【アンケート結果!】「配偶者帯同(同行)休業制度」って実際どうなの?駐在ファミリーカフェ 運営メンバーアンケート調査

共働き世帯数は年々増加し、いまや半数を超えています。このような環境の変化に対して、企業はライフステージに応じた多様な働き方に対応した制度を導入しています。そのうちのひとつが「配偶者帯同(同行)休業制度」(以下、制度)です

「キャリアをあきらめずにワークライフバランスを保てる点でメリットがあるのはわかる。けれども、具体的にこれからいったいどんなことが待ち受けているのか……。」こんな漠然とした不安はありませんか?

そこで、制度のある企業に勤めている(いた)駐在ファミリーカフェ運営メンバーへの復職・再雇用・転職に関するアンケート調査を実施しました。

目次

アンケート調査概要

調査期間2022年7月~9月
対象者駐妻カフェ(現駐在ファミリーカフェ)運営メンバー
調査方法Googleフォーム
有効回答数21名
調査目的配偶者帯同(同行)休業制度に関する不安・悩み・疑問を解消するためのヒントを得る

回答者の現在の状況とその背景は?

今回のアンケート調査では、制度のある企業に勤めている(いた)駐在同行期間中13名、本帰国済8名の駐在ファミリーカフェ運営メンバーから回答を得ました。

現在の状況については、制度期限到来前の人のうち半数以上が「復職するか未定」と回答。制度期限到来後の人のうち半数以上が「復職せず現在離職中」という結果でした。現在の状況の背景からは、配偶者の駐在期間や制度期限のタイミング、家族の状況など、自分以外の「周囲の状況」が復職するかどうかを決める要素になっていることがうかがえます。また海外同行期間は、これまでの働き方やキャリアを見直す機会となっているようです。

現在、本帰国済か帯同期間中か教えてください。

横棒グラフ:現在、本帰国済か帯同期間中か教えてください。同行期間中13名、本帰国済8名。

現在の状況を教えてください。

円グラフ:現在の状況を教えてください。1.制度を利用して復職する予定14.3%、2.制度を利用して復職するか未定33.3%、3.制度を利用しない予定(復職しない予定)9.5%、4.制度を利用して復職済9.5%、5.利用した・する予定だったが復職しなかった/離職中19.0%、6.制度を利用した・する予定だったが別企業に転職済14.3%

現在の状況の背景を教えてください

1.制度を利用して復職する予定 の回答 

・同行しても現職を失わずに済めば、精神的にも経済的にも安心。

・再雇用制度の期限到来により復職を選択。転職も考えたが、一度職歴を付けるためにも前職に復職する予定。

・専門性を活かせる場があったら、復職せずに、他企業に転職、現地就労も視野に入れている。

2.制度を利用して復職するか未定 の回答

・夫の駐在期間がはっきり決まっていないので復職するか決められない。キャリアのためには復職したいが、子どもの英語力の定着を考えると答えが出ない状況。

・退職再雇用制度はあるが、希望者の中で選考があり実質中途採用に近い制度

のため、退職再雇用制度ありきで再就職を考えてはいない。

・復職だけでなく、転職も視野に入れて検討。

・当初は休職制度を利用していたが、夫の駐在任期が休職可能な期限を超えたため退職。第二子希望のため夫のみ単身赴任は検討しなかった。

3.制度を利用しない予定(復職しない予定) の回答

・夫の海外駐在期間の長期化などが見込まれたため。また当時は、子どもができたら妻は家庭に入るという無言のお約束が家族間で存在し、私も納得していたため。

4.制度を利用して復職済 の回答

・休職満期まであと3カ月になっても本帰国の話は出てこず。自分だけ単身で本帰国か退職かの決断を迫られたタイミングで、夫の残りの任期が半年程度と判明したため、単身で本帰国を選択し、職場復帰した。

帯同期間中に得た経験を職場で活かしたかったから。

5.制度を利用した・する予定だったが復職しなかった/離職中 の回答  

・再雇用制度を利用し採用試験を受験したが落ちたため復職出来ず。

・休職期間が最長3年で、夫の駐在期間が3年以上になってしまったため休職期間満了に伴い退職。

・再雇用制度利用期間内に本帰国したが、第一子出産後のワンオペが想像以上に大変だったこと、第二子も希望していたこと、夫が再度海外赴任を希望していたことにより復職はしなかった。

