駐在ファミリーカフェでは5周年を記念して、24時間LIVEを行いました!
24時間にわたって、実際に現地で生活をしている方や、過去に滞在していた方から、海外のあらゆる地域での生活について生の声を届けてもらいました。
それぞれの地域で以下テーマの中からいくつかお話ししてもらいましたので、このページではイタリア・イギリス・ブルガリア・フランス・ベルギー・ドイツ・スイスの一部をご紹介します。
地域紹介テーマ
- 各国のおみやげ
- ローカルフード
- 新年の祝い方
- 世界のマーケット
- 日本と違うサービス
- 勝手に自慢!滞在国で見つけた日本の〇〇
- 地域紹介トークの最後の締め「各国の‟5”」
コーヒーの飲み方もおしゃれ?なイタリア
イタリアからはミラノ在住のTomomiさんがお話ししてくれました。イタリアのコーヒー文化には「日本と違うサービス」が多く驚いたそうです。どんなサービスなのか聞いてみました!
日本の喫茶店だとカウンターで注文して席に座って飲み物を飲むのが一般的だと思うんですけど、イタリアだとカウンターで立ったまま飲むことができるんですよね。バンコというカウンターがあってエスプレッソを飲んだり、朝ごはんを食べたり、日本の立ち食いそばのような感覚でコーヒーを飲めるんですよ。カフェの奥には座って飲める席もあるんですが、値段が違うのと、イタリア人はおしゃべりが大好きなので、現地の人は立ったまま飲食している方が多いですね。
おもしろいですね!イタリアの人はコーヒーといえばやっぱりエスプレッソなんですか?
そうですね、エスプレッソはよく飲んでいると思います。意外だったのがエスプレッソにお砂糖をざーっと入れるんですよね。なのでカウンターにはお砂糖が山積み置いてあります。朝はカプチーノを飲む人も多いですけど、牛乳は午後以降もたれると言われているので、レストランで食後に飲むコーヒーはエスプレッソかエスプレッソに少しだけ牛乳が入ったマキアートを頼むことが多いですね。
エスプレッソに合わせる朝ごはんは何を食べることが多いんでしょうか?
イタリアでは朝に甘いものを食べる習慣があって、ブリオッシュの中にもチョコレートクリームだったりカスタード、ジャムなんかが入っていて、日本から来た当初は少しびっくりしました。スーパーのおやつが並んでいるコーナーも実はおやつコーナーではなくて、朝ごはんコーナーなんですよ。我が家はおやつとして食べていますけど、イタリア人の子どもは牛乳と甘いビスケットを朝食べて学校に行くそうです。ご飯にお味噌汁に目玉焼きを朝から作っている日本のお母さんはすごいなと思いましたね(笑)。
なるほど、じゃあ野菜とかはもう朝ごはんの概念にないんですね(笑)。
対談では、その他「イタリアのマーケット」、「ローカルフード」、「イタリアの‟5”」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
イギリスの学校生活って……?
イギリスからはロンドン在住のゆっこさんに、駐在ファミリーカフェ5周年にちなんだ「イギリスにまわる“5”」を紹介してもらいました。
イギリスの‟5”とはズバリ……義務教育の始まる年齢!イギリスの義務教育は日本より1年早い5歳からスタートします。実際の現地での学校生活はどんなものなのか、ゆっこさんに聞いてみました!
我が家は長男と次男がそれぞれセカンダリースクール、プライマリースクールに通っています。日本と文化が違うなと思うことはいろいろあるんですけど、おもしろいなと思ったのは、長男の通うセカンダリーには「ドラマ」という科目があって、演技をするんですよ。子どもたちがグループになって台本をもとに演出を考えて、演技をして発表するという授業が毎週あって、日本の演劇部のような活動を授業として扱っているんですよね。あと最近では日本でもよくあるみたいですが、ダンスも義務教育の科目として組み込まれていますね。
勉強以外の科目が充実しているんですね!でも演技やダンスをやりたくない子からすると少し大変じゃないですか?
そうですね、現地の子はノリノリでやってるみたいですけど、やりたくない子もいると思います。でも評価の仕方も日本と違って絶対評価なんですよね。相対評価じゃないので、ある一定のレベルに達すればOKという感じで。それにこっちの学校は表彰したり褒めたりすることが多くて、息子たちもよくアワードだったり、ウェルダンと書かれたシールをもらったりしてきています。子どものモチベーションをうまくコントロールしていますね。
なるほど、それは励みになりそうですね!セカンダリーを卒業した後はどうなりますか?
