アメリカでの駐在妻生活中に子育てしながらMBAを取得。その秘訣とは?

実際に取り組んでみての感想や今の心境は? この体験から得たものはありますか?

大学院での学習は私にとってとても充実した時間で、多くのことを学びました。第一に、ビジネスに関する様々な理論や分析手法等を知り、理解が深まりました。それまで勤務先で経験値として学んできたことを、講義を通して体系的に学び直すことができ、「腑に落ちる」感覚を何度も覚えました。

また、世の中の企業の戦略に対する興味が強くなりました。第二に、色々な講義の課題や、他の学生とのグループワークやディスカッションを通して、また講義の先生方から様々なコメントやフィードバックをいただき、たくさんの学びや気付きを得ただけでなく、それまで自覚していなかった自分の強みや、やるべきことを把握することができました。第三に、様々な講義の受講を通して視野が広がり、何でも挑戦、経験してみようと思うようになりました。

そして、帰国後の再就職に対するモチベーションをキープできていることにも繋がっているので良かったです。帰国したら製薬業界に再就職し、大学院で得た学びを活かしたいと考えています。

家族の反応はどうでしたか?どんな協力を、どのように求めましたか?

「アメリカでの滞在期間に何か自分が成長できることをしたい」と最初に話したときから、大学院を修了するまで、夫はとても協力的でした。例えば、学習時間を確保するために子どもを保育園に預けることを賛成してくれたり、課題やグループワークの打ち合わせ、WEBでの対面授業などで夜の時間帯にパソコンに向き合わなければならないときには、代わりに子どもの寝かしつけをしてくれました。そのおかげでしっかりと学習時間を確保することができたので、とても感謝しています。

やっておいて良かったこと、やっておけば良かったことはありますか?

米国滞在中にMBAを取得するという目標を達成でき、嬉しく思っています。

学位を得たことは決してゴールではなく、これをどう活かしていくかが重要なので、そろそろ帰国して再就職したい、早く学んだことを活かしたいという気持ちもあります。

ですが、帰国する時は家族揃ってと考えているため、もうしばらく続くアメリカでの生活を満喫しよう、家族や友人との時間を大切にしながら自分の目指す姿に向かって有意義に過ごそう、と考えています。

ぜひ、駐在妻の皆さんに向けたアドバイスを!

大学などで勉強することに興味はあるけれど、時間や言語、費用などの点で現地の大学はハードルが高いと感じる方には、ぜひオンラインで学べる日本の大学や大学院を探してみることをお勧めします。

興味や価値観は人それぞれです。貴重な海外生活を後悔しないように、やりたいことをやりましょう!

▼駐在ファミリーカフェでは、各都市の生活情報と、フィリピンでMBA取得に挑戦した駐在妻の体験談も掲載しています。ぜひご覧ください!

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