、仕事と役所などで行う手続きとの調整が大変でした。
【渡米〜運転試験編】
同じ国でも全然違う!?州ごとに気を付けている交通ルール、運転試験、車検のこと
Q2-1:アメリカでの運転の第一印象は?
MSさん
まず、車のスピードがとにかく速い、そしてウインカーを出さずに走る車が多いと感じました。道もあまり整備されていないので、最初はそういう環境で自分が運転することに不安と恐怖でいっぱいでした。
RBさん
アメリカの車は日本の車とウインカーの仕様が異なる車があって、ブレーキランプとウインカーが兼用されていることがあるんですよね。なので、止まろうとしているのか曲がろうとしているのか見分けがつきづらく、常に車の動きを見ながら運転するように気を付けていました。
MMさん
ルイジアナ州もとにかくスピードを出す車、スピードを出したまま車線変更する車が多い印象です。あとは赤信号でも右折OKという交通ルールがあるので、日本と違うルールに戸惑いました。
RNさん
逆に日本と違うルールで安心したこともありましたね。左折で対向車線を渡りたいときに、対向車の流れが途切れるのを待つ専用車線が用意されていて(※)、渡れなくても慌てることがないので、気持ち的にのんびり運転できました。あとは警察車両や救急車、消防車以外に、霊柩車の車列も避けて待たなければいけないという文化にも驚きました。
Q2-2:各州の運転試験について教えてください。
各州の運転試験事情を表にまとめました!
試験の流れ | 試験対策 | 試験の言語 | 実技試験の内容 | |
---|---|---|---|---|
イリノイ州 (MSさん) | 筆記試験→実技試験 | 筆記:住むトコ.COMの事前対策問題集 | 英語のみ | 右左折、駐車、バックなどの5-10分程度の試験 |
ニューヨーク州 (RBさん) | 筆記試験→5時間講習(オンライン可)→実技試験 | 筆記:フジ自動車学校(Fuji Driving School)のサイト、ニューヨーク便利帳という雑誌 実技:ロードテストのYouTube動画 | 日本語選択可能 | 基本的な走行(車線変更、右左折など)、縦列駐車、3ポイントターン(※1)など15分程度の試験 |
ジョージア州 (RNさん) | 筆記試験(標識とルールの2項目構成)→実技試験 | 筆記:配偶者の会社で代々受け継がれている参考資料 | 一部、日本語選択可能(標識は英語のみ、ルールは日本語選択可能) | 縦列駐車や車庫入れなど、日本の教習所と似たような試験。 |
ルイジアナ州 (MMさん) | 座学講習+筆記試験(合計8時間)→実務研修(2時間×4回)→実技試験 | 筆記:便利帳、英語と日本語の対訳問題集 | 英語のみ (筆記試験は辞書持ち込み可) | 幹線道路を2時間運転する(実務研修)→15分程度の基本的な運転試験(実技試験) |
カリフォルニア州 (AU・MYさん) | 筆記試験→実技試験(別日) | 筆記:DMV(※2)のアプリ、DMVに置いてある日本語のハンドブック | 日本語選択可能 | 右左折、路肩駐車、バックなど15分程度の試験 |
(※1) 3ポイントターン
Uターンができない広さの道路での方向転換のこと。まず、左にハンドルを切り車体を道路に対して横向きにし、その後ハンドルを右に切りバックで右に後退しターンをすること。
(※2) DMV(Department of Motor Vehicles)
アメリカの自動車管理局。運転免許取得のための筆記試験や実技試験、車両登録や税金の徴収など、車に関するあらゆることを担当する公的機関。
Q2-3:その他、試験に関して大変だったことや気を付けたことはありますか?