・中学受験を控え、勉強面において夫婦が役割分担してサポートする必要性を感じた。フルリモートで復帰したいと伝えてみればよかったという後悔が少しある。

6.制度を利用した・する予定だったが別企業に転職済  の回答

・アメリカ駐在を続けながらリモートでできる機会があったので転職した。

・復職しても退職時のまま待遇が変わらないことに少し不満があった。

・同行休職中に希望退職の募集があった。

抜粋

(元)勤務先の制度はどんな内容?

(元)勤務先に導入されている制度は、休職よりも再雇用の方が多かったです。一方、利用する (していた/するかもしれない)  制度は、休職と再雇用が同数でした。この理由は、(元)勤務先に両方の制度がある人の中で、休職を選択した人が多かったためです。

◼︎(元)勤務先の配偶者同行に伴う休業制度は休職か再雇用制度か教えてください。(両方ある場合は複数回答可)

横棒グラフ:(元)勤務先の配偶者同行に伴う休業制度は休職か再雇用制度か教えてください。(両方ある場合は複数回答可)休職制度6、再雇用制度9、休職制度・再雇用制度6

◼︎利用する (していた/するかもしれない)  制度を教えてください。(複数回答可)

横棒グラフ:利用する (していた/するかもしれない)  制度を教えてください。(複数回答可)休職制度:9、再雇用制度9、利用予定なし3

復職期限は「ある」が8割以上と大半を占めました。期間は「3年間」が42.9%、「5年間」が19%と続きました。「なし」には「配偶者が同企業である」という条件付きのケースがありました。

◼︎休職制度・再雇用制度に復職期限はありますか?

円グラフ:休職制度・再雇用制度に復職期限はありますか?あり85.7%、なし14.3%

◼︎復職期限について教えてください。

円グラフ:復職期限について教えてください。3年間42.9%、5年間19.0%、5年間〜9.5%、なし14.3%、4年間9.5%、不明4.8%

少数ながら「制度を作ってもらった」との回答がありました。復職したいという希望はあるものの勤め先に制度がない場合は、制度を作ってくれるよう働きかけてみるのも一つの手かもしれません。

◼︎(元)勤務先に制度は元々ありましたか?それとも働きかけて作ってもらいましたか?

円グラフ:(元)勤務先に制度は元々ありましたか?それとも働きかけて作ってもらいましたか?元々あった90.5%、作ってもらった9.5%

復職後の待遇の変更は、休職制度の場合「なし/なかった・多分ない」が6割以上、一方、再雇用制度は「ある・あった・多分ある」が約6割でした。つまり、休職制度の場合は待遇の変更は「ない」ケースが多く、再雇用制度は何らかの変更が「ある」ケースが多いという、対照的な結果となりました。変更内容については「業務内容」と「職務ランク」がもっとも多く、「給与水準」「勤務地」と続きました。

◼︎利用した・する予定だった制度の復職後の待遇(職務ランク、給与水準、勤務地、業務内容など)変更の有無

100%積み上げ横棒グラフ:利用した・する予定だった制度の復職後の待遇(職務ランク、給与水準、勤務地、業務内容など)変更の有無。休職制度。ある/あった11.11%、多分ある11.11%、わからない11.11%、多分ない33.33%、なし/なかった33.33%。再雇用制度。ある/あった22.22%、多分ある44.44%、わからない11.11%、多分ない22.22%、なし/なかった0%。

◼︎変更のある/あった・多分ある制度の具体的な内容(「ある/あった・多分ある」と回答した人のみ)

横棒グラフ:変更のある/あった・多分ある制度の具体的な内容(「ある/あった・多分ある」と回答した人のみ)。業務内容6、職務ランク6、給与水準5、勤務地3。複数回答可。有効回答8名。

「(元)勤務先の制度についてよいと感じる点」について聞いたところ、休職制度については、「制度そのものの存在」を評価する声が複数ありました。再雇用制度については、「社内での経歴をよくわかった上でポジションを考慮してもらえる」という点を評価する声が複数ありました。一方、「(元)勤務先の制度について良くないと感じる点」は「利用可能期限が設けられている」「回数制限がある」などの制度上の制約について多く回答がありました。

