帰国子女枠で中学編入試験を受けました【タイ日本人学校→日本私立中学校】

本帰国後の学校選び

タイ・バンコクから本帰国し、お子さんが帰国子女編入受験をしたちはるさんのインタビューです。学校の選び方、入学までの流れ、試験対策などについてお聞きしました。

自己紹介をお願いします。

2度のバンコク駐在を経験し、通算15年バンコクに住んでいました。4人家族で、夫、高校2年生の娘、小学6年生の息子と私です。子どもたちはバンコク生まれのバンコク育ちで2020年3月に本帰国をしました。現在は東京在住です。

帰国時のお子さまの年齢を教えてください。

娘は中学2年生、息子は小学3年生でした。

お子さまは海外でどのような学校に通いましたか?また帰国後は帰国子女受験をされて、どのような学校に通いましたか?

子どもたちは日系の幼稚園に通い、その後、バンコク日本人学校に通いました。娘は帰国子女枠で都内の私立中高一貫校に、中学2年生の4月から編入をしました。息子は小学3年生から公立の小学校へ転入しました。

その選択をされた理由をお聞かせください。

娘は、バンコクで小さい頃からテニスをしており、本帰国後もテニスを続けたいと強く希望していました。そのため、私立の中高一貫校で硬式テニス部がある学校を探しました。また、公立校も検討しましたが、日本で小中学校に通ったことがない娘には、帰国子女の多い私立校の環境が合っていると思いました。

帰国子女受験で入学・編入した学校に実際に通わせてみて、よかったことは何ですか?また、実際に通われたお子さまはどんな様子でしたか?

春休みに本帰国をして、新学期が始まる前からテニス部の練習に参加させてもらったので、授業が始まる前からテニス部の友だちができました。学校の雰囲気もわかり、登校初日は不安より楽しみの方が大きかったようです。

また、帰国子女が多く、生徒たちもとてもフレンドリーでみんな親切。先生がたのご指導もとても手厚く、娘は最初から不安を感じることもなく学校生活になじむことができました。英語の授業も多く、英語の取り出し授業(帰国生などが少人数で別のカリキュラムで英語を学ぶ取り組み)もありました。自分の得意な教科が伸ばせる環境があるのはありがたいです。

滞在先では受験のための準備はしていましたか?

日本人が経営している塾に通い、個別に編入試験対策をしてもらいました。試験教科である国語・英語の2教科を重点的に勉強しました。

英語に関しては、娘は日本人学校に通っていましたが、小学校低学年から塾や家庭教師を利用して勉強をしていました。バンコクでは日本と同じく年に3回英検を受験できるので、娘は英検対策にも力を入れており、帰国子女枠の編入受験の際には、準2級を取得済みでした。

バンコクでは、英検対策をしてくれる日系の塾や家庭教師が充実しています。日本人学校、インターナショナルスクール、どちらに通っているお子さんでも、帰国子女受験・編入受験で少しでも有利になるように、早い時期から英検を受験する方がとても多いように思います。日本人学校に通っていても、帰国子女枠の規定に達していれば受験が出来る学校が多いので、特に英語に力をいれているご家庭が多く、英語の学力は高いように感じました。

学校の情報はどのように得ましたか?

バンコク日本人学校には、さまざまな日本の私立の学校が説明会をしに来てくれていたので、そこで情報収集をしていく中で編入受験ができることを知りました。それから、塾の先生方にも希望の学校のことを相談して、試験内容などの情報を得ることができました。一時帰国の際には、実際に娘と一緒にいくつか学校見学に行き、そこでも情報を得ることができました。

受験勉強で大変だったことは何ですか?

日本のように子どもだけで塾に行かせるのは危険なので、常に送迎が必要になります。塾によってはバス送迎があるのですが、娘は通常の塾の授業後に、夜遅くまで個別で編入受験対策をしてもらっていたので、毎回送迎をしていました。体調管理も大変でした。

何校受験されましたか? また受験校の科目について教えてください。

3校です。全校受験科目は国語・英語・面接(学校によって2者面談と3者面談)でした。面接対策としては、入学志望動機や海外滞在中に経験したことを文章にまとめて塾で添削をしてもらいました。

受験時はまだ海外在住だった方は、受験のための帰国はどのようなスケジュールを組まれましたか?大変だったことはありますか?

夫の帰任が娘の中学生活の途中でのタイミングになりそうだったので、帰国子女枠での編入試験を本格的に検討しました。そして2020年3月、娘が中学2年生に進級する直前に母子だけ先に本帰国することを前提に、その半年前から帰国子女枠の編入試験に向けて準備を始めました。

2019年8月

  • 夏休みの一時帰国を利用して学校見学へ行く。
  • 塾に編入試験のことを相談する。受験に向けて個別対応をしてもらう。
  • 編入試験について、希望する学校に直接問い合わせをする。

2019年12月以降

  • 願書等提出

2020年2月

  • 一時帰国をして編入試験を3校受験(関西1校・関東2校)

東京に帰国予定でしたので、関西の学校に行く場合は寮生活を予定していました。私の両親が関西に住んでいるため、関西圏の学校も考えました。

  • 合否は2、3日の間に学校側から連絡が来ます。

編入試験のあった2月は、日本は真冬。年中暑い国に住んでいた私たちにとっては、寒さが非常に辛かったです。また、受験日まで娘が体調を崩さないかどうか、直前まで不安でした。

帰国子女枠の編入試験では、基本的に親が学校側に連絡を取り、試験範囲、受験日を確認する必要があり、やり取りに苦労しました。

何度も受験の度に帰国することは難しいので、一度の一時帰国の期間内で希望する学校の受験日を調整することが大変でした。しかしどの学校も寛容で、試験日程を融通してくださった結果、3校の編入試験を受けることができました。

帰国子女受験・編入試験について、お子さまとどのような相談をされましたか?

娘に「日本の学校で何がしたい?」「どんな学校に行きたい?」と聞いて、本人の希望を尊重しました。また、一時帰国中に学校見学に行き、実際に学校を見て本人の希望を聞きました。

お子さまの今後の進路について、どのようにお考えですか?

高校生になった娘は大学進学を考えています。 海外生活が長かったので、本人は留学をしたいと言っています。

これから帰国子女受験・編入試験を経験される方へメッセージをお願いします。

準備や受験勉強はいろいろと大変でしたが、帰国子女枠の編入受験をしてよかったと親子共々思っています。ご縁のある学校に決まった時は親子でとてもいい経験ができたという達成感があり、親子の絆もさらに深まったように思います。

バンコクはありがたいことに日系の塾も多いです。塾が受験に対して柔軟に対応してくれたことにも、大変感謝しています。塾を大いに利用していろいろな情報を得ることも大事だと思います。

貴重な海外経験を生かすことができる帰国子女受験や編入受験を利用して、日本でも子どもたちの得意分野を伸ばせるような環境を作ってあげるといいかと思います。

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