【メンバー座談会_Vol.4】駐在同行中の夫婦関係について語ろう!

夫婦が手をつないでいる。

家族の海外駐在に同行したことで、夫婦関係に変化があったという経験はありませんか?
人にはなかなか聞きづらい・相談しづらい話題ですが、実際にほかの家庭ではどうなのか、とても気になりますよね。

今回は、ヨーロッパ・アメリカ・アジアなど、さまざまな地域で海外生活を経験している駐在ファミリーカフェの運営メンバー5名で(既に本帰国したメンバーを含む)、夫婦の関係性が駐在同行によってどのように変わったか、夫婦円満のために心がけていること、などをテーマに座談会を開催しました。ぜひご覧ください!

メンバー紹介

nanako
結婚3年目。結婚2年目で海外駐在に同行。自身も海外駐在の経験あり。
ベトナム・ハノイ在住。

はちべえ
結婚10年目。結婚8年目で海外駐在に同行。
アメリカ・フロリダ州に2年滞在後、本帰国。

ななぽん
結婚12年目。結婚4年目で海外駐在に同行。
フランス・パリ在住。

hiro
結婚16年目。結婚後11年目で海外駐在に同行。
シンガポールに5年滞在後、本帰国。

こりん
結婚6年目。結婚2年目で海外駐在に同行。
アメリカ・ワシントン州在住。

夫の海外駐在に同行した後、夫婦関係に変化はあった?

こりん
私は関係が良くなりました。
夫婦としての生活は同行してからの方が長いですが、慣れない海外での出産などを経て、家族として節目となる経験を夫婦で協力して乗り越えられたなと感じています。海外生活でお互いが頼りになる存在だということがわかりました。
夫は仕事が忙しいですが、家庭に積極的に関わろうとしてくれています。私が仕事を退職して同行しているので、その犠牲を払ってついてきてくれたという感謝の気持ちを持ってくれていると感じます。
私は現地で仕事ができるビザを取得しているので、仕事に挑戦してもいいし、勉強したいならどうぞ、と言ってくれています。自由度を持たせてくれているところはありがたいです。

nanako
私も夫の海外駐在に同行して、夫婦関係が良くなりました。
結婚してすぐ夫の海外駐在が決まり、私は1年遅れて同行しました。私が会社を休職して同行していることに対して、夫は負い目に思っているせいか、日々の生活の中で夫の気遣いを感じます。お金の使い方に関しても、細かいことをあれこれ言ってくることがないので、経済的なストレスを感じることなく生活できています。

hiro
nanakoさんやこりんさんと同じで、私がフルタイム勤務していた会社を退職して同行したことに、夫は少し負い目を感じていたと思います。
たとえば家電が壊れたり、子どものことだったり、イレギュラーなことに対応するのは主に私でしたが、夫が直接対応はできなくても、話を聞いてくれるなど寄り添ってくれる姿勢は感じられました。

ななぽん
私は特に良くなったと感じたことはありません。
1人目の妊娠中に夫の海外転勤が決まって、最初は育児休業を使って同行しました。夫婦関係自体が悪くなったわけではないのですが、夫は、私が喜んで海外に同行していると思っていたようで、「海外に住めることは嬉しいけれど、私のキャリアはどうなってしまうんだろう」という私の気持ちとは少し乖離がありました
夫に、「このまま海外での駐在生活が続くのであれば、私は仕事を辞めなければいけなくなる。これに対して不満や不安を持っている。」と伝えると、夫は私の気持ちを聞いてすごく驚いていました。自分が思っていることをきちんと言葉で相手に伝えるって大事だな、と学びました。

はちべえ
私は残念ながら同行して関係が悪化したなと思っています。
夫とは高校の同級生同士で、対等な関係でいられることは良いことなのですが、いつもどこかで「同じ学校に通っていた同級生同士だからこそ、自分と同じことができるはずだ」という気持ちがお互いにあるような気がしています。
アメリカでの生活が始まってからも、夫が私に対して「自分と同じことができるでしょ」と思っているなと感じられる場面が多々ありました。たとえば、私から「会社の人にこのことを聞いてほしい」「こういうことを知っている人がいたら聞いてほしい」と夫に依頼しても、「時間がなくてできない」「やれるかなぁ?」と、頼りにならない返答ばかり。私が自分から行動していかないと何も先に進まないし、夫も私が自分でできると思っているせいか、積極的にサポートをしてくれることがありませんでした。こういうことの積み重ねから、大きな喧嘩が増えていきました。

海外生活の中で相手に対する不満はある?どうやって解決した?

