海外で日系幼稚園に入園後、現地校に転園しました【イギリス・ロンドン】

ズバリ、何が決め手となってその幼稚園を選びましたか?

幼稚園の雰囲気と先生方の印象がよかったからです。

期待や予想と違っていたことはありましたか?

日系と言えども海外の幼稚園なので、自由度が高いかなと思っていたのですが、イギリスの教育制度(早期教育に力を入れている印象です)にある程度則らないといけないので、日本の幼稚園よりもカリキュラムが充実しています。

一方で日本の幼稚園のいいところも取り入れてくれているので、お片付け、集団活動、手洗い、歯磨きなど日常のマナーもしっかりと教えてもらえます。

園を変える選択をされた理由をお聞かせください。また、転園前にお子さまは必要となる言語の学習はされましたか?

日系幼稚園に通っている間、息子は幼稚園での生活をとてもエンジョイしており、親としても安心してお任せできる園だったので、転園はとても迷いました。

転園を決めた一番の理由は、通っていた日系幼稚園のクラスメイトの多くが現地校に転園するため、クラスの人数が激減することでした。それで息子も現地校へ転園してはどうかと考えたのです。

現地校は日本の義務教育のように無料です。無料で質の高い教育が受けられるため、現地校を選択する外国人が多いように思います。

ロンドンに住む日本人駐在員の子どもたちの多くも現地校に通っています。インター校に通わせるご家庭も多いですが、我が家では会社の補助の関係から授業料が莫大になるため、入園は考えませんでした。

私たち家族は、アジア人すらほぼいない学区に住んでしまったので、プライマリースクールの同級生には日本人がいません。学校全体でも日本人はたった8人です。(日本人が多い地域だとクラスに日本人が5、6人いて、日本人PTAがある学校もあります。)

そんな中でなぜ…というのは、ロンドンは私たちが思っていたよりも、移民が多い多文化社会だったからです。学校が外国人の受け入れに慣れていて、見学に行っても先生方が「welcome, no problem !」という感じなのです。

また、とても幸運なことに日本人の先生が勤務されていることもありました。(これは見学に行って初めて知りました。)

あとは前述したように、日本人駐在員の多くのご家庭が現地校・インター校を選択されているということからです。だから「どうにかなるのかもしれない。ダメだったら日系に戻ればいい」という考えでした。

通っていた日系幼稚園では毎日30分ほど英語のクラスがありましたが、転園前に英語に触れる機会はそれだけでした。息子はほぼ英語がわからない状態で転園しています。

現地校でも英語の補習クラスはありません。日本人の先生はいても、日本人生徒の補助ではなく、あくまで一般の補助の先生なので、子どもたちには英語を話されます。

週に一度、保護者向けの英会話教室みたいなものを学校が開催してくれます。まだ始まったばかりで中身はよくわかりませんが、顔見知りができたりして、とてもありがたいです。

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