駐在妻のモヤモヤ解決ポイント⑥会社のルールを確認し、自分と家族にとって最適なタイミングを考えてみよう

STEP3. 家族と優先順位について話し合い、自分と家族にとって最適なタイミングを決めよう

ここまででタイミングを決めるための材料をすべて書き出しました。次は、ここから何を優先するのかを決め、最適なタイミングを決めましょう。

すべてを叶えられたら理想的ですが、なかなかすべてのタイミングが叶うということは難しいですよね。

最適なタイミングとは、「あなたと家族が納得したタイミング」です。

ここでは、まず、あなた自身がどうしたいかを考えてみてほしいと思います。ここまで書き込んできたことを改めて見渡して、自身が思う最適なタイミングを整理してみてください。そして、パートナー・子どもと話し合ってみてください。
この話し合う時間の中で、新しい生活に対する不安や楽しみ、今までの生活で大切にしてきたことなど、いろいろなことをお互いに解り合うことができると思います。家族同士新たな発見があるかもしれませんね。この時期に話し合い、得られたお互いへの共感や共有した気持ちは、新生活を一緒に楽しみ、困難や不安を乗り越えていくときの大きな支えになると思います。
そのようなことも楽しみながら、最適な渡航のタイミングを見つけてくださいね。

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ここまで、最適な帯同時期を洗い出すための方法をお伝えしてきました。

最後に、運営メンバーアンケート「帯同時期について満足しているか?」の質問に対する回答をお伝えしたいと思います。

結果は、88%が「満足している」でした。先輩駐在妻に、今振り返っての想いを聞いてみました。

Lさん
自分の納得のいくところまで仕事ができ、プロジェクトも途中で放り出すことなくしっかり終了を見届けられたので、未練なく円満退社することができました。そのおかげでその後の専業主婦生活への心の切り替えがうまくできたと思います

Kさん
自分の仕事のキリの良いタイミングに辞めることができたこと、余裕を持った準備期間が持てたことに満足しています

Eさん
自分の仕事にも一区切り付けられたことと、その後1カ月だけど自由時間を得られたので、心の準備、身の回りの整理をしてから渡航できて心残りがなかったことが良かったです

Oさん
とにかく勢いだけで家族3人、同時に赴任しました。現地語も話せず、タクシーに乗る勇気もなかったので、現地で買った布団を担いで地下鉄に乗ったのは苦い想い出です。
赴任前のバタバタで0歳の息子には相当な負担をかけていたようで、赴任前日に救急車を呼ぶトラブルもありました。
この先どうなるんだろう…と不安な毎日を送っていましたが、今は何とかなっています笑。
主人と子どもが一時も離れず過ごせたことはとてもプラスだと思います

Pさん
夫は現地で日本人一人で孤独だったので、最短で私が現地に行けたことはよかったと思います。私が行くまでの3ヶ月間は田舎のホテルに缶詰だったことや、40度を超える熱を出したこともあり、気が狂いそうになったと言っていました

Aさん
やりたいことをやってから渡航したという点、夫とキャリアの視点で話し合い協力し合える関係を再確認できる時間がもてたという点では満足です。
しかし、夫と1年半の生活差ができてしまったことにより、共同生活を改めてスタートさせたときに色々と違和感がありました。単身生活から子供中心の生活へ再度切り替えてもらうのにけっこう話し合いました。
また、語学習得という点でも、限りある帯同生活の中で、もっと早めに渡航して現地生活の時間を増やす選択肢もあったかなとも思っています

帯同時期も決めた想いもそれぞれですが、多くの先輩から「どんな決断をしても、なるようになる」との力強いメッセージがありました。

誰もが経験できるわけではない貴重な海外駐在生活、家族全員が前向きな気持ちで過ごせるといいですね。

◆運営メンバーの体験談はこちらにも掲載しています
→家族の帯同時期、いつにしよう?先輩駐在妻に聞いてみました

◆その他の駐在妻のモヤモヤとそれをスッキリ解決するためのヒントも併せてご覧ください
駐在妻のキャリア『モヤモヤ&スッキリ』一覧表

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3ヶ月に1度@東京で開催しています。また不定期となりますが、オンラインでも開催をしています。
詳しくは下記リンク先ページにてご確認ください。(後日掲載予定)

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