◼︎(元)勤務先の制度についてよいと感じる点

▶︎休職制度

・復職後の待遇に変更がない。

・MBAなどを取得している駐妻でも日系大手への再就職は厳しいという話を聞いていたので、制度があるのはありがたい。

▶︎再雇用制度

・退職前の職務ランクが復職時に考慮される。

・経験が生かせること、部署は変わったとしても知った環境や仲間がいること。

・業務をマッチングしてもらえるので、やりがいを感じられそう。

▶︎休職制度・再雇用制度共通

・海外同行のための休職は4年間の有期限、退職後の再雇用は無期限。海外や外部での経験をキャリアととらえ人材活用を目的としている。待遇面では、最低限、退職時の職位からスタートできる。

抜粋

◼︎(元)勤務先の制度について良くないと感じる点

▶︎休職制度

・制度利用は一回のみ。

・元職場との接触機会がまったくない。

・休職期間が3年と定められている点。

・まずは同行先での雇用を検討、雇用困難ならば休職という制度。国内転勤なら融通が利くものの、海外への配属実績がまだない。

・配偶者が同じ会社であることが条件。

▶︎再雇用制度

・配偶者と同じ会社なのに、駐在期間に関係なく制度期間延長はできない。再度駐在の可能性があるにも関わらず、当該制度は一度しか利用できない。

・元の待遇で戻れない。

・再雇用が確約されていない。

・復職後の勤務地が制限される。

・職場を離れていた期間の成果について、待遇面でプラス評価しない。

抜粋

どんなことが不安だった?困った?その解消方法とは?

【休職前・退職前】

「休職前」の人は、具体的な「諸手続き」に関する回答が多かったです。一方「退職前」の人からは「本当に雇用されるのか」「復職した場合の待遇はどうなるのか」といった「制度の利用実態」や「再就職」に関する不安の声が多くあがっていました。その不安や分からなかったことの解消方法について聞いたところ、「相談できる相手が見つからなかった」との回答が複数あり、身近に経験者がいないことから相談相手を見つけることが難しい、ということがわかりました。一方で、上司、同僚やキャリアカウンセラー、外部の機関に相談したという人もいました。

◼︎【休職・退職】不安な(だった)こと・誰かに相談や聞きたい(聞きたかった)ことがあれば教えてください。

▶︎休職制度

・扶養に入るべきかどうか。

・社会保険料などを払い続ける必要があった。

・配偶者の会社の海外保険に加入できないこともあると聞いて不安だった。

・職場とのコミュニケーションをどのように、どの程度取ればよいか。

・順調だったキャリアを止めていいのか。

・社内の手続き関係など。

▶︎再雇用制度

・復職する場合、職務ランクや給与、仕事内容はどうなるのか。

・退職後の働かない、働けない人生が漠然と不安だった。

・以前、会社再建や事業再生があったこともあり、タイミング次第では制度を使えないのではと心配。

・制度を利用して復職した人に体験を聞きたかった。

抜粋

◼︎その解消方法は?

▶︎休職制度

・休職に入る前に上司とよく話し合い、コミュニケーションが取りやすいよう信頼関係の構築に努めた。

・先輩・後輩・友人に相談した。「海外に住めるなんて0.4%の人だけに巡ってくるチャンスだ!しかも今後のキャリアで必ずバリアになる英語を克服する絶好の機会だ」というアドバイスに納得して、休職を決めた。

