セルビア/ノビ・サドの生活情報

ノビサドのアイキャッチ画像

現地での主な情報源は?

日本語フリーペーパー

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おすすめウェブサイト・ブログ

名称掲載内容・おすすめポイント
My Serbia文化面での情報を中心にセルビアの生活情報が数多く掲載されているウェブサイト。
セルビアちゃんねる基本的なセルビア語の会話や、セルビア国内の様子が発信されているYouTubeチャンネル。

生活に必要な語学力は?

りんこさん

市場での買い物は、セルビア語が必要になることが多いです。また、個人商店などでの買い物や、タクシー、クリニックの受付などでも、現地の言葉でやり取りすることが多いです。

日本語対応可能な場面は基本的にありません。クリニックのドクターは、英語対応可能な方が多いですが、中には英語ではなくロシア語優位のドクターもいらっしゃるので、言語環境は人それぞれといった状況です。若い世代の方は、英語が堪能な方が多いです。

また、Google翻訳の日本語ーセルビア語変換は、あまり正確ではないので、一度英語に翻訳してから利用する方がわかりやすいです。

主な交通手段や、気をつけることは?

よく使う交通手段気をつけていること
タクシー現金決済のみなので、細かい現金を用意しておくこと。
高速鉄道(SOKO)アプリで事前にチケットを購入してから乗車します。駅でも購入できますが、買い方がわかりにくかったり、チケットが完売していたりする場合もあります。
自家用車路上駐車が一般的なため、子どもの飛び出しなどに特に気をつけています。
路線バスノビ・サド市内の路線バスは、現金決済のみ。ベオグラード市内の路線バスは、スマートフォンのSMSにて支払いが可能です。決められた番号にSMSを送信し、送られてきたリンクにしたがって支払いをすると、90分間有効なチケットが発行されます。料金は通話料金の請求と合わせて引き落とされます。
りんこさん

路線バスも充実していますが、子どもが小さいため利用したことはありません。使いこなせると、とても便利だと思います。

治安は?

りんこさん

治安は基本的に良好で、昼夜問わず子どもだけで通学したり、公園で遊んだりすることができ、安心して外出させられる環境です。ただし、自転車の盗難は多いので、子どもの自転車にも必ず施錠しています。

セルビアは、民族、宗教問題のような繊細な課題を抱えているので、安易に話題にしないようにしています。2023年は首都以外でも抗議デモが頻繁に行われていました。

飲料水はどうしてる?

りんこさん

基本的にミネラルウォーターを購入していますが、パスタや野菜をゆでたりするときは、水道水を利用しています。煮沸すれば水道水でも問題なく飲めると聞いています。

日々の買い物はどんなところでしてる?

【店舗種別】

1 : 日系スーパー、アジア系スーパー

2 : ローカルスーパー

3 : ネットスーパー

4 : 市場(常設市場、ファーマーズマーケットなど)

5 : ドラッグストア

6 : ホームセンター

7 : 価格均一ショップ

8 : ショッピングモール

9 : 家具店・家電店

10 : その他(専門店など)

種別店名売られているものやおすすめポイント
2Univerexportセルビアのローカルスーパー。どのスーパーも、店舗によってかなり品ぞろえにばらつきがあります。大型店舗だと、輸入食品を多く扱っている店舗もあります。
2Maxi
2Idea
2LiDLドイツ系のローカルスーパー。どの店舗も比較的新鮮な野菜が手に入ります。他のヨーロッパ諸国の品も手に入りやすい上、パンがおいしい、BIO食品(オーガニック食品)が充実している、使用済み乾電池の回収箱があるなどの特長があります。
2Metroコストコのような会員制の大型スーパー。会員登録するのに、ID(身分証明書)が必要になります。米、海苔、味噌、醤油などの日本食に必要な調味料が手に入ります。
2Jumbo雑貨店。子ども用品や季節もの、ガーデニング類など品ぞろえが豊富です。特に子どもの雑貨類が充実しています。
4City Center 付近の市場市内に3カ所ほどの大型常設市場があります。野菜、果物、卵、チーズなどの乳製品、肉類が安く手に入ります。
9IKEAベオグラードの郊外に店舗があります。基本的には日本のIKEAと同じなので、気軽に利用できます。我が家も現地生活立ち上げの際に利用しました。
10Panda Robna Kuca中国系の日用雑貨店。おもちゃ、季節雑貨、化粧品、小型家電、衣料品などを扱っており、品ぞろえが豊富です。
りんこさん

アジア食品専門店のような店舗は、ノビ・サド市内にはおそらくないと思います。日本食の買い出しは、首都のベオグラードかハンガリーのブタペストに行けば、なんでも手に入ると思います。(市内から車で3時間程。ただし国境の混雑具合による。)

マーケットの様子
マーケットの様子

現地品で代替できるものは?