MSさん
イリノイ州では実技を受ける際の車は自分で用意しなければいけません。また、車両保険の書類も持参する必要があります。車を持っていない人は、友達や知り合いに借りなければならないので、教習所の車で試験を受けられる日本よりも少しハードルが高いですね。
RBさん
フジ自動車学校さんの免許取得に関するサイトが、とても網羅的でわかりやすかったですよ。筆記試験対策は無料で閲覧できます。実技に関しては、有料で路上テスト対策を受講できるようです。私は実技試験対策としてYouTubeの動画を見てイメトレをしました。YouTubeにロードテストの様子をあげている人がいるので、自分の受けたい会場名で検索するとよいと思います。
RNさん
アメリカでは免許取得の前にソーシャルセキュリティナンバー(SSN)がないと試験を受けられない場合があるので、要注意です。運転免許が早くほしい人はまず最初にSSNを取得する必要があります。あとは、ジョージア州の筆記試験は20問中15問正解で合格なのですが、5問間違えた時点で終了になるので注意が必要です。
MMさん
座学講習で本当の事故現場や事故処理の様子が映っている動画を見なければいけなかったのがつらかったですね。あと2時間×4回の実務研修は、2時間ぶっ通しで運転しなければならず、信号で止まらない限り水も飲めません。そんな中、教官も英語でバンバン指示を出してくるので、かなりハードでした。
AUさん・MYさん
カリフォルニア州では筆記試験に受かっても、実技試験は別日にしか受けられず、とにかく予約が取りづらいです。筆記試験は日本語で受けられるので問題なくパスできると思っていたのですが、速度や距離の単位が日本と異なるので、頭の中でフィートやマイルに変換しなければならず、少し苦戦しました……。
Q2-4:車検はありますか?
MSさん
イリノイ州では、生産されてから4年経つガソリン車は2年ごとに排ガス検査(エミッションテスト)を受ける義務があります。各部品の点検は一切なく、自己責任になります。
MMさん
ルイジアナ州ではライトやワイパーの確認など簡単な車検を受ける義務があって、フロントガラスに車検を受けた証明のシールを貼っておかないと捕まる可能性があるので要注意です。車検の保証期間は1年か2年を選択できるようになっていて、支払う料金も異なります。毎年受けるのは面倒なので、みんな迷わず2年を選択しますね。
RBさん
ニューヨーク州も1年に1回、カーインスペクションを受けて、その証明を車に貼っておく必要があります。車屋さんで実施してくれますよ。
RNさん
ジョージア州は車検はないので、車のチェックはすべて自己責任ですね。「ランプがつかない」などの整備不良があると警察に捕まって罰金を払わされます。
MYさん
カリフォルニア州も車検はありませんが、我が家では1年に一度は定期点検に出すようにしています。車検とは少し違いますが、カリフォルニア州ではSmog Checkという排ガス検査が必要だそうです。製造から5年以上経つ車を対象に2年ごとに行う検査ですが、まだやったことがありません。
AUさん
Smog Checkの対象年度には、毎年DMVから届く車両登録更新通知に検査を受けるよう記載があるそうです。車検は義務ではないのですが、我が家でも半年に一度、自主的に車を点検に出すようにしています。
【運転マスター編】
これぞアメリカでの運転!日本との違いに戸惑いながらも経験値はおのずと上がる
Q3-1:アメリカで車を所有し運転する中で、よかったことを教えてください。
MSさん
イリノイ州シカゴは元々治安がよくなかったのですが、コロナ禍になってますます悪くなってしまい、公共交通機関に乗りづらくなったんです。そんな中、自分で運転をして移動できるというのは、治安の状況からすると安全でよいと思います。
あと、アメリカは日本と違って、卵も牛乳も何もかも1つ1つのサイズが大きいですよね。そのような商品を1週間分買い込んで自宅まで持って帰れるのは、車を持っているからこそだと実感しています。
AUさん
小さい子ども連れの旅行は、断然、車のほうが楽です!先日、飛行機で移動をしたのですが、荷物が多くて大変でした。旅先で使うチャイルドシートを持っていかなくてはいけないし、ベビーカーも日本のものより大きいですし、荷物の持ち運びが大変すぎるので、やっぱり旅行は車で行くのがよいと思いました。
MMさん