・身近に聞く相手がいなかったため解消はできなかった。

・引っ越し準備と業務の引き継ぎで忙しく、調べたり聞いたりする気持ちの余裕も時間の余裕もなかったので解消しなかった。

▶︎再雇用制度

・グローバルライフデザインの渡航前オリエンテーションに参加した。

・復職するタイミングの状況や交渉によって雇用可否や条件は変わると分かったため、半分諦めの気持ちで折り合いをつけた。

・同じ境遇の相談相手を見つけられなかった。

・同じ境遇の相談相手を見つけられなかった。

・元勤務先にいたキャリアカウンセラーに相談した上で、自分で選択肢を整理して退職することに納得した。

抜粋

【休職中・退職後(再雇用制度利用前)】

「休職中」は、スキル低下や会社の情報が入ってこないなど会社から離れていることに起因する不安の声が多くありました。「退職後」の人は、再就職時の自分の年齢を気にしたりキャリアへの焦りの声が複数あると同時に、同行中の具体的なスキルアップに言及するなど、再就職を見据えて気持ちを切り替えている様子もうかがえました。不安や分からなかったことの解消方法は、休職前・退職前と同様に「相談できる相手が見つからなかった」が多くありましたが、上司、同僚やオンライン上の交流会を活用した、という回答もありました。自分でできることとして「自己分析」と回答した人も複数いました。

◼︎【休職中・退職後(再雇用制度利用前)】不安な(だった)こと・誰かに相談や聞きたい(聞きたかった)こと

▶︎休職制度

・自分だけスキルなどが停滞していると感じ、後輩が昇格していることを聞いておいてけぼりな気分になる。

・配偶者の任期と自分の休職期限のタイミングが合うか。

・休職中に人事異動や組織改正が頻繁に行われ不安だった。

・金銭面で気にかけなければならないことがまったく分からなかった。

▶︎再雇用制度

・年齢的に転職は難しく、この再雇用制度しか拠り所がない。

・帰国が決まり次第、海外にいながら保活しなければならない。

・復職するタイミングとなった時にモチベーションがあがるかどうか。

・キャリアのために、帯同中になにかやった方がいいことはあるか。

・自身のスキル・経験は市場価値があるのか。

・採用試験の中身、難易度。

抜粋

◼︎その解消方法は?

▶︎休職制度

・定期的に同僚や先輩や上司に連絡した。時々落ち込んでは忘れるを繰り返した。

・会社の情報は細かく把握しなくてもよいと気持ちを割り切った。

・駐在ファミリーカフェのオンラインカフェ(オンライン上の交流会)に参加した。他の方と話すことでモヤモヤが晴れた。その時の経験や出会いが縁でキャリアカフェを立ち上げ活動を継続している。

・身近に聞く相手がいなかったので解消しなかった。

▶︎再雇用制度

・仲がよい同僚と連絡を取り、会社から完全には離れないようにしている。

・何を大事にしたいのか、これまでの価値観に縛られずに見つめ直す時間とした。

・実際に制度を使うか決めていないため、誰かに相談することは控えている。

抜粋

復職、再就職に向けて取り組んでいること(取り組んだこと)は?

▶︎語学学習・資格取得

TOEIC受験IT資格勉強。オンラインで勉強仲間を作れたのが良かった!

▶︎資格取得

MBA/ITパスポート/Pythonなどの資格を取得した。今は、プロジェクトマネジメント資格に向けて勉強を続けている。

▶︎ボランティアなど

・駐在先でパートタイムの仕事をしたり、プロボノ活動をした。コミュニケーションスキルやPCスキルが衰えることがないよう心がけた。

・本業とは異なる業界で社会人インターンをした。

・駐在ファミリーカフェにおいて、未経験の業務に積極的に取り組み、経験を積んだ。企業で働いていると自身の希望通りの部署や業務に就くことはなかなか叶わないこともあるが、給与がでないボランティアであるからこそ、経験という報酬を積極的に獲得するつもりで活動した。

▶︎自己(他己)分析・情報収集

・自分史づくりをした。そこに当時関わった人や企業、客観的な人事評価などを付記し、加えて自分が感じたことや発揮した能力、得られたもの、挫折したこと、苦労したことなどできる限りの主観も記載することで、自分自身の強みや得意とすること、好きなことを分析した。

・様々な関係性の10名程度の人に他己分析をお願いした。よいところも悪いところも含めた客観的な意見をもらった。企業人事からどう見られるのか、何をアピールしたらいいかを分析した。

・復職以外の働き方(会社員以外の働き方や他職種、他業種など)を調べる

抜粋

復職・転職を考えている方、復職を迷っている方へ 先輩方からのメッセージ

▶︎制度を利用して復職済

・復職すると本業以外のことにチャレンジできる機会はなかなかないので、本当に自分のやりたいことや興味のある分野のことを、心のおもむくままやってみることをオススメします。

