帰国後のキャリアのために今できることを-リズム体操講師の資格取得にチャレンジ!

日本で取得したリトミック講師資格にプラスになるような資格を学びたいと、現地でリズム体操講師の資格を取得されたシンガポール在住Nさんの体験談です。

自己紹介をお願いします

Nです。夫の駐在に帯同し、シンガポールに住んでちょうど1年になります。9歳の息子と3歳の娘がいます。
大学卒業後は自動車メーカーなどに勤務しながら、趣味の延長で球場や教会結婚式でのオルガン演奏などをしていました。会社は第一子の妊娠と同時に退職。その後、趣味の音楽を活かせる仕事に繋がればと思い、リトミックを学び始めました。

4年間学んで講師資格を取得することができたので、単発のイベントを開催するなど本格的に活動を始めようとしていた矢先に、夫の海外赴任が決まりました。

どうしてシンガポールで資格取得に挑戦しようと思ったのですか?

ようやく形になり始めたリトミック講師の仕事を辞めて帯同せざるを得なかったため、帯同生活を始めた当初はとても後ろ向きな気持ちで毎日を過ごしていました。

それでも外に出なければと思い、娘を連れて、日本人の先生が主宰されているリズム体操教室へ行きました。そこで、その教室に日本語で学べるリズム体操講師の養成講座があることを知り、「リトミックの資格にプラスアルファになるような勉強ができるかも!」と、思い切って受講を決意しました。

資格取得に向けて、どんな努力や取り組みをされましたか?

ちょうど娘が幼稚園に通い始めた頃で、登園時間中に講義を受けに行ってました。日本人の先生による講座だったので、語学面での苦労は特にありませんでした。講義で理論を学んだ後は、ひたすら実技の練習をしました。

私は人前で話すことに不慣れで、リトミックの活動でも特にそこが難しいと感じていました。リズム体操でも人前で話すことが必要なため、とにかく慣れが必要でした。また、レッスンでは子どもの気を引くようなメリハリのある話し方、次の動きを常に考えての声掛けなどが必要で、その点も難しかったです。どちらも模擬レッスンを何度も繰り返して自信をつけていきました。

そして、リズム体操のレッスンには柔軟体操があります。私はもともと身体が硬かったので、そこに苦労しました。毎晩ストレッチをして、身体を柔らかくする努力をしました。

家族へはどんな協力を、どのように求めましたか?

家族の中で特に協力をしてもらったのは子どもたちです。リズム体操は子ども相手のレッスンなので、子どもへの声掛けの練習や、その反応を確かめるために自分の子どもたち相手に実践していました。とはいっても、3歳の娘は「ママと遊んでいる」という感覚でとても楽しく練習に付き合ってくれたので、親子ともに一石二鳥でしたね。上の息子はレッスン対象の年齢ではないですが、冷静な意見を言ってくれて、それはそれでありがたかったです。

資格取得にチャレンジして得たこと、今の心境を教えてください。

資格取得に向けた勉強を始めたことで、後ろ向きだった帯同生活への気持ちが、前向きに変化していきました。やはり何か打ち込むことがあると、気持ちは変わるものですね。
特に週に一度の模擬レッスンを自分に課していた頃は、いい意味で緊張感をもって過ごすことができました。

また、今回の経験を通して人前で話す度胸がつきました。これはリトミックを学んでいた時にも私の課題として認識していたことだったので、これを克服できたことが最大の成果ですね。人前でレッスンすることに慣れてくると、子どもたちの反応が可愛くて楽しくて、充実度がさらに増したように思います。

シンガポールでは、帯同ビザでは個人事業主として働くことが難しいため、現地で仕事として資格を活かすことは困難です。
ただ、帯同しているうちに帰国後に生かせる資格を取得できたことはとてもよかったと思っています。

さらにリトミックのレッスンをグレードアップするために、「オンラインでピアノの演奏法を学んでみよう」「帰国したらベビー系の資格取得に挑戦してみよう」と、チャレンジしたいことが次々と浮かんでいます。帰国後は、ベビーから未就学児までトータルでレッスンできるような、そんな教室展開をしていけたらと考えています。

ワンポイントアドバイスがあれば、ぜひ!

ランチにショッピングに…も海外での楽しい過ごし方ですが、自分のスキルアップに時間とお金を費やすのもとても有意義だと思います。

周りに流されずに、「自分が本当にやりたいことは何なのか」「自分が楽しいと思えることは何なのか」と自問自答してみてください。ブレない軸と、新しいことに踏み込む行動力があれば、海外での生活がより充実したものになるのではないでしょうか。

私もまだ駐在期間が残っているので、資格に限らず、何かまた自分にプラスになるような興味の持てる習いごとや勉強が見つかればどんどんチャレンジしていきたいと思っています。