駐妻のオンラインカフェ「オンライン授業を中心に世界で広がる教育DXー各地の教育DXについて語ろう!」の開催レポートです。
新型コロナウイルスの影響によって、世界中の教育現場でオンライン授業が始まりました。
「自分が住んでいる国以外の事情は、どうなっているのだろう?」
「さまざまな地域の教育事情を聞いてみたい!」
そんな思いから、開催にいたった今回のオンラインカフェ。
当日は、シンガポール・アメリカ・インド・タイ・日本・中国・台湾・ベルギーの計8カ国から11名の方が参加しました。
幼稚園の年少から高校生までと、お子さんの年齢層が幅広かったため、今回はもっとも多かった小学生のお子さんを対象として、学校の教育環境オンライン化について、各国の状況をお話してもらいました。
「日本の学校もオンライン事情が大きく変化している最中だと思う」
「海外の日本人学校や補習校は、学校ごとに状況が異なる」
「英語圏では、世界中の国から有名大学生のチューターをオンラインで雇っている」
「いくつかの有名なドリル系アプリがある」
「一言で欧米と言いつつも、アメリカとヨーロッパでは子どもにIT機器を使わせることに対する意識が大きく違うのでは」
など、具体的な事例や実際の体験談をまじえた話にはリアリティがあり、世界中の教育環境が変わっている最中なのだと実感することができました。
オンラインカフェに参加し、さまざまな体験談を共有してくださった皆さん、ありがとうございました!!
参加された方のご感想
我が家ではオンラインツールの便利さだけでなく、怖さやリスクについても、YouTube動画やPCに触れる前に子どもに何度も伝えることを決めました。 また、親の情報リテラシー不足を解消する必要を感じました。興味のあるイベント情報や子の可能性を伸ばしてくれるツールなどは、各国で公開先がSNSなのか、インターネット上なのか、チラシなのか異なります。情報をキャッチするには常にアンテナを持つことも必要になります。
日本のように学校、企業、政府が手厚い対応をしてくれる国の方が、世界では圧倒的に少ないのだと知りました。 今回さまざまな国の状況、そして考えの異なる参加者の意見が聞けて勉強になりました。我が家は、どうしていくのか考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
のーりー
各国でのオンライン授業の様子が聞けてよかったです。 できれば、もっと詳しく聞きたかったです。
娘の英国系インターでは、2年近い100%オンライン授業のなかで、アプリは使ったことがないようです。日米のアプリが主体のDX構想は初めて知りました。
日本人がいない地域に住む駐在家庭も多いので、将来はオンライン日本人学校、補習校などもできるかもしれませんね。そのためのラーニングシステムづくりは興味深いと思います。
Yukiko
今回参加して、日本は公立校のDXは遅れてるように感じましたが、塾や個別のオンラインスクール、オンラインサロンは進んでいるのではないかとも思いました。学校や先生にだけに頼り期待するのではなく、親がそれぞれの子どもにあったものを選んで学びの機会を与えること、そして親も学び続けることが大切だと思いました。
ななぽん
オンライン教育について、実態を垣間見ることができたように思えました。 日本でもオンライン教育が進んでいるということに安心した一方で、オンライン教育に対する不安も覚えました。
一つ目は、お話の中で、ご年配の先生が若い先生に取って代わられたことです。教師の役割は、本来は教育学を専門とする分野だと思います。もともと生徒を惹きつける講義を行う方も、IT技能が一時的に不足していたら見放されてしまう。それは、生徒にとってもマイナスなことだと思います。
二つ目は、シミュレーション実験です。私はエンジニアだったことから、社会人になってからも実験を行うことが多い立場にあります。その中で、現実は想定通りには行かず、しかしその違いを調べることで、新たな発見があることも多々あります。そして、何よりも事実を”よく観察すること”の大切さを感じています。シミュレーションは、あくまでも”これまでに分かっていること”を元に、条件を選んで画面上で再現するものだと思っています。失敗することもなく授業としては安全だと思いますが、得られるものも少なくなってしまうように思いました。
Yuko
得られたものはミシェリさんの丁寧なDXの説明、各国の状況と参加者の笑顔です。皆さんが海外で頑張ってらっしゃる姿を見ると励まされます。
Yumiko
当日の資料は情報満載ですばらしかったです。 子どもはまだキンダーなので、利用しているアプリは読書系だけですが、MathとScienceにも興味があるので、これから調べてみたいと思いました! 参加者の方からの話題は多岐に渡っていましたが、DXに限らず親が子どもの教育に関して興味を持つこと、そして子どもの教育方針の軸を持っておくことが大切だと感じました。
ヒトミ
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