【体験談】海外からキャリアコンサルタントの資格取得に挑戦

海外にいながらの資格取得は大変……というイメージがありますよね。駐在ファミリーカフェ運営メンバーが、アメリカ駐在同行中にキャリアコンサルタント(以下:キャリコン)の資格を取得したとのことで、「どうしてキャリコンの資格を取得をしようと思ったの?」「海外にいながらキャリコンの資格の勉強ってどうやったの?」「今後どう活かしていこうと思っている?」など、気になることをたくさん聞いてみました!

キャリコンの資格取得に興味がある方、海外に住みながらの資格取得の方法について気になる方、ぜひご覧ください!

自己紹介をお願いします。

Oさんが住むフィラデルフィアの人気フォトスポット、ロッキー像の写真

Oと申します。
夫の転勤に伴い、2023年2月からアメリカのペンシルベニア州に住んでいます。夫婦二人暮らしです。

日本では損害保険会社に6年ほど勤め、法人営業や商品開発業務を経験しました。
帯同休職制度はなかったため、駐在同行に伴い退職し、現在は専業主婦です。

資格取得や語学勉強に励みながら、趣味の旅行やグルメ開拓も楽しんでおり、今だからこそできる生活を満喫しています!

キャリコンの資格を身につけたいと思った理由やきっかけを教えてください。

夫の海外駐在に同行することが決まり、何かやりたいとぼんやりと考えていたときに、知人からキャリコンのテキストを見せてもらう機会がありました。仕事を辞めて今後のキャリアに不安を感じていたので、取得してみようと考えたんです。とても関心が高い分野でしたし、キャリア理論や国の人事的な制度、法律などの基本的なことを学べるのは今後必ず役に立つと思いました。

資格の取得のために、どんな準備をされましたか?

決められた期間の実務経験がない場合は、キャリコンの受験資格を満たすために国が認めている養成講座を受講する必要があります。私はオンラインで日本の講座を受講していたのですが、私が受講した学校は本人の署名が必要だったため、日本にいるときに申し込みました。念のため、海外に住みながら受けることを事前に伝えました。また、教育給付金の対象だったので、申込みを行い、さらに専門給付金の申請にはキャリコン資格保有者との面談を受ける必要もありました。

キャリコンの資格取得の講座はどのようなものでしたか。

養成講座の受講前はe-learningで学科の勉強をしました。動画を見て実力確認テストで合格を目指すのと同時に、いくつかレポートの提出もありました。試験範囲が広かったので大変でした。

養成講座自体は、週1回9時間(日本時間の朝9時から夜6時まで)の授業を3カ月間受講しました。現地時間の夜から朝にかけてになるため、授業がある日は仮眠してから授業に備えました。養成講座の受講期間中もe-learningで実力確認テストを受けつつ、後半はプレゼンの準備、そして宿題は毎週あったため、授業がない日もキャリコンの勉強をしていました。

養成講座受講後は資格試験に向けて、過去問を解いたり、ロールプレイングの練習をしたりしていました。ロールプレイングの練習のための無料団体があるので、週1回1~2時間ほど有志で集まっていました。

資格の取得に向けて、特に大変だった点はどんなことですか?

時差がある中で授業を受けたことです。現地時間の夜7時から朝の4時まで、1日9時間の授業を受けるのは大変でした。授業の前後には普通の日常を送っていたので両立が大変でしたし、肌荒れなど体調に影響が出たこともありました。

家族からはどんな協力をしてもらいましたか?

授業がある日は午後に仮眠を取っていたので、その日の夕食は夫に任せていました。また、授業で使用するテキストや書類は一旦、日本国内の住所に送られるため、実家に届いたテキストなどを実家からアメリカに送ってもらっていました。

キャリコンの資格取得に取り組んでみての感想を教えてください。

専門分野が幅広く、勉強しないといけないことが想像以上にたくさんありました。また、勉強をしたことでキャリコンに対するイメージが変わりました。以前は転職や就職の相談・アドバイスをするイメージを持っていたのですが、それだけではないということに気づいたんです。どんなアドバイスをするかということ以上に大事なのは、相談者の思いにどう寄り添って本音を引き出すか、そして相談者自身に意思決定してもらうためにはどうリードしていくか。答えを求めて誰かに相談したとしても、最後に決めるのは自分自身ということを改めて実感しました。

また、人の話を聞くということの難しさも感じました。自分が持っている価値観でリードしがちですが、大切にしたいことや理想の働き方は人それぞれなので、相手がどうしたいのかを理解し、あくまでもフラットな目線で話を聞くことの重要性も勉強してわかったことでした。

資格の勉強を通して得たものは何ですか?

キャリコンの知識はもちろん、同じ目標に向かって頑張る仲間です。3カ月間一緒に受講したことで自分の居場所ができましたし、今でもLINEで繋がっています。離れていても一緒に頑張っている仲間がいるのは心強く思います。

キャリコンの資格を今後どうやって活かしていきたいと考えていますか。

明確なことはまだ決めていませんが、自分と同じようにキャリアを中断した女性の支援をしたいと考えています。また私はいずれ日本に帰国しますが、将来的に再び駐在同行の可能性があるので、そのときに場所を選ばず仕事ができたら良いなと。帰国後に資格を活かしてすぐに仕事をしたい、というよりは手に職をつけておこうという気持ちです。

今後の自分のキャリアについてはどう考えていますか。

少しでも自分で稼いでいく力を身につけ、できるだけ自立していたいと思っています。その手段がキャリコンになるのかはまだ分かりませんが、また働きたいという気持ちはあるので、キャリコンはひとつの手段として持っておきたいと考えています。

ぜひ、駐在妻・駐在夫の皆さんに向けたアドバイスをお願いします!

駐在同行中の時間の使い方は人それぞれで、これが正解というものは決してありません。
せっかちな私は、「何かしないと!」と渡航前に資格の養成講座を申し込みましたが、いざ海外生活がはじまると、いろんな時間の使い方、いろんな人生の選択肢があることを知り、とても視野が広がりました。
そうすると、周りをみて焦ってしまう気持ちも、未来を不安に思う気持ちも、「そう感じるのって、この状況なら当たり前だよね。」と自然と受け入れられるようになり、心が軽くなりました。

駐在同行は、自分自身とじっくり向き合うことのできる、貴重な機会です。
他人と比較して焦ることなく、ぜひご自身なりの過ごし方を見つけていただけたらと思います!

運営メンバーM

キャリアコンサルタントについてはもちろん、時差がある中での資格取得について具体的にイメージをすることができました。
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!