歩行者に対するマナーは、アメリカのほうがよいと思います。歩行者を優先するために、車が止まってあげることも多いです。
AUさん
救急車や消防車が来た時も、日本よりアメリカのほうがきちんと止まる気がします。少しでも動くものなら、後ろから「ブーーー」とクラクションを鳴らされたりするんですよね。緊急車両のサイレンが聞こえたら道路の端に寄るということを、これからアメリカで運転する方にはお伝えしておきたいです。
RNさん
車同士でも割と譲ってくれますよね。アメリカは信号のない交差点で全方向(4方向)に一旦停止の標識があり、「All Way Stop」「4 Way Stop」などと呼んでいます。車は先着順でどんどん進むというルールがあるのですが、同時に来た時には「行ってもいいよ」とジェスチャーで合図してくれる人が多い印象です。
Q3-2:アメリカで車を所有し運転する中で、大変だったことや困ったことを教えてください。
MMさん
私が住んでいる場所は公共交通機関がないので、車に乗るしかないんです。だから、外食した時にお酒が飲めないのがイタイ……。時々、 「車以外の選択肢があればなぁ」と思うことがあります。
MSさん
イリノイ州は飲酒運転の基準が日本よりかなり緩かったです。お酒の種類にもよりますが、少しなら飲んでもしばらくすると抜けるから大丈夫ってことで、自己判断で運転して帰っている現地の人もいますね。ただし、飲酒運転で警察に捕まった際には、免許停止に加え懲役刑および罰金が科されるなど、とても厳しい罰則があるそうです。また、栓の空いたアルコール飲料を車内に置いて運転した場合、たとえ飲酒していなくても、罰金および免許停止となるそうで、この辺りも日本とは異なりますね。
MMさん
あとは大自然の中をかなり速いスピードで走るので、フロントガラスなど車体の前方に虫が勢いよくぶつかり、ついた痕をきれいに掃除するのがいつも大変です。
MSさん
冬には道路にまかれる融雪剤が車に跳ねて、車体が白くなりすごく汚くなります。掃除してもまた翌日には汚れてしまうので、その都度きれいにはしないのですが、そうすると乗車時に、裾の長いコートや靴が汚れてしまうんですよね。やっかいなことに融雪剤が付着したまま放置していると車体がさびやすくなるので、毎日は難しいものの掃除は適度に必要です。
AUさん
ロサンゼルスは日差しが強いので、運転していると日焼けが避けられません。日よけカバーがあっても、それを通り越して運転席に入ってくるほどの強い日差しです。サングラスがないと眩しくて運転ができないですね。
MYさん
走っていたらタイヤに釘が刺さることがよくあり、突然タイヤの空気圧が下がっていることを知らせる警告ランプが出ます。その場で止まって直すことができないので、怖いなと思いながら運転しています。
一度、夫が運転中に事故に巻き込まれたことがありました。避けようがない場合が多いけれど、なるべく車間距離をあけるなど普段から気をつけたり、何かあった時の連絡先を確認しておいたりしたほうがいいなと思います。
MSさん
特にフリーウェイ(※3)には、落下物が多いですよね。バンパーが落ちていたりタイヤやガラスの破片が落ちていたり、いろいろな物が落ちています。事故の後、きれいに清掃してくれるわけではなさそうですね。
RNさん
私はよくフリーウェイを運転していましたが、飛び石でフロントガラスにひびが入りました。こういう話はよく聞くので、ランニングコストが結構かかるかもしれません。
MSさん
故障に加え、不可抗力で発生する細々とした修理など、ランニングコストを見越しておかないといけないですよね。我が家はコンディションがよくない中古車を購入してしまったので、結構ランニングコストがかかりました。エンジンオイルがダダ洩れで継ぎ足ししながら走ったり、購入時点ですでにタイヤが古くてツルツルの状態だったので、すぐに交換しなくてはいけなかったり……。中古車を買う時は、きちんと見て買わないといけないということを学びましたね。
(※3) フリーウェイ(Freeway)
日本でいう高速道路のこと。信号やストップサインなどの交通整理用標識がなく、それらによる停止が不要な道路のため、フリー(Free)ウェイと呼ばれている。一部の例外を除き、通行料は無料。有料道路はTollwayやToll Roadと呼ばれる。
【これから渡米する方へのメッセージ】
そんなにがんばらなくていい。アメリカは道も駐車場も広い!
