子どものサポートとの両立を実現する働き方、自宅での「リモートワーク」というスタイルで働き始める決断をされたアメリカ在住Mさんへのインタビューです。
自己紹介をお願いします
M.Hです。アメリカ滞在1年10カ月になります。
これまでにメーカーの貿易実務、海外の在外公館、大学の国際交流部門で勤務してきました。
現在は、日本にある貿易会社のリモートワークをしています。北米の取引先メーカーとの契約・交渉・日本への製品輸入を担当しています。
どうしてその選択をしたいと思ったのですか?
日本の職場を退職して夫の海外赴任に帯同しました。就労可能なビザのため、働きたい気持ちはありましたが、帯同から最初の1年は、生活の基盤づくり、子どもの学校サポートなど子どもと過ごす時間が主で働くための行動はしませんでした。当時は、周りに働く母親の知り合いが少なく、情報も少なかったため、働くことへのハードルも高かったです。
子ども1人で外出や留守番ができない環境のため日本以上にサポートが必要なので、最初の一歩として、自宅でできる仕事を探し始めました。今までの業務経験が生かせて、リモートワークでありながらも、アメリカにいるからこそできる今の仕事を選択しました。渡米1年後から1日数時間の仕事をしています。
実現するためにどんな努力・取り組みをされましたか?
リモートワークの情報が載っているサイトに登録し、求人情報を随時チェック。職務経歴書の更新をしました。貿易実務のブランクがあるため、採用後、会社に貿易実務のオンライン講座を受講させてもらい勉強し直しました。
家族へどんな協力を、どのように求めましたか?
子どもが学校に行っている時間に仕事をすることが多いため、具体的な協力は特にありませんが、夫に働きたいことを伝えた時に、賛成してくれたことが大きな後押しになりました。採用が決まったのちに、夫の会社に妻の就労が問題ないか等の確認をしてもらいました。