15歳でGCSEという試験を受けるんですが、これが義務教育の集大成の試験みたいなもので、その後就職するときにも提示しなければいけないんですよね。なので、中学生の頃からチューターをつけて試験対策をしたりするそうです。セカンダリー修了後に大学に行きたい人はAレベルという試験を別途受けるそうですよ。
15歳で受ける試験に人生がかかってるんですね……!
対談では、その他「イギリスのおみやげ」、「新年の祝い方」、「勝手に自慢!イギリスで見つけた日本の〇〇」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
日本と似ている?ブルガリアのお正月
ブルガリアからは元ソフィア在住のチカさんに「新年の祝い方」についてお話してもらいました!なんでもブルガリアにはお正月の過ごし方に日本と共通点があるのだとか。現地ではどんな風に新年を祝うのか聞いてみました!
ブルガリアでは日本と同じでお年玉をもらう文化があるんですよ。スルヴァチカと呼ばれるいろんな装飾が施されたステッキがあるんですけど、クリスマスを過ぎるとこれが駅前にたくさん出てきてスルヴァチカ屋さんが売り出すんですよね。どうやって使うかというと、1月1日に子どもたちがこれを持っておじいちゃんやおばあちゃんのところにいって何か呪文みたいなのを唱えながら、このステッキで背中をポンっと叩くんです。それが健康に長生きしてねというおまじないの意味を持っていて、そのお礼にお金をもらうという文化があります。
お年玉のもらい方がユニークでおもしろいですね!スルヴァチカってはじめて見たんですけど、ひまわりの種とか唐辛子がついてるんですか?
そうですね。お供え的な意味もあるみたいで、ポップコーンがついてるものもあります(笑)。
そうなんですね。ブルガリアは新年を大々的に祝う文化があるんですね。他にも日本と似ているところはありますか?
はい。スルヴァチカのもとになっている「スルヴァ」という新年を祝うお祭りがあるんですけど、これは日本でいうなまはげのような怖いお面をつけてみんなで踊るんですよ。悪霊退散の意味があって、日本の厄落としや節分に似ているなと思いました。ブルガリアは地理的にもヨーロッパだけじゃなくてアジアの影響を受けていることもあるので、日本と似ているところがあっておもしろいんですよ。
なるほど、いろんな文化が混じりあっているんですね!
対談では、その他「ローカルフード」、「ブルガリアのおみやげ」、「ブルガリアの‟5”」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
フランス&ベルギーでおすすめの食べ物は……?
続いては元ベルギーのブリュッセル在住、現在はフランス・パリにお住まいのななぽんさんにお話しを伺いました。ベルギーとフランスでそれぞれ現地の方に愛されている「ローカルフード」について詳しくお伺いしました。
フランス料理というとコース料理が出てくるレストランをイメージされる方が多いかと思うんですが、ブラッセリーというレストランよりも気軽に食事ができるお店が街のいたるところにあります。朝から晩まで空いているので、おつまみ一品とビールを頼んで昼から飲んでいる人だったり、デザートとコーヒーで一息ついている人だったり、ちょっとした時間に利用している人が多いですね。
建物の感じもとても風情があって素敵ですね!
そうですね、フランスらしい素敵な光景だと思います。フランスっぽいなぁというところでは、もうひとつ。特にパリに多い気がするのですが、食事をパンで済ませる人が多くて、よくパンを抱えて歩いている人を見ます。日本だとちょっとおもしろい光景ですよね。バゲットは安いし、一日に何度も焼くので、いつでも焼きたてが食べられてとってもおいしいです。旅行で来られた際はやはりバゲットやクロワッサンを食べてみてほしいです!
すごくおいしそうですね!ベルギーでは何かおすすめのローカルフードはありますか?
ベルギーはレストランだと結構フリッツが有名です。フリッツはフレンチフライのことで、”フレンチ”フライなんですが、実はベルギー発祥なんです!フリッツ専門店もあって、ソースの種類も豊富なんです。
ベルギー発祥なんですね!知らなかったです……!
あとはやっぱりビールですかね。最近は日本でもやっていたりするみたいですが、ベルギービールのお祭りが毎年9月にあって、グランプラスという有名な広場で開催されます。グラスが特徴的だったりするので、こういうのを集めたりするのも楽しいですよ!
いいですね。本当に街並みが素敵で写真を見ているだけで旅行にいった気分になりました♪
対談では、その他「フランス・ベルギーのマーケット」、「日本と違うサービス」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
クリスマスマーケットといえばドイツ!