MSさん
どんなに日本で運転経験があっても、滞在国のルールのもとで運転するのは、とてもチャレンジングなことですよね。ビクビクしながらも挑戦してみると、よりよいアメリカ生活になるんじゃないかと思います。
運転できるようになれたからこそ自分の行動範囲が広がりお友達も増えて、いろいろな経験ができるなど、ものごとの幅や楽しみが各段に増えて、アメリカ生活の終盤には運転が楽しく感じられるようになりました。今振り返ってみると、怖がりながら運転していた渡米直後の自分は、よく頑張ったなと思えますね。
RNさん
テクノロジー(※4 先進安全技術) に頼ることもよい方法。安全装置付きという安心感もあることで、長距離運転でも心身とも楽に思えたり、6年間無事故で過ごすことができました。
車に乗ることを前提とした、車なしの生活は考えられない環境下でいざ運転してみると、日本よりも一般道もフリーウェイも道幅が広く運転しやすいとわかり、そこまで運転を恐れることでもないと思いました。
MYさん
運転してる時の景色がきれいな場所もあったりして気分転換にもなるのが私は好きですし、運転ができるようになることで、行動範囲はもちろんのこと、自分の世界も広がると思いました。
また、遠くへの外出はもちろん、子どもの学校や習いごとの送迎にも便利で役立つので、少しずつ前向きに運転に挑戦してもらえたらよいのではないかなと思います。
MMさん
RNさんと同じく、私もテクノロジーなど頼れるものはどんどん頼ってよいと思います。アメリカの運転は長距離があたりまえで、日本でいう長距離とは桁が違うので、センサー付きの車を選び運転することで、自分への負担軽減につながるのもよいと思いました。もちろん、テクノロジーに頼るばかりではなく、無事故でいるための最低限の準備、定期点検や安全運転を心がけること、事故発生時の連絡先の確認など、万が一に備えておくことも大切です。
RBさん
「ものは考えよう」というように発想の転換をすることで、運転を楽しんでみるのもよいかもしれません。私は最初、後続車に煽られてるみたいですごく怖かったり、嫌だなと思ったりしたことがありましたが、ある時に「きっとあの人はトイレに行きたくて急いでるのでしょうね。ならば、お先にどうぞどうぞ♪」みたいな明るい気持ちで運転するうち、急ぐ後続車をかわいく感じられるようになりました。
それと、渡米前と渡米後ではどのタイミングで運転の練習したらよいのか、体験談など情報を見つけられず困ったこともありました。いざ渡米後に運転してみたら、私は渡米前に日本で運転の練習をしてきた方が、アメリカで慌てずに済む場合もあるのでよいなと思いました。車の運転には右ハンドル・左ハンドルの違い以前に、逆走や右折・左折する時の危険性など、何よりも先に知っておいた方がよいことが多いと感じたからです。
AUさん
そんなに気負わなくても大丈夫ということをお伝えしたいと思います。はじめはできなかったことが時間が経てば徐々にできることになったり、いくつになってもいろいろできることが増えるってうれしいな、という風に捉えています。「よし、いっちゃえ!」みたいな勢いでフリーウェイにチャレンジするのもよし、ずっと一般道しか使わないのもよし。
個人の判断でご自分にとって心地よい運転の仕方があると思うのです。はじめからフリーウェイなどを試したりすると「もう無理」ってなっちゃうかもしれませんが、一般道であれば道幅が広いし、ショッピングモールなどの駐車場も広くて他の車にこする可能性もないので、日本よりも運転しやすいと思います。
(※4) 先進安全技術
先進安全自動車(ASV)に搭載されている、交通事故防止や被害の軽減に役立つ技術。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置、レーンキープアシスト、車間距離制御装置などがある。
おわりに
6名のメンバーが集まった座談会。アメリカ国内の東西南北に渡って5つの州での運転免許証の取得方法や、その土地ならではのユニークな困りごとなどを和気あいあいと話すことができました。
初めて暮らす土地での慣れない運転を、皆さんが工夫をしながら自分のペースで前向きに挑戦していたことが分かりました。また、州が変わればルールや悩みも異なることに驚きましたね。
これから渡米される駐在家族の皆さんの中には自動車の運転を不安に思う方もいるかもしれませんが、ぜひご自身のペースで少しずつ挑戦し、アメリカでの生活を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
※本記事の中に記載の各州の運転免許取得試験やルールは、運営メンバーが経験した当時のものとなります。最新の情報はご自身で各州のDMV(自動車管理局)のホームページなどでご確認ください。