赴任先で仲良くなった友達から刺激を受けています!

初めての海外生活、初めての専業主婦生活……不安な中から新生活をスタート。
休職して帯同している、アメリカ在住Sさんへのインタビューです。

自己紹介をお願いします

Sです。アメリカ滞在1年3カ月で、子どもは2人います。
日本では、専門職に10年従事(育休2回含む)しました。現在は、休職中です。

どうしてその選択をしたいと思ったのですか?どんな日々を過ごしていますか?

夫の海外赴任が決まった際、家族はなるべく一緒にいたいという私と夫の希望から同行を決意。でも好きな職場なので退職はしたくありませんでした。会社には休職制度があり、夫と同じ職場のため理解も得られやすかったので、休職制度を利用し帯同しました。そして、就労規定で副職が禁じられていることから、現地で働くという選択肢はなく、専業主婦をしています。

私は料理と英語が苦手で、アメリカで暮らすこと=自然とこの二つと向き合うこと、になりました。こちらに来た当初は、三食+弁当を作ることに手いっぱい。英語は、夫に「“勘(カン)グリッシュ”だね」と言われながら、なんとなくやり過ごす、そんな状況でした。そもそも環境を変えることが苦手で、自分の英語力に自信もないので、こちらで生活していくこと自体に不安がありました。

でも、渡米から1年、“慣れ”と“すべてはなんとかなる”ということが分かった今は、ESL(English as Second Language)に通いつつ、友達と楽しく過ごしたり、スクラップブッキングをしたり、ボランティアしたり、そんな毎日です。

友達はどのように作りましたか?気を付けていることはなんですか?

幸いなことに、私の住んでいるエリアには日本人が多いので、ESLですぐに友達ができました。日本人が集まる場所に行けば、皆求めているものは似ているので、日本にいる時よりも友達作りのハードルは低いと思います。また、託児付きESLであったため、子どもと同年代の子を持つ友達も自然とできました。

とはいえ、元来インドア&閉じた性格なので、そのような場に行くときはなるべく“開いた心”でいることを意識して、新たな出会いをポジティブに捉えるよう努めています。

休職に関して言えば、職場からの連絡にはすぐに対応するように意識しています。また、このような人生経験をさせてもらっていることについて、職場へ感謝の気持ちを伝えるよう努めています。

今の心境・得たものはありますか?

日本では、仕事が中心の生活であったため、友人は同じ職場の人、保育園のママ友が多く、環境や考え方が自分と似ている人が多かったと思います。

こちらでできた友達は、“ここで暮らしている日本人”という接点で話をするようになり、話を聞いているうちに「そんなことできるの?」「そんなことしていたの?」と友達自身を知ることがとても興味深く感じました。

家がきれいな子には「どうやって家事を回しているの?」、料理上手な子には「その食材はどこで買ったの?レシピとコツを教えて!」、子どもとの関係が素敵な子には「どうやって接したり、声掛けしているの?」、英語が堪能な子には「どうやって勉強したの?」と、いろいろと聞いています。笑

小さい子がいるので家で集まることが多く、友達の暮らしぶりから、自分に足りないものをたくさん教えてもらいました。やはり、費やしてきた時間というのは、その人の力となっているなと感じ、「今はキャリア的にはブランクかもしれないけれど、今までと違う筋力を鍛えて、自分を底上げしよう!」という気持ちにもなりました。

また、渡米してからすぐに実父の病気がわかり、闘病の末、他界しました。その時には、友達によく話を聞いてもらいました。どうすべきか迷う中で、話すことで答えが見つかったことも少なくありません。逆に、何も聞かず、ただ楽しい話をしてくれる友達にも救われました。いろいろな手続きで一時帰国している期間が長く、母の寂しさを思うと後ろ髪引かれる思いでしたが、待っているよ~と連絡をくれる友達がいたから、またこちらで頑張ろうという気持ちになりました。

海外で暮らしている期間とはいえ、流れている時間は同じですし、家族にはいろいろなことが起きると思います。そういったときに、じっくりといろいろな事が話せる友達が身近にいるというのは本当にありがたいことです。また、人と交流し、刺激を受けることで、これまでの自分を振り返り、自分はどうしていきたいのか?どうありたいのか?ということを考えるきっかけにもなりました。

そして、ここで知り合った友達と、帰国後にどんな関係が築けるかな?というのも、今から楽しみなことのひとつです。