【商品種別】

1 : 食料品

2 : 日用品(キッチン・バス用品、文房具、学用品など)

3 : 化粧品

4 : 家具・家電

5 : 衣類

6 : その他

種別品名売られているものやおすすめポイント
1片栗粉タピオカ粉で代用しています。
1春巻きの皮ピタ(現地のパイ料理)の皮で代用しています。
1醤油メーカーにこだわりがなければ現地で手に入ります。
5防寒具子どものジャンパー(上下)、スノーブーツなどは日本よりも安く手に入ります。種類も充実しています。
6べビーカー車輪が大きく、ガタガタ道でも安定して利用できるタイプが一般的です。車に簡単に載せられるワンタッチタイプの折り畳み式など、機能も充実しているものが多いです。

中古品を購入できる店舗やウェブサイト、コミュニティは?

名称おすすめポイントやコメント
kupjem prodajem日本版メルカリのようなアプリ

日本から持って行った方がよいものベスト3は?

りんこさん

1.和風だし
だしをとれるようなものが現地ではあまり手に入らないため。

2.子どもの絵本・ドリル・日本のキャラクターグッズ
現地では手に入らないため、日本からお気に入りのものを持参しています。車や飛行機での旅行や、外出先での待ち時間など、子どもが安心して手にできるものやちょっと気分があがるものがあると、子どもだけでなく親にとっても助かります。

3.文房具
日本製の方が品質がよく価格が安いため。特に落書き帳のような紙製品は現地では高価なので、日本のものを使っています。

おすすめのアプリは?

1 : 交通系

2 : デリバリー系

3 : その他

種別アプリ名アプリの説明・特徴
1Srbijavozベオグラードーノビ・サド間の特急電車のチケット購入アプリ。
1NSmartノビ・サドの路面電車アプリ。路線図や料金、時刻表などが確認できます。
2Woltデリバリーサービスアプリ。
2Glovo
3Viberチャットアプリ。翻訳機能が充実しています。
りんこさん

幼稚園やアパート内でのコミュニティー交流にはViberが使われることが多いです。

もしも病気になったら・・・?

日本語が通じる病院

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日本語は通じないが日本人が利用する病院

名称診療科目・おすすめポイント
New Hospital私立の総合病院。ネット予約可能。医師、看護師、受付のスタッフまで英語が通じます。
りんこさん

個人クリニックは、夏休みなどの長期休暇時期は休診が続くので注意が必要です。診療科やクリニックにもよりますが、日本のようにすぐに予約がとれず、1~2週間待つこともあるので、早めの行動がおすすめです。

薬の処方については、他の欧米諸国に比べると、比較的すぐに対応してくれる印象があります。処方箋のいらない薬も多いので、薬局の薬剤師に直接相談すると良いです。

歯医者は、海外からも治療に来る人がいるほど技術が高く、そして安価に治療を受けることができます。ただし、レントゲン設備がクリニック内にないので、別途レントゲン専門のクリニックに行く必要があります。

現地企業に勤めている正社員の子どもであれば、外国人であっても公立病院での治療費がかからない保険に加入することができるので、医療費の心配をしなくても大丈夫です。

ノビ・サドのおすすめは?

りんこさん

<観光地>
・市内中心部にカトリック教会を中心とした小さい広場があり、レストランや公園が集まっていて、ゆっくりと過ごすことができます。
・ペトロヴァン要塞:ドナウ川の対岸にある要塞。ホテルやレストラン、美術館が併設されていて市内中心部が一望できます。
・シュトランド:ランニング・サイクリング用のコースや、ドナウ川沿いのビーチがあり、子連れで楽しめる公園です。

<名物料理>
・バルカン半島の郷土料理が有名です。
・アイバル:お肉やパンに塗るパプリカペースト。
・ヴュレック:ほうれん草、ジャガイモ、牛肉などの具がパイ包みされているピザのようなもの。パン屋さんで購入できます。ヨーグルトソースをかけて食べるのもおいしいです。

シュトランド公園
シュトランド公園
聖サバ教会
聖サバ教会

日本と違って困ったことは?