・復職予定でも、職務経歴書を書いて転職活動をしておけば良かったかなと思います。逆カルチャーショックは生活だけでなく仕事でも起こります。以前は職場で当たり前にできていたこと・受け入れていたことができなくなっている自分に気づくと、転職を考えた方がいいかなぁと思うこともしばしば。

▶︎利用した・する予定だったが復職しなかった/離職中

・休職制度と再雇用制度は身分が保障されているか否かで、かなり違うと思う。再雇用制度を利用するなら、入念な制度実態のリサーチ、何らかのスキルアップや資格取得を強くおすすめします!私は両方とも出来ておらず撃沈しました。

・ご自身が復職できるかどうかは、制度の条件や配偶者の任期によって大きく影響されると思います。「復職するかどうか」「復職できるか」悩むこともあるかと思いますが、悩み過ぎることなく、「決断しなければならないタイミングが来たら考えよう」くらいの気持ちで駐在中の生活を楽しんで欲しいと思います。私自身も休職期限の関係で退職となりましたが、海外生活を通して自分自身の価値観が変化したこともあり、後悔はありません。これから再就職に向けて海外生活を楽しみつつ、自分にできるスキルアップに励みたいと思います。

・(あまり復職したくない方へ)海外生活をするとこれまでの価値観ががらっと変わるので、無理に復職に拘らなくてもいいと思います。私も以前は復職しか道がないと思っていましたが、コロナ禍を経た現在は少しずつ社会も変わってきているので、きっと異なる選択肢もあるはずです。海外生活中に復職に向けて勉強をしたり、資格をアップデートしなくては!と思っている方も多いと思います。人それぞれ状況も違いますのでそれが悪いわけではありません。せっかくの海外生活の機会、そこでしか出来ない経験や人との繋がりを大事にすると、日本で忙しく働いていたころには見えなかった自分の好きなことややりたいことが見つかるチャンスになると思います。

・復職する、しないは休職中に状況や気持ちも変化することだと思います。今の自分の気持ちを大切にしてくださいね。

▶︎制度を利用した・する予定だったが別企業に転職済

・カマラハリスさんの言葉

“Dream with ambition. Lead with conviction. See yourselves in a way that others may not—simply because they’ve never seen it before.”

常識にとらわれず自分に向き合って未来を作っていきましょう!また、現地の街や人や食べ物を楽しむだけでも、日々成長できる、恵まれた毎日を楽しみましょう!

・悩むときは、その悩みを口にして人に話すこと。やりたいことがあるときは、そのことを人に話すこと。常にオープンマインドでいる努力を怠らない。「言霊」なんてと思うでしょうが、口にして誰かに話すと、解決することがあります。私は、悩みを話してみたら解決策を提案してもらうことが多かったです。また、やりたいことを話していたら、それが仕事やインターンの紹介につながりました。暗い人のところに、素敵な人は寄ってきません!類は友を呼ぶのです!

・社内のコネクションは大事につないでおいた方がよいと思う。

抜粋

まとめ

制度内容は企業によって様々なので一概には語れませんが、再び戻れる場所があるという安心感を持つことができる点は多くの人にとってメリットのようです。また、今制度がないという場合は、制度を作ってもらえるよう勤め先に働きかけてみるのも一考の価値ありですね。

一方、配偶者の赴任期間、家族の状況と自身の制度期限との兼ね合いで、配偶者よりも先に帰国して職場復帰するか、退職か、など難しい決断を迫られることもあります。加えて、再雇用制度の場合は「本当に再雇用されるのか」という再就職への不安を抱えたりと、制度があっても悩みがなくなるわけではないようです。そして、同じ境遇の人が周囲におらず相談できる相手が見つかりづらいという課題も見えてきました。

本アンケート実施後、休職中・復職済・転職とそれぞれの選択をしている5名に参加してもらい座談会を実施しました。制度を利用した感想や休職・再雇用・転職のあれこれを語ってもらいましたので、制度について気になっている、悩んでいる方の参考にしていただけると幸いです。

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