はちべえ
喧嘩が増えたことで、夫と2人でやりとりをしていても埒が明かないと気づき、アメリカでカウンセリングを受けることに。いろいろと調べた結果、アメリカ在住の日本人カウンセラーさんにたどり着き、オンラインでのカウンセリングをお願いしました。
その際、夫が私に頼りきっているという問題はあるけれど、私自身も夫に対して「あれをしてあげなきゃ」「これをしてあげなきゃ」と気を回しすぎていませんか?と、カウンセラーさんに指摘されました。
このカウンセリングをきっかけに、夫は世話をしなければならない息子ではなく成人男性なのだから何でも1人でできるはず、気を回しすぎないようにしよう!と、自分自身の考えを変えることができました。最初は夫も戸惑っている様子で、すぐには改善しなかったのですが、何度も言ううちに「分かったよ、やるよ」といった態度に変わっていきました。第三者に介入してもらったことで解決に向かったと思います。

こりん
私の不満は、お互いに自分の時間が取れないことですね。ただ、これはお互い様だと諦めています。
ストレスが溜まっているときは「こういう理由で今不機嫌です!」と理由を述べるようにしています。ある日、何も言わないで不機嫌でいたら、相手も不機嫌になって喧嘩になってしまいました。でも先に理由を言っておけば、すんなりと夫が状況を受け入れてくれることがわかったので、それからは意識するようにしています。それを繰り返すうちに夫も「こういうことがあって不機嫌です」と話してくれるようになりました。
また、夫が自然と「そっか、大変だったね。」と上手に相槌を打ってくれることも助かっています。そのおかげで私にも少しずつ共感スキルが身についているような気がします。

はちべえ
それ、すごく大事なことですね。
今朝、電気ポットでお湯を沸かしていた時、その場を離れて戻ってきたら、そのポットの蓋が開いてしまっていたんです。それで蒸気があがってしまって、吊り棚の下一面に水滴がいっぱいついてしまったんです。水滴を拭くのも熱いし、長い時間蒸気があたってしまったからか棚自体も熱をもってしまって、とても慌てました。それを夫に話したら、「いやーポットもなかなかお湯が沸かないなぁって思っただろうね」って言われたんです。「私に共感しないでポットに共感するの!?」ってすごく腹が立ちました。言ってほしかったんですよ、「大変だったね」って!なのに、ポットの共感!「いやいや、そっちじゃないよ、わーたーしー!」って。がっかりしました。一方が「大変だったー」って言ったら、「大変だったねー」っていう共感のその一言、ほしいですよね。

hiro
アジアあるあるで、夫の在宅時間が短いことが少し不満でした。
夫は営業職だったので、コロナ禍があけてからは、土日のどちらかはゴルフ平日の週4日くらいは夜は接待でした。イレギュラーなことがない日は問題ないのですが、家族の誰かが体調不良だったり、家の不具合が続いたり、モヤモヤしたことが重なるとストレスに感じます。そういう時に、夫は私の不満を察知して「大変だったね」「ありがとう」と言葉をかけてくれたので、不満は長く続かずすみました。
夫と私は、お互いが相手の話を「そっか。そうだったのね」とまず受け止める、そして「ありがとう」「大変だったね」を言葉にすることが大事だと思っています。言葉が棒読みだったりすることもありますが、口に出すと不満も少しは薄れます(笑)。

nanako
私はあまり夫に対する不満はありません。
その代わり、滞在国に対する不満がすごくたくさんあります(笑)。夫は現地のスタッフが多い職場で働いているので、文化の違いで苦労をする場面が多く、日々ストレスを抱えています。
私はこの国で仕事をしていないにも関わらず、日常生活の中で、たとえば少し外を散歩するだけでも、小さなイライラに遭遇します。このようなお互いの不満を共有しあっていると、同じ敵に立ち向かう同志のような気持ちが生まれます日々の生活の苦労が、夫婦間の不満をかき消してくれているのかもしれません。
また、私自身が海外で働いた経験があることも、夫への不満がないことの理由の1つかもしれません。海外生活に必要なことや日本との違いなど、自分自身の経験がある分、自己完結できることが多いです。夫も初めての海外生活ではなく、海外で生き抜く術を知っているので、お互いがお互いに対して無理を言うことがありません
hiroさんもおっしゃっていますが、夫の話を聞いて、「うん、そうだよね。大変だよね。」と労うことは大切だと考えています。異文化の中で働くことの大変さがわかるからこそ、夫への労いと感謝の気持ちはなるべく言葉にするようにしています。

