滞在先の慣習や異文化に触れ駐在生活を彩った習いごととは?(ドイツ・A.Tさんの場合)

駐在ファミリーカフェ運営メンバーに行ったアンケートをもとに個別インタビューを行いました!
今回はドイツ滞在中に自分の好きな分野で習いごとを楽しんだA.Tさんの体験談です。

新型コロナウイルスの影響により、表記されている情報に変更があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

運営メンバーYuka

まずはドイツ語&ヨガについてお話をお聞きします!

習いごとの内容

名称ドイツ語&ヨガ(bodyART)
概要ドイツ人の先生(女性)の自宅で行われる少人数制グループレッスン。
団体名(URL)※任意
形式
(対面/オンライン)
対面(コロナ禍はオンライン)
頻度週2回(途中で週1回に変更)
活動期間2019年9月〜2021年3月
料金月額:28,000円程度(週2回の場合) 1回:3,500円程度
交通手段・通学時間手段:自転車 通学時間:20分程度
何で見つけたかSNS

はじめたきっかけは何ですか?

A.Tさん

ドイツ語は生活するためのベース、ヨガは体力づくりに役立つと思ったためです。また、友達づくりのためでもありました。

参加者はどのような方々でしたか?

A.Tさん

日本人駐在妻向けの教室です。ドイツ人の先生は、元ご主人が日本人男性のため、少し日本語をお話しされる方でした。

習いごとがある日の1日のスケジュールを教えてください。

A.Tさん

6:45 起床~朝食~家事
8:40 家を出る
9:00 ヨガレッスン+着替え
9:50 ドイツ語レッスン
11:45 先生宅を出発
12:15 帰宅
午後はフリー(友人とランチ、ドイツ語の復習、家事、買い物など)

ドイツ語とヨガのセット講座とは、どのようなものでしたか。

ドイツ語の先生はヨガのインストラクターでもあり、同日にヨガを40分間、その後ドイツ語90分間というコンビネーションクラスでした。最初に身体を動かすことで心身共にリラックスして、ドイツ語の時間はとても集中して授業を受けることができました。

滞在国ならではのエピソードや日本との違いを感じた場面があれば教えてください。

先生の方針は、リアルなドイツを知ってほしいということでした。そのため、コロナ禍でオンラインレッスンに切り替わるまでは、ドイツ語の時間にその季節に合わせた伝統行事の体験や、一緒に料理やお菓子作りなどをしました。時にはお菓子を作った残り時間でドイツ語レッスンをする、ということも。進み方がゆっくりだったので、ドイツ語をしっかり学びたい人よりも生活を充実させたい人向けの内容でした。

先生が同い年のドイツ人女性のタンデムパートナー(言語交換パートナー)を紹介してくださったので、月1回オンラインでおしゃべりをしていました。彼女はオリンピック代表選手のコーチングコーチをしていて、日本へ行くために日本語を勉強していました。しかし、日本へ同行できないことが分かって彼女のモチベーションが下がってしまい、半年ほど経った時点でやめることになりました。

習いごとに関して、コロナ禍による変化はありましたか?

ドイツ語もヨガも対面レッスンからオンラインレッスンに変わりました。オンラインだと発言や質問のタイミングが難しい、友人とのおしゃべりもしづらいと感じました。また、通学がなくなってからはオンオフの切り替えが難しく、私には対面レッスンほうが合っていたと思います。

運営メンバーYuka

つづいてメディカルハーブのお話をお聞きします♪

習いごとの内容

名称メディカルハーブ(自然療法)
概要自然療法を学ぶレッスン。基本は日本在住の日本人向け。在留邦人(駐在、永住問わず)向けに先生宅でのレッスンもあり。
団体名(URL)
形式(対面/オンライン)基本はオンライン、対面で行う講座もあり
頻度単発
活動期間2020年6月~2021年12月
料金1回:20,000円程度(1€=140円換算)
交通手段・通学時間手段:バス 通学時間:30分程度              
何で見つけたかSNS

はじめたきっかけは何ですか?

A.Tさん

日本では漢方薬を愛用していましたが、ドイツでは購入できないので、それに代わる物として生活に取り入れたいと考えていました。

どのような講座でしたか?宿題や課題はありましたか?

対面講座では、近所の森を散歩しながら野草を摘み、フレッシュなハーブを使ったティーや料理を習いました。季節によりカレンデュラ、カモミール、ネトルなどが雑草のように自生しているので、とても新鮮でした。習ったレッスンそのものは単発だったので、宿題や課題はありませんでした。その後、テキスト作りのお手伝いをすることになってからは、校正、実習の試作などのため、不定期に20回程度、朝から夕方まで先生宅に通いました。自宅では毎日、宿題や課題をこなしている感覚になりました。

メディカルハーブについてはまったくの素人だったので、とても大変でしたが、自分で考えたレシピが採用され、それが生徒さんに好評だったときはとても嬉しかったです。

習いごとで学んだことを日常生活でどのように活用していますか。

やけどをした時の処置や、家族(犬も含め)の体調管理などに役立てています。その他、自然療法の考えとしてなるべく物事を中庸に考えることを心掛けるようにしています。
また、帰国後はあまり土地勘のない場所に住んでいますが、ハーブつながりで尊敬できる友人ができました。習いごとを通じて知り合った友人たちは渡独時期も近く、ドイツで生活するにあたっての不安も共有できた心強い存在でした。

運営メンバーYuka

海外生活でいくつかの習いごとをされたA.Tさんの思いをお聞きします!

おすすめの情報収集方法や申込時の注意点など、お役立ち情報があれば教えてください。

当時は友達がまだいなかったのでSNSでの情報収集がメインでした。
また、海外では事務方が日本ほどしっかりしていないことも多く、信頼できる教室を見つけることが大変だと思います。合わないなと思ったら、早めにその習いごとを辞めてみる、教室を変えてみるなどの割り切りも必要だと思います。

いくつかの習いごとをする原動力は何ですか?

期間限定の駐在生活なので、ドイツでしかできない体験をたくさんしたかったためです。また、コロナ禍のロックダウン中でも日々、自分を退屈させないようにしたいと考えていました。

習いごとをしてよかったことや新しい発見はありましたか?

メディカルハーブは自然療法を学ぶレッスンです。日本では作られた美しさが多いことに反して、ドイツは自然そのものの美しさをたくさん目にしました。ドイツの人は不便でも自然との共存を重視することが多いので、そういった感覚が軸になっている自然療法から得たものは大きいです。

これから習いごとを始めようとしている方へ一言お願いします!

A.Tさん

将来の役に立つ、立たないにかかわらず、自分が楽しめることに挑戦してみるのもよいと思います。知識は後からでも得られるので、できればその滞在地でしかできない体験をしてみることをオススメしたいです。

運営メンバーYuka

駐妻ファミリーカフェでは、さまざまな生活関連情報(地域別生活情報、ボランティア体験情報、習いごと体験情報)を掲載しています。ぜひご覧ください♪

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