ーインドネシアから帰国して、どのような行動をされたのですか?
実は帰国が突然決まったんですよ。あと6年くらいはと腹をくくっていたのに、急転直下に決まってしまって。だから帰国後の準備なんて何もしてなかったんです。
だけどとにかく早く自分のライフワークを見つけたくて、まだ船便も届かないうちにミチエさんの開催する交流会に参加しました。娘の幼稚園も決まっていませんでしたから、子連れで参加させてもらいましたね(笑)
ー本当に行動が早いですね! そこからはどのような経緯でティーチャーに?
元々、アットホーム留学のことはインドネシアへの赴任前から知っていて、滞在中はそれを実践されている先生のメルマガをずっと読んでいました。
自分自身の渡米時の経験から、アットホーム留学の取り組みにはすごく共感していて。私も娘に実践したく、帰国した翌月には先生の開催するサロンに参加していました。
するとほどなくして、先生から「アットホーム留学のティーチャーを育成していきたい」という話を聞いたんです。何をしたいのか迷っていた私は「これだ!」と直感しました。
これなら私の経験が生かせる。家族で体感してきた海外での生活、文化、その経験値を生かせる場がここにある! と思いました。
ーティーチャーを目指すことに不安はなかったですか。
それはもう不安だらけでしたよ(笑)。私の英語力でティーチャーが務まるのか、そもそも需要があるのか、どんな人が私を必要としてくれるのか。
夫には「(お前の英語力で人に教えるなんて)詐欺だ!」とも言われました(笑)。だって私は英語講師のプロではありませんから。だけど私がこの考え方に感化されたように、必要としてくれる人たちが絶対いる。そう信じてティーチャーを目指すことにしました。
ー実際にティーチャーとして活動されてみて、いかがですか。
実は、4月に初めてのサロンを終えたところなんです。受講生のお子さん達はインター校に通っていたり、帰国子女だったり、ハーフだったりと、すでに英語環境が身近にある子育て中の方ばかりでした。
サロンでは受講生の皆さんが本当に熱心にお話を聞いてくださり、とても嬉しかったです。その手応えに「やった!」と思いましたね。皆さんから質問もたくさんいただくなかで、今後私が取り組むべき課題も見えてきました。
今、家庭内にある英語をより深めていくにはどうしたらいいか、2020年から変わる英語教育にどう対応したらいいか、皆さんも悩んでいたようです。ちゃんと需要がありました。何事も「やってみないとわからない」ですね。
私はまだ自身もトレーニングを受けながらティーチャーとして活動しています。今後はスズノキエミの看板を掲げて、自分の名前でやっていくことが当面の目標です。
アットホーム留学は英語を使うことが目的のように感じますが、親子の会話を通じて気付けることがたくさんあります。交わした会話やそのときの子どもの反応を記録していくと、子どもはもとより親の私たちにもさまざまな変化や発見があって面白いですよ。そしてその記録は子育ての財産にもなりますしね。
親子の会話が変われば、子どもたちの未来も変わる。受講生たちのお子さんたちの数ヶ月の変化を目の当たりにして、子どもたちの未来が拡がるお手伝いをしていることに非常に喜びを感じています。
今後も各ご家庭に伴走する気持ちで、子どもたちの希望に満ちた未来を創るお手伝いをしていきたいと思います。
【スズノキエミさんの経歴紹介】
帯同まではIT系企業で秘書業務に従事。結婚のためご主人の住むアメリカ フロリダ州へ渡米。その後、ニュージャージー州に移り住み長女を出産。2年半の帯同生活の後帰国、一旦は日本で生活するも1年後にはインドネシア ジャカルタでの生活がスタート。2年の帯同生活を終えて昨年5月に帰国、現在は「アットホーム留学」のティーチャーとして活動中。
ママ・パパのための「Emily’s アットホームサロン@横浜」のお知らせ
・10月16日(火)10:30〜12:00 @横浜駅周辺
詳しくは、上記ブログから!
2018年4月取材