駐在妻と仕事、立ちはだかる壁とは

「女性活躍推進」、「働き方改革」といった流れの中で、共働き世帯が当たり前のようになってきた今。

自身のキャリアを必死に積み上げる中で、家族に生活習慣も言語も異なる海外転勤の話が持ち上がったら…。仕事を退職、あるいは休職するという重大な決断をし、帯同する駐在妻たちの希望と現実の間には、一体何があるのでしょうか?

 

今回は、当サイト運営責任者 飯沼ミチエが集めた情報の中から、駐在妻に大きな反響があった外部記事をご紹介します。

転勤で引き裂かれる家族やキャリア… 駐在妻が働かないワケ: 海外リモートワークに立ちはだかる3つの壁(中野円佳) – 個人 – Yahoo!ニュース

・・・記事より抜粋・・・

(ビザ、税金、社会保障といった壁があり、)

「おとなしく駐在妻(夫)をしている」
メリットがどんどん高まっていきます。

海外転勤で家族で一緒に行く場合、
はじめは「働こう、キャリアを継続しよう」

と思っていても、

「もういいや夫の扶養に入ろう」
と思ってしまう妻の気持ちも
非常によくわかります。

 

海外転勤の内示が出てから、実際に滞在国に移動するまでの準備(猶予?)期間は、企業によってじつにさまざまで、ある程度計画性をもった時間軸の中で動ける場合もあれば、物理的な移動の手続きをこなすのが精一杯、気が付けばもう現地空港だった!?という話も、海外転勤にまつわるよく聞く話の一つです。

ご紹介した記事では、そんな駐在妻が就労したいと考えた場合に、ビザ、税金、社会保障の「三つの壁」が立ちはだかるとありましたが、最難関ともいえる関門が、じつはその前に存在しているのをご存じでしょうか。

それは、「情報へのアクセス」。

実際に滞在国で就労をした、もしくは今後何らかの形で検討している駐在妻の体験談からは、「情報の質・量はもちろんのこと、どこで必要な情報にアクセスできるのかがわからない。バラバラに点在するパズルのピースのように、一つ一つの情報を自力で見つけることに時間が費やされ、検討する時間もままならないまま渡航日が迫ってきた」「滞在国で実際に働き始めてわかったが、社会保障や税金の面で対応が煩雑で、納税などの経済的負担がかえって増えたかもしれない。事前にもっと検討できる余地があれば、また選択が違ったかもしれない」といった声が聞かれます。

仕事を持つ未来の駐在妻にとって、家族と仕事のバランスを考慮したうえで、帯同するかしないか、帯同する場合はその期間どのように自分のキャリアを維持していくかということは、帰国後の人生やキャリアを大きく左右する重要な問題です。これらの問いの最適解を見つけるために、現地での就労やキャリアに関する精度と鮮度の高い情報、今まで知り得なかった解についての情報が不可欠となります。それらを持ってこそ、納得のいく決定に辿り着けるのではないでしょうか。

「海外赴任(予定)者から、家族の就労に関して相談があった」「家族の海外赴任にともない、仕事の進退に悩んでいる社員から相談を受けた」など、適切な対応についてお困りの際は、当サイトの情報も参考にしていただき、対応方法やサポートをご検討いただければ幸いです。また、今後飯沼が手がける「企業向け研修サービス」の中でも、こうした部分を含めて企業と駐在家族のみなさまの双方を支援していきたいと考えております。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!