りんこさん

<気候>
日本に比べると乾燥が激しいので、風邪をひきやすいです。特に、子どもが通園しはじめてからは度々風邪をひくようになり、日常生活がままならないことが多かったため、外出できないフラストレーションが溜まりました。子どもの体調管理については、食事はもちろんですが、市販のサプリメントを2~3カ月ほど服用させていました。ほぼ毎月40度を超える発熱を繰り返していたので、その状況が改善されたのはよかったです。
また、週に1度シッターさんに来てもらっています。最初は懐くまで時間がかかりましたが、数カ月後には子どもを預けて出かけられるようになり、子どもの気分転換にもなるので助かっています。母子で過ごすことがほとんどな生活の中で、シッターさんの助けがあることが体力的にも、気持ちの面でも、支えになっています。

<サービス面>
充実しているので、困ったことはあまりないですが、修理業者や組み立て業者が約束の時間に遅れることはよくあります。日本のようにいつでもすぐに対応してもらえるわけではないので、それを念頭に置いて早め早めに行動するようにしています。サービスに関しては、時には諦めも必要だと思っています。

<日本人駐在員の少なさ>
日本人駐在家族の多い地域と比べると、どうしても日本食材や日本のブランドの取り扱いは少ないです。
また、日本人会などのコミュニティーもないので、渡航後に孤独を感じることが度々ありました。インスタグラムで同じ駐在妻の方をフォローしたり、セルビア国内にいらっしゃる日本人の方と積極的につながるようにしました。すぐに友人が見つかる環境ではなかったですが、積極的につながろうとすることで、徐々に日本人の知り合いができたり、ご近所さんや子どもの幼稚園の保護者の方と仲良くなれたと思います。

<生活スタイル>
セルビア正教では、クリスマスの時期が12月24日・25日ではなく1月7日前後で、イースターもカトリック教会とは時期がずれています。その時期は基本的にスーパーなども休業日を設けたり、営業時間を短縮したりするので注意が必要です。
また、セルビアは基本的に8時頃から公的機関が始業するなど、全体的に始業時刻が早く、終業時刻は16時です。昼ごはんは、14時頃に食べる人も多く、公立の幼稚園であれば12時に昼寝をしてから昼食をとるというスケジュールです。12時にランチをする人も増えてきていますが、現地の人と外出したり交流する際には、ライフスタイルを確認しておくとスムーズかもしれません。

ノビ・サドのここが好き♪

りんこさん

<治安の良さ>
小さなお店の前に子どもを乗せたベビーカーをおいて、親が中で用事を済ませる様子を何度も見かけます。子どもに対して寛容な人も多く、レストランではウェイターが子どもと遊んでくれたり、横断歩道を渡ろうとしている子どもをサポートしてくれる人がいたりと地域で子どもたちを見守る雰囲気があるように感じられます。

<比較的安いと感じる物価>
日本と比較すると、相対的に食料品が安価に手に入ります。アジア食品は高価ですが、野菜、果物、肉、乳製品が手軽に購入できるのはうれしいです。また、ヨーロッパ諸国の中でも特に物価の安い地域のひとつなので、他の国で生活するよりは生活しやすいのではないかと思います。

<都市の規模感>
ノビ・サドは、セルビア国内第2の都市なので、人口も比較的多いですが、日本のように混雑することはなく、かといって田舎すぎることもないので、程よい都市の規模感で生活しやすいです。車で20分ほど走ると国立公園があったり、広大な農地が広がっていたりと自然も豊かな環境だと思います。

<欧米諸国と似ているところ>
EU加盟国ではありませんが、LiDLやJUMBO、dmといった他の欧米諸国で展開されているスーパーやドラッグストアも同じようにあります。セルビアは在留邦人が少ないですが、他の欧米諸国に在住されている方の生活情報(買い物情報)をそのまま参考にできることも多く、とても助かります。

<日本ではなじみのない文化や慣習を経験できるところ>
セルビアは、1990年代に紛争を経験しており、今は社会主義の国です。国際関係からみても、日本とはまた違ったポジションにいるように感じます。世界で起きていることを、日本の立場から眺めるだけではなく、違う角度から見られるのも、とても有意義な経験だと感じています。また、国民の大半がセルビア正教を信仰しており、日本ではなじみのない東方正教の文化や慣習(イースターやクリスマスはカトリック教徒とは異なる日取り)を経験できることも魅力のひとつだと思います。

3on3の試合風景
3on3の試合風景
ドナウ川対岸の市内中心地の風景
ドナウ川対岸の市内中心地の風景
運営メンバーR

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