ドイツからは元ドイツ在住のどいこさん、インタビュアーのATさん、そして現在も滞在されているくるみさんに「ドイツにまつわる“5”」についてお話ししてもらいました。ドイツといえばクリスマスマーケット!そのクリスマスマーケットでおすすめの5つの食べ物を紹介してもらいました。
1つ目はグリューワインと呼ばれるホットワインです。これはドイツのクリスマスマーケットを代表するもので、白ワインもあるんですがやはり赤ワインが有名ですね。ハーブがたくさん入っていて甘い味付けでおいしいんです。各地でいろんなかわいいカップに入れて売っていて、返却するところもあるんですが、場所によっては持ち帰ったりすることもできるので、お土産にもおすすめです!子ども用にノンアルコールのドリンクもあるそうです。
2つ目はシュトレンというドイツのパン菓子です。最近は日本でも話題になっているので、聞いたことがある方・食べたことがある方も多いと思います。ドイツのシュトレンは日本のものと比べると、よりパンっぽい感じです。日本のはケーキっぽいものが多いので、ドイツのものより太りそうな気がしてます(笑)。
3つ目はカリーブルストというカレー味のソースがかかったソーセージです。ドイツといえばソーセージをイメージする方も多いと思いますが、ドイツのソーセージは本当においしい!!旅行先でその国でとてもおいしいと話題のソーセージを食べたことがありますが、やっぱりドイツのソーセージが恋しくなるくらい、大人も子どもも大好きです。
4つ目はフラムラクスという鮭の半身を炙った料理です。マヨネーズがかかっていて、ビールにもよく合うので大好きです。クリスマスマーケットでは小屋で焚火で炙っているので、その光景にも趣があって好きです。マーケットではお肉が多いので、お魚料理が食べられるのも日本人からするとうれしいですね。
最後5つ目はレープクーヘンというスパイスたっぷりのクッキーです。私は大好きなんですが、ひとつひとつが重くてスパイスがかなり効いているので、好き嫌いの分かれるお菓子ですね。苦手なひとも多いですが、ドイツのクリスマスには欠かせないお菓子です!
対談では、その他「日本と違うサービス」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
スイスの驚きのサービスとは……?
スイスからはジュネーブ在住のKさんに「日本と違うサービス」についてお話ししてもらいました。現地での生活には、日本人からすると驚くことがたくさんあるのだとか。一体どんなものがあるんでしょうか?
日本と違うサービスでまず驚いたのが、水道光熱費が家賃に含まれていることです。日本だと使った分だけ支払うというのが普通だと思いますが、私の今住んでいるアパートは水道光熱費が家賃の管理費に組み込まれていて定額なんですよ。
電気代がどれだけ使っても一定なのはすごいですね!どこのアパートでもそうなんですか?
アパートによって違いますね。水道だけ固定というところも多いです。
なるほど、なるほど。他にも日本と違うサービスで驚いたことはありますか?
スイスでは犬や自転車でも公共交通機関に乗れるんです。専用の入り口があって、さらに驚いたのが犬専用の定期券もあるんですよ。
犬も電車に乗るのにお金がかかるんですね!
そうなんです。お金はかかるんですけど、ケージに入れたりリードをつけずに自由に乗せることができるので、ドッグフレンドリーだなと思います。住んでいるアパートの敷地内にも犬のトイレ用のゴミ袋が置いてあって自由にとっていいようになっているんです。
へー!それは犬を飼っている方ならうれしいサービスですね!そうやってきれいな環境を保っているんですね。
はい。あとスーパーでも少しびっくりしたことがあって、精算前のものを先に開けて飲んだり食べたりしてもOKなんです。レジに並んでる間にペットボトルを開けて飲み物を飲んだり、子どもにお菓子を食べさせたりしている方、結構いますね。私はしたことないですけど(笑)。
私も昔ロシアに住んでたんですけど、ロシアも精算前に食べてOKでした。ヨーロッパあるあるなのかもしれませんね(笑)。
対談では、その他「スイスのお土産」、「新年の祝い方」、「勝手に自慢!スイスで見つけた日本の〇〇」、「スイスの‟5”」についてお話しいただいていますので、ぜひYouTubeにて全編ご覧ください!
あとがき
食生活、学校生活、新年の過ごし方など、実際に住んでみないと分からない各国の魅力が盛りだくさんでしたね!こちらで紹介した内容はあくまで動画の一部だけ。もし気になる国があったらぜひYouTubeをご覧になってみてください。
また他の地域の紹介記事もぜひあわせてご覧ください。