お金や場所などの制約がいっぱい…海外で習いごとはどうやって見つけるの?(困ったエピソード①)

あれを習いたい!と思っても、お金や場所などの制約で思い通りの習いごとが見つからないのが海外生活。
そんな中でもやりたい習いごとを見つけて楽しまれている駐在妻さんの体験談をご紹介します。

新型コロナウイルスの影響により、表記されている情報に変更があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

メンバー紹介

Mさん

2016.10〜中国在住
習いごとの少ない地域でも工夫して、複数の習いごとに挑戦。

 N.Uさん

2021.4〜タイ・バンコク在住
自分の学びたい内容と費用の折り合いをつけ、満足できる語学コースを選択。

習いごとを始めるとき、困ったことはありますか?

Mさん

現地の習いごとはすべて中国語でおこなわれているので、いざはじめようとしても、ハードルが高いと感じます。また、外国人向けや大人向けの習いごとは少ないため、やりたいと思ってもできないことが多く非常に残念です。

 N.Uさん

語学学校を検討する際、月謝は夫の給与から出してもらうことになるので、自分がやりたい内容と価格との折り合いを考えるのが悩ましかったです。

運営メンバーHana

まず、Mさんに質問です。

習いごとでの中国語の壁をどのように乗り越えましたか?また、言語のハードルが高くない習いごとをどのように見つけましたか?

Mさん

まず、会社の福利厚生で使えるジムで、ヨガクラスに参加してみました。日本でヨガをやっていた経験から、中国語で行われるレッスンでも、何とか参加することができました。見よう見まねで動きながら、中国語も少しずつ覚えていきました。

また、中国で習いたかったことの一つは、日本でも習っていた書道です。やっとみつけた教室(街中を散策していて、たまたま発見した子ども向け教室)に、最初だけ友達に通訳に来てもらい内容を確認してからはじめました。

どちらも日本で経験していた習いごとだったため、見よう見まねでもはじめられ、その点は少し気楽になれてよかったと思います。と言っても、わからないことが多かったし、今も中国語の壁は乗り越えられてはいないけれど、「何ごとも経験、楽しんでみよう!」という気持ちです。

書道道具

ハードルがありつつも多くの習いごとをされていますが、その原動力は何ですか?

Mさん

いろいろな習いごとができる地域の方に比べると、私はあまり多くのことはしていないかもしれません。でも、「日本の生活で続けてきたことを中断してまで同行した駐在生活。それは期間限定なのだから、やりたいことはなるべくやり切っていこう、この期間を充実させて楽しみたい!」と思い、やりたいことにチャレンジするようにしていました。

もともと現地でやりたかった中国ならではの習いごとができなかった時、日本でやっていた習いごとやオンラインの習いごとに切り替えられたとのこと、その理由やその時の気持ちを教えてください。

Mさん

もともとは現地大学の語学留学クラスに入りたかったのですが、居住地付近で語学クラスを開講している大学がなく、また、語学学校も見当たりませんでした。そこで、週一回、知り合いに教えてもらうことからスタートしました。

その後、もっと中国語を学びたくなったため、中国の他地域や日本からオンラインで教えてくれる先生を探し、講座を受講してみました。授業自体には満足していたのですが、“せっかく現地にいるのに現地で学べない”という状況が残念でしかたがなかったです。

そんな時、新型コロナウイルスが流行りはじめました。それに伴い、各地の大学で授業がオンライン開催に。これまで受講したくても、通学が難しくて諦めていた現地大学主催の語学クラスに、思いがけず参加できるようになったのです!参加してみると、オンライン授業に慣れていたおかげで、スムーズに受講できました。

また、新型コロナウイルスの流行をきっかけに、他にもオンラインでできることが増えました。こうしてどこにいても学べ、取り組める時間があるのは、逆に恩恵だと思います。

運営メンバー Yuka

次にN.Uさんに質問です。

自分が本当にやりたかったことと予算との乖離があったということでしょうか?検討の際、どのようなことに悩みましたか?

N.Uさん

タイ語を学ぶための語学学校の費用については夫の会社から補助が支給されるのですが、「費用全額の7割負担」という規定があります。3割については自己負担(夫の給与から)になるので、語学学校およびコースを検討する際には、自己負担額が高額になることを懸念していました。

ただ、私は通学目的が「知り合いを作る」ことではなく、「日常生活に使える会話力」を身に付けることだったので、グループレッスンではなくプライベートレッスンを受講したいと考えていました。

折り合いをつけるため、ご家族とどのようなお話をされましたか?

N.Uさん

夫には費用は高くなってしまうけれど、「日常生活に使える会話力」を身に付けるため、グループレッスンではなくプライベートレッスンを受講したいと伝えました。すると夫からも「日常会話ができるようになってもらえると自分も助かるので、費用は気にせずプライベートレッスンを受講してほしい」という返事をもらうことができました。

折り合いをつけた結果、納得のいく結果となりましたか?

N.Uさん

最も高額となるのは「プライベート・フレキシブルタイムコース」だったのですが、私は少し費用を抑えるために「プライベート・曜日時間固定コース」を選択しました。

最初はフレキシブルタイムの方がいつでも受講ができるのでよいかと思っていましたが、曜日固定にしたことで逆に1週間のスケジュールが立てやすくなり、また譲れないポイントだった「プライベートコース」を選択することができたので納得して通学することができました。実際に通い始めてみて、プライベートコースでしっかり自分が話す時間を確保することができ、この選択をしてよかったと実感しています。

習いごとに関するその他のエピソードがあれば教えてください。

Mさん

元々中国でするつもりのなかったヨガが、今ライフワークの一つになっています。
海外生活で価値観や考えなども変わったことや、この期間で出会えた方々のお陰もありますが、スモールステップで始めたことが、後から形になることがあるんだなと感じています。

ヨガ教室

これから習いごとを始めようとしている方へアドバイスをお願いします。

Mさん

現地でやりたい習いごとができないとお悩みの方もいらっしゃると思います。“内容や場所など現地だからこそできること”に最初はこだわっていましたが、“今のこの時間・期間だからこそできること”と考えるとさらに幅も楽しみ方も広がると実感しています。

また、習いごとをする機会がなかった時は、頼まれて日本語を教えるボランティアをしたり(経験・資格なし。後に資格取得)、会社のイベントに参加したり、習いごとではない現地での活動をしているうちに、興味や世界が広がっていきました。(迷走もしましたが。苦笑)

せっかくなので、自分のやりたいことや関心のあることに素直にチャレンジしてみる期間と捉えてみてください!また、周りの人に聞いたり頼ったりしてみると、案外、現地の方はよろこんで助けてくれると思いますよ♪

N.Uさん

習いごとは”駐妻生活”を充実させる上で有効・有益な方法だと思います。費用を配偶者に出してもらうことにためらいがある方もいるかも知れませんが、例えば語学習得は家族の生活をサポートすることに繋がりますし、語学以外であっても習いごとによってママが楽しく充実した生活を送ることができれば、大きな意味で”家族のため”につながると思います。習いごとの選択肢はたくさんあると思うので、ぜひ自分が楽しめるものを見つけてみてください!

運営メンバー Yuka

ありがとうございました。

Enjoy your expat life !

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