海外駐在員のワーク&ライフ ~そのリアルな実態と駐在員家族に必要なサポートとは?~

海外駐在員 帯同家族 サポート
調査データ

先日、実施しました「海外駐在員と帯同家族向けサポート」に関するアンケートにつきまして、調査結果を報告させていただきます。この度は、130名以上のたくさんの海外駐在員の方にご協力いただきました。心より御礼を申し上げます。

【駐妻caféによる調査概要】

調査目的:
企業や社会に対して、海外駐在員および帯同家族向けサポートを充実することの必要性を広め、海外駐在員及び帯同家族が赴任先での苦悩や失意に苛まれることをなくすことにつなげる
対象者:
現在、海外駐在員として赴任している方、あるいは過去3年以内に海外駐在員として赴任の経験がある方(※過去3年以内に海外赴任の経験が複数回ある方は、最新の経験について回答)
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2019年3月15日~4月8日(日本時間)
有効回答数:131人(男性105人、女性 26人)

 

今回の調査では、すべてのエリアの方から回答をいただくことができました。国別としてはアメリカが一番多く、次いでシンガポール、中国となりました。

年代は、30代後半(30.9%)、40代前半(28.1%)、30代前半(22.3%)の順に多く、赴任先の職位では、課長相当(25.2%)、部長相当(18.0%)、一般従業員(18.0%)の順となりました。

所属企業または機関や団体の規模(連結・グループ・海外拠点を合わせた従業員規模)では、「10,001人以上」(47.5%)が多く、業界は「製造業」(43.9%)が最も多い結果となりました。

<調査項目>

Q1:海外赴任先での家族形態について、以下より選択してください。
Q2:「ご自身の海外での労働環境」、「ご自身の海外での日常生活(治安、医療、食事、言語)」について、海外赴任前のお気持ちとして、もっとも近いものを教えてください。
Q3:Q2で「不安があった」と「やや不安があった」を選択された方にお聞きします。特に不安だったことについて、 教えてください。(自由記述)
Q4:日本側の担当部署からの以下の海外赴任前サポートについて、満足度を教えてください。
Q5:Q1.で「家族帯同」を選択された方にお聞きします。海外赴任前、ご家族に関する以下のことについて、もっとも近いものを教えてください。
Q6:Q5.で「不安があった」と「やや不安があった」を選択された方にお聞きします。特に不安だったことについて、教えてください。(自由記述)
Q7:日本側の担当部署からの以下の渡航前の帯同家族向けサポートについて、満足度を教えてください。
Q8:海外で働くという、労働環境の大きな変化により、仕事にストレスを感じていますか?もっとも近いものを教えてください。
Q9:Q8. で「ストレスを感じる」と「ややストレスを感じる」を選択された方にお聞きします。それはどんなストレスですか?該当することをすべて選択してください。
Q10:Q1.で「家族帯同」、Q8. で「ストレスを感じる」と「ややストレスを感じる」を選択された方にお聞きします。そのストレスにより、家族関係に影響はありますか?もっとも近いものを教えてください。
Q11:Q10.で「影響している」と「やや影響している」を選択された方にお聞きします。それはどんな影響ですか?(自由記述)
Q12:現在、海外駐在中の方にお聞きします。帰任後に不安に思っていることがあれば、該当するものをすべて選択してください。
Q13:海外駐在を経験して良かった点を、仕事面・生活面それぞれについて教えてください。(自由記述)
Q14:配偶者のいらっしゃる方にお聞きします。 配偶者(妻または夫)には直接言えないけど、思っていることや伝えたいことがあればぜひ教えてください。 (自由記述)

本調査結果の概要(ダイジェスト)

本調査より、海外駐在員は以下の点に不安やストレスを感じていることが明らかになりました。

赴任前

  • 赴任先での労働環境(結果が出せるか、現地スタッフとのコミュニケーションがうまくいくか)や日常生活(言語、医療、治安)
  • 帯同家族の語学力や子女教育

赴任中

  • 「現地スタッフとの人間関係」、「時間外労働」、「自身のキャリア形成」
  • 上記の影響による家族とのコミュニケーション不足や意識のズレ

帰任後

  • 帰任後のポジションやキャリア
  • 配偶者のキャリア、子女の教育

 

不安に思っている点について、所属企業や団体から十分にサポートを受けられていない/満足できていないという声も聞かれました。
なお、国別での違いはあまり見受けられませんでした。

所属企業や団体が、駐在員の労働環境や帰任後のキャリアについて、また、帯同家族の状況も併せて把握し、定期的にモニタリングしていくことの必要性がうかがえました。

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