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住み慣れた日本に戻るだけなのに、モヤモヤするのはどうして?~元駐在妻へのアンケート調査『本帰国に関する悩み、モヤモヤについて話そう』から見えたものとは (後編)

調査データ

前編では、アンケート結果から、本帰国前後には誰もが不安やモヤモヤとした負の感情を抱える可能性があることがわかりました。後編では、その感情をどのように解消していったのかをお伝えします。

前編はこちらの記事をご覧ください。

3.悩みやモヤモヤへの対処法はひとそれぞれ。自分にあった対処法を見つけるのがコツ

Q5で、帰国時の悩みやモヤモヤとした感情に対して「どのように対処したか?」をお聞きしました。

最も多い回答は「人に話す」「人の話を聞く」そして「行動する」で、やはり悩みやモヤモヤを一人でため込まずに、誰かに話して共感してもらうことで和らいでいったという声が多かったです。

具体的には、「情報収集をする」「今できることが何かを考える」「ポジティブに考える」という前向きに行動する方「気にしない」「ひたすらモヤモヤする」「諦める」というように自分なりの気持ちの切り替え方を見出す方がおられました。

【コメント抜粋】
人に話す(共感できる人、夫や同じ時期に本帰国した友人など)
・似たような境遇、経験をされた人の話を聞く
・何かしら行動する(情報収集する、スポーツジムで体を動かす、コーチングやキャリアコンサルティングを受ける など)
・とにかく行動する。帰国後すぐ学校に行ったり勉強したり働いてみたり、何かしら行動はしていたので、悩みやモヤモヤはあっても、とにかく行動し続けて気を紛らわしている感じだった。
・子どもの世話が大変だったときは、子供を預けたり、ベビーシッターに頼った。
・モヤモヤがあっても、それを前提として気にしないようにした。

4.モヤモヤ解消には何らかの「きっかけ」がある。それを自ら作り出せることが早期解消の鍵かも

続いて、Q6でモヤモヤが解消した「きっかけ」があった方に、それは何かをお聞きしました。

キーワードは『時間』『行動』『人に話す』『やりたいことをやる』の4つでした。

【コメント抜粋】 
時間
・時間が経ったら日本の生活に再び順応できた。
・地域になじみのお店ができて顔を覚えてもらったりしているうちに、生活のペースが整いストレスを感じにくくなってきた。

行動
・仕事をはじめた影響が大きいと思う。同じ目的に向かう仲間と、生産性のあることをしているという実感が持てた。
・以前に受けたキャリア関連の講座のワークを一晩かけて振り返り、家族や自分自身について思うことをひたすら書き出した。それにより、自分を取り巻く環境が劇的に変わっていることを客観視でき、不安やモヤモヤを少しずつ前向きに解釈できるようになった。
・大きなきっかけがあったというよりは、「人と会って話したり何かしら行動する中で得られたものが、その後の自分のちょっとした行動につながっていく」の繰り返しで、モヤモヤが薄れていった。

人に話す
・夫との会話を通して自分の本心に気付くことができ、(状況は以前とそれほど変わらなくても)モヤモヤの正体がわかりスッキリした。

やりたいことをやる
・モヤモヤしながらも、夫や子供に遠慮せずにやりたいことに向かって進んでよかった
・帰国後に大学でやりたいことを見つけ、夜間コース(滞在国の語学講座)に通った。自分だけの学びの時間を持てたこと、子育て以外の仲間ができたことがうれしかった。

その他
・たくさん寝ること。
・長女が学校生活を楽しんでいることが大きなきっかけとなり、「この選択でよかった」と思えるようになった。
・モヤモヤは必ずしも解消されるとは限らないので、「モヤモヤがあっても今の状況を楽しむことはできるかも」という前向きな考え方に変わった。

5.悩みやモヤモヤの感情さえも糧にしていけるように

最後に、Q7で皆さんに当時の感情を自由に書き出してもらいました。ここから本帰国前後の感情について3つのことがわかりました。

①住み慣れた日本に本帰国する時期には誰もが悩み、モヤモヤを抱える可能性がある
②本帰国時に知っておくとよい情報や心構えがあれば、その悩みやモヤモヤを軽減(もしくは期間短縮)させることができる
③悩み解消の「きっかけ」「方法」はひとそれぞれ。悩みやモヤモヤに向き合い、自分にあった解消方法を見つけられるとよい

【コメント抜粋】
・自分は変化に弱いと感じていたが、本帰国時のモヤモヤを通して、そんな自分を認められたのが大きな進歩だと感じています。いまはこの気持ちを上向きにするきっかけを模索中です。

・本帰国に対して、事前情報から構えすぎていたかなとも思います。趣味でも仕事でも自分にやりたい事があって、楽しみを作ったり、それに早くアクセスできれば、色々と大変なことも乗り越えやすくなるのではないかと思っています。

・本帰国後、2~3カ月目が私は一番つらかったです。船便で届いた大量の段ボールを子供が幼稚園に行っている間に一人で必死で片付けたのもつらかったです。当時は夫は多忙だから片付けを頼めないと思っていましたが、もっと手伝ってもらえばよかったかもしれません。

・思い出のあるものを短期間で大量に処分しないと生活スペースが作れず、モノを沢山捨てなければいけないことがストレスでした。

・現在のモヤモヤは、夫が本帰国して再同居したために生じた生活の変化によるものですが、夫との話し合いを通じて、本当の気持ちに気付けました。以前から夫に不満を言うこと自体にハードルがあったのですが、赴任前より自分の負の感情を解消する技術が向上したのでは?私自身、モヤモヤはしたけど進歩してるかも…なんて感じています。

・夫のこれからのキャリアも気になります。それにより自分がどう働くかも左右されるからです。

・私にとって駐在期間は、ロングバケーションみたいなものだったので、本帰国=現実世界に戻る、という感じで本当に嫌でした(笑)。ただ滞在先でしか経験できないことがあったように、駐在ブランクを経て日本に戻ったからこそ成せたこともたくさんあったので、モヤモヤしている皆さんもこれからの自分を楽しみに過ごして欲しいと思います!

アンケートを終えて

海外生活をはじめるときの不安やモヤモヤとした感情は、比較的本人も自覚しやすく、家族や会社からの気遣い、サポートなども受けられるようになってきました。

一方で、本帰国のときはどうでしょうか?

本帰国のときにも同じことが起こりうることは、本人にもまだ周知されておらず、ましてや海外在住経験のない方からの理解はほとんどされていない状況です。その背景には、「母国に戻るのだから」と本人も特に気に留めなかったり、「早く新生活を整えないといけない」と生活が優先になったり、母国だからこそ自身の環境変化に対する意識は低くなってしまうのかもしれません。

私たち駐妻カフェでは、メンバーの実体験からも本帰国時のサポートの重要性を認識しています。そして、そのような時期に自身の抱える不安やモヤモヤとした感情にきちんと向き合うことで、海外経験が自分や家族にとって大切なものだったと受け止めることができ、その後の新生活を前向きに送れるようになると考えています。

今後、駐妻カフェではサイトの記事やオンラインカフェなどを通じて、本帰国を控えた方、すでに本帰国された方を応援するコンテンツを増やしていきますので、ぜひご期待ください!

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