海外で出産しました【イギリス・ロンドン】

ロンドン

イギリス・ロンドンに滞在中、第1子を出産されたSさんへのインタビューです。

自己紹介をお願いします

S.Kです。イギリスのロンドンに住んで1年になります。夫の仕事の関係で、あと2年ほどはロンドンで生活する予定です。
2018年10月に現地で長男を出産しました。

 

ロンドンでの妊婦健診の流れを教えてください。また、日本とはどんなところが違いましたか?

29週までは「ジャパン・グリーン・メディカルセンター」に、月1回の頻度で通いました。
31週以降は出産予定の「ザ・ポートランド病院(The Portland Hospital)」へ転院し、2週間に1度の頻度で計4回ほど健診を受けました。前者は日本語対応が可能ですが、後者は通訳システムがないため、すべて英語での対応でした。

イギリスには自費診療になるプライベート病院と、公的医療機関で基本的に医療費が無料になるNHS(National health Service)があります。NHSは、イギリス国民だけでなくイギリス滞在VISAをもつ外国人も利用できます。

私が受診したのは両方ともプライベート病院で、毎回、尿検査、血圧・体重測定、むくみの検査、超音波検査を行いました。
13週でダウン症スクリーニングのための血液検査、28週で妊娠糖尿病検査(ブドウ糖負荷試験)を行いました。
血液検査は日本と検査項目が異なりますが、「ジャパン・グリーン・メディカルセンター」ではイギリスとロンドンの両方で必要な検査を行ってくれました。

「ザ・ポートランド病院」では、ドクター診察とミッドワイフ(助産師)診察のどちらかを選択できました。
イギリスでは基本的にミッドワイフの技量が高く、大きな問題がない限りはミッドワイフが診察から出産までを担当することが一般的です。診察内容にも差はありませんが、私はドクター診察を選択しました。

プライベート病院を利用する場合は、日本との検査内容にあまり差はないと思います。ただ、日本のように必要な情報を事前に与えてくれないため、わからないことは自分から質問して確認する必要があります。

NHSにて健診・出産する場合は原則としてミッドワイフが担当し、健診では胎児の心音確認・血圧測定・尿検査を行うのみです。超音波検査については、12週・20週の2回のみ行われます。

予防接種に関しては、インフルエンザのほかに百日咳の注射を強く勧められました。双方ともに、NHSにて無料で接種してもらえます。

 

ロンドンでの妊婦健診で、不安や心配なことはありましたか?

英語でのやりとりに不安がありましたが、ドクターもミッドワイフもわかりやすい英語を使って説明してくれたので理解できました。ただし、医療用語はやはりわからないことが多かったので、事前に多少の関連単語を覚えておくことをお勧めします。

 

出産時の流れを教えてください。

私が出産した「ザ・ポートランド病院」は、ビクトリア・ベッカムが出産したことで有名です。日本人も数多く出産していることや、小児科や婦人科が併設された女性と子どものための総合病院であったことが選択の決め手でした。うちの子は巨大児(体重は4,000g近く 、頭の大きさは10cm超え)と診断されていたため、予定日より10日早く、計画無痛分娩で出産しました。

出産当日は朝8時に病院に入り、9時には陣痛促進剤を入れられ、すぐに破水しました。お昼頃には子宮口が4、5㎝になったため、硬膜外麻酔を投与。夕方ごろには子宮口が全開になり、2時間弱で分娩、トータル約11時間の安産でした。麻酔が効いていたおかげか、子宮口が全開になるまではベッドに横になり、DVDを見て過ごす余裕がありました。

事前にバースプランを提出し、「無痛分娩を希望」「帝王切開は避ける」など大筋の意見は採用してもらえたものの、たとえば「鉗子分娩は避けたい」「夫にへその緒を切ってもらう」などの細かな希望を聞いてもらう機会はありませんでした。

入院は2泊3日で、食事は1日3食、メニュー表から好きなものを選択できました。コーヒー・紅茶・水は24時間いつでも注文できて、アフタヌーンティーやイングリッシュブレックファーストなどを楽しめました。

 

なぜロンドンでの出産を選ばれたのですか? 選んでよかったことは?

夫と子どものためです。日本で出産すると、夫は息子の新生児から6カ月頃までの成長を見ることができません。夫自身にも新生児期からの子育てを一緒に楽しみたいという強い気持ちがありました。また息子にとっても、海外で生まれたことが、将来、海外に興味を持つきっかけになればと思い、ロンドンで出産することに決めました。

周りの知り合いでは、2、3割の人が日本に里帰りせずこちらで出産しています。
夫が出産直後から育児に参加できたこと、当たり前のように無痛分娩が選択でき、産後の体力回復が早かったことがよかったと思います。

続きを読む
1 / 2

れいどん

4,582 views

出版社で働く3児の母。太っ腹だが、心はか細い?! 2018年1月から、夫がタイに単身赴任中。大変な海外生活を夫を通して、垣間見ているところ。 駐妻でもないの...

プロフィール

Pick Up記事

関連記事一覧