ジャカルタで第二子を出産された、Jurielさんのインタビューです。
自己紹介をお願いします
Jurielと申します。ジャカルタに住んで3年半です。(2014年8月~)
出産場所は、南ジャカルタの”Rumah Sakit Pondok Indah”(ポンドックインダー病院)です。
妊娠から出産まで、どのようなスケジュールでしたか?
2015年9月 妊娠検査薬で妊娠発覚
SOS Clinic CipeteのDr.Inguに、妊娠初期のチェック
・心拍確認
・血液検査(検査項目は日本と同じ。トキソプラズマ、サイトメガロウイルス検査もあり)
・尿検査
2015年10月~12月 ・【4週間に1度の定期健診】SOS Clinic CipeteのDr.Ingu
2015年12月 【トラブル】
Dr.Ingu が1ヵ月程不在だったため、分娩を考えている、Rumah Sakit Pondok Indahへ。
初来院だったので、Jクリニックを通した所、Dr.Sawitriを強く薦められました。
→Rumah Sakit Pondok Indahでは、お腹のエコーのみで、10分程で終了。
→子宮頚管の長さが『2.8㎝』と表示されていたので質問したところ、問題無いと言われたものの、
やはり気になったので、別の病院、別の医師にセカンドオピニオンをお願いしました。
→「子宮頚管が短くなっているので、シロッカー手術をして下さい!」と言われて呆然。
→紹介状を書いてもらい、その日の夜、手術が出来る、Rumah Sakit Pondok Indahで、Dr.Sawitriと別の医師に念入りに見てもらう。
→「子宮頚管は4㎝あるので、全く問題無い」と言われ、何を信じたら良いか分からなくなる。
2016年1月
→年明けに、Jakarta Woman and Children(日本人対応が無いので、日本人利用は少ないが、インドネシア人、欧米人には人気のクリニック)のDr.Robert(この医院の創立者)に診てもらい、同じく異常無しと診断される。
2016年2月 【妊娠8か月目から、検診が2週間に1度になる。】
2016年3月 定期検診先を、Dr.Inguから、Dr.Bramunditoにする。
(Rumah Sakit Pondok Indah。分娩を、この先生にお願いするため。)
2016年5月4日 前駆陣痛があったため、病院へ。子宮口が2㎝開いていたので、渋滞を避けるために、このまま入院することに。
5月5日 産まれない…
5月6日 産まれない…。子宮口がようやく3㎝に開く。赤ちゃんの状態は大丈夫だったが、微妙な痛みがずっと続いているため、
弱い陣痛促進剤を投与して様子を見ることに。
5月7日23時頃 今までよりも強い陣痛が来たため、病室から陣痛室へ行く。子宮口がすでに5㎝開いていたため、
分娩室へ移動。
5月8日5時22分 出産
なぜ現地出産にしたのですか?
子供が1歳過ぎた頃、 インドネシア人を筆頭に周りから 「そろそろ2人目だね~」と盛んに言われるようになりました。
たしかに、子供は2人欲しいとは思っていましたし、タイミングとしては良いのかもしれませんが、 2、3年で日本に本帰国する予定になっていることもあり、少し間が空いてしまうけれども、周りには 「日本に帰ってからかな~」 と話していました。
でも、ジャカルタで出産を経験した欧米人の方から言われた一言で、気持ちに変化が!!
「ジャカルタの医療は、意外と問題無いと思うし、海外で出産するって、とても貴重な経験よ。
それに、日本に帰ってからだと、メイドさんもシッターさんもいないし大変じゃない?
こっちで産んだ方が絶対楽だと思うけどなぁ。」
目からウロコでした。
たしかに、日本での出産を実際に想像すると、出産自体は日本での方が安心できるけども、 妊娠中思うように動けない時に、上の子の相手をしなければいけない。
家事も自分でやらないといけない。
幼稚園は基本的に3歳からでないと入れない。
働いてないから、保育園という選択肢も無い。
更に、2人目が産まれたらどうなっちゃうの??1人目の時でも大変だったのに…。
親からのヘルプが受けられる環境にはありますが、さすがに毎日毎日は無理ですしね。
一方、ジャカルタでの出産の問題点は、医療面が気になることと、言語面少々。
メイドさん、シッターさんの扱いは既に慣れているし、1歳半から通えるプレスクールもとても充実してるから、妊娠中や産後はとても助かる。旦那と離れる必要もありませんし、出産前後は親も来るだろうと。
医療面についても、インドネシア人の友人は当然ジャカルタで出産しているし、 日本と同等・それ以上であろうヨーロッパの友人達も、結構ジャカルタで出産を経験していて。
(インドネシア⇔ヨーロッパ間は移動が大変な事も大きいですが) それなら私も大丈夫ではないか?と思うようになり。
それで、「可能なら、ジャカルタにいるうちに出産したい。」 と考えるようになったのです。
現地での妊婦健診や出産に関する費用面について、教えてください
妊婦検診、出産費用はこうです。(2015年、2016年当時)
①SOS Clinik Cipete
初診・血液検査 Rp約4,000,000(約35,000円)
妊婦検診 Rp1,500,000
内容:4Dエコー 経腹・経腟エコーあり 検診時間は30分以上(しっかり見てくれます)
②Rumah Sakit Pondok Indah
妊婦検診 Rp575,000(約5000円)
内容:2D エコー 経腹エコ-のみ 検診時間は10分程
③出産費用
[普通分娩] | [帝王切開] | |
スイートルーム | Rp38,400,000 | Rp:62,000,000 |
VVIP A | Rp28,600,000 | Rp:49,300,000 |
VVIP B | Rp27,100,000 | Rp:47,300,000 |
VIP | Rp23,400,000 | Rp:42,300,000 |
スイートルーム …有名人や大家族用。VVIPルームの1.5倍くらい広い
VVIPルーム …個室。ベッド、家族用のソファーベッド、ダイニングテーブル(4人用)、シャワー、トイレ付
VIPルーム …個室。家族用のソファーベッドと、ダイニングテーブルは無い