ななぽん
私は、以前は夫に不満がありました。夫は出張で家にいないことが多いのに、毎週金曜日は会社の同僚たちとのコミュニケーションを取るために飲みに行ってたんですね。「え?私も普段夫と会えていないんですけど?子どもも会えていないんですけど?」みたいな不満がすごくあって。
でもパンデミックがあったことで変わりました。パンデミック中はテレワークだったので、家族の時間が一気に増え、関係も良くなりました。平日に家にいることによって夕方以降のてんやわんやで忙しいカオスな状況を知ってもらえたのも良かったです。それで夫も、「こんなに大変だったんだ」とわかってくれるようになりましたね。
今はテレワークがなくなり、夫はコロナ禍前の働き方に戻りましたが、海外育児の大変さをわかってくれサポートしてくれるようになったことで、夫への不満は少なくなりました。

夫婦円満に過ごすために普段から気をつけていることはある?

はちべえ
適度な距離を取ることを意識しています。特にお互いがイライラしているときは付き合う必要ないですし。物理的に離れるようにしています。

こりん
私は駐在生活は”チーム戦”だと思っています。夫とはオフェンスとディフェンスという話をよくするのですが、場面に合わせてポジションを変えながら、得意な方をできたらいいよねー、と話をしています。結婚する前からよく話していました。
nanakoさん夫婦の関係性を聞いていたら、まさにそんな感じだと思いました。仕事の話とか、相手の状況をご自身も経験しているからわかっている、まさにそんな感じ。nanakoさん夫婦の関係性、かっこいいなーって思います。

nanako
夫が私に求めるリアクションを大体察知することができるので、なるべくその通りにリアクションするようにしています。たとえば、オンラインで夫が生活の便利グッズを買ったときは、まず褒める。夫は不要なものをあれこれ買ってしまう人なのですが、頭ごなしに否定すると拗ねてしまうので、褒めたり、否定してもあまり言いすぎないように気を付けています。
あとは2人ともおいしいご飯を食べるのが好きなので、険悪な雰囲気になっても、ランチや夕飯の話をすると、雰囲気が良くなることが多いです。

hiro
私や子ども達が楽しく過ごしていたら夫は安心するだろうなと思うので、楽しく過ごすようにしていました。嫌なことがあったらリフレッシュしてイライラを家に持ち込まないようにしてましたね。
共通の趣味とか羨ましいけど、我が家にはないんですよね。

ななぽん
自分の気持ちをきちんと伝えないとわかってくれないな」ということを学んだので、なるべく伝えるようにしています。「今後の人生プランに対して今自分はこう思っている」とかね。あと子育てに関してはワンオペの時間が長いので……だけどやっぱり子育ても一緒にしてほしいと思うから、子どもの様子や学校生活のことをなるべく細かく伝えるようにしています。
夫はたぶん私に「ありがとう」って言葉を意識して言うようにしているんだろうなぁと感じます(笑)。そのおかげか今は大きい喧嘩はあまりしなくなりました。

最後に…

いかがでしたか?家族の海外駐在に同行して、夫婦関係がよくなった人も悪くなった人もそうでない人もいましたね。それぞれのご家庭で試行錯誤を重ね、互いに思い合ったり、学んだり、ときには第三者の力を借りて解決していました。慣れない環境に対するストレスや家族のキャリアなど悩みは尽きません!気になるけどなかなか聞けない夫婦関係のお話、クスッと笑っていただけたら嬉しいです。
話はまだまだ尽きないようですが、お時間がきましたので今回はこの辺で。また次回の座談会も楽しみにしていてください!

ぜひこちらの座談会記事もご覧ください!

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