帯同生活を機にMBA取得に挑戦!キャリア継続のステップに

難しかった点、苦労した点はどんなところですか?

意欲・関心・バックグランド(国籍・文化・業界・業務経験・知識量)が全く違うクラスメイトたちとのグループワークで、いかに彼らをリードしてグループをまとめ、期限内に課題を納得のいくものに仕上げていくかに苦労しました。

前職で「様々な関係者と足並みをそろえて問題解決をしていく」という経験をしてきたこともあり、グループでは自然と私がリーダーになりました。しかし、私がリーダーをすれば楽だと(自分も周りも)気が付き、私にばかり任せるようになってしまったため、それ以降はいかに彼らにリードを取らせていくかを念頭にグループ課題を進めていていきました。これはなかなかに難しい経験でした。

また、クラスメイトは20代後半〜30代初めの独身者が多く、ほとんどがキャンパス内の寮で生活していたため、グループワークをするにも24時間を無尽蔵に使おうとする傾向がありました。その中で、ダラダラせずにタイムマネジメントをしっかりやらせるのも大変でした。

 

実際に大学院に通っての今の心境は?得たもの何ですか?

上記の苦労した点は、将来的に職場に復帰し、海外オフィスで外国人スタッフをマネジメントしたり育成する際に役立つ経験になりました。また、フィリピンやアジアの経済、ビジネス環境、文化への理解も深まりました。

一方で、やはり学業は所詮学業、「現場感や緊張感、達成感のある仕事の方が断然楽しい」ということにも気が付きました。たまたま卒業後に元勤め先の現地オフィスから声がかかり、早々に職場復帰することができました。今後は家庭と仕事の両立というワーキングマザーの課題を、私なりに取り組んでいきたいと思います。

 

ワンポイントアドバイスがあれば、ぜひ!

帯同する際に大学院に行くこと(通信教育含む)を検討されている方は、ぜひ早いうちから準備を始めてください。私は学部時代にイギリスの大学への留学経験があり、仕事でも英語を多用する業務に携わっていましたが、GMATについてはコツと訓練が必要で、短期間での準備はとても大変でした。英文履歴書の作成、語学(エッセイライティングのテクニックを含む)、出願に必要な公的試験の勉強(GMAT, LSAT, TOFEL、IELTSなど)などを始めておくことをお勧めします。

 

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