【メンバー座談会】駐在同行のリアルな悩みと解決方法を語ろう!中編

メンバー座談会 駐在同行のリアルな悩みと解決方法を語ろう!

みなさんこんにちは!駐在ファミリーカフェ・ライフキャリアチームです。
前編では、「配偶者の海外辞令から出発まで、どんな悩みがあった?」というテーマで私たちが実際に感じた悩みや不安についてお話しました。

中編では、滞在国で過ごす中で感じた、カルチャーショックやキャリアに関する悩みについて本音で語り合います。

滞在国に到着!感じたモヤモヤや不安は?

Mさん:着いてから半年ほど、子どもが電気をつけっぱなしにしないと寝られなかったり、外で抱っこばかりせがむようになってしまったりとストレスを感じているようで不安でした。自分自身も子どもと接する時間が長くて辛くなったときも。仕事をしている夫が羨ましいなーと思いました。

Oさん:何もすることがない時間がたくさんあって不安になりました。言語や文化の違いに不自由することもあり、生活面でも慣れるまでは小さなことにドキドキしてストレスを感じていましたね。スーパーで売られているものも日本と違う!なんていうちょっとした戸惑いもありましたが、いつの間にか何も感じなくなりました(笑)

Cさんコロナ禍での渡航だったのでより不安が大きかったです。到着した日に国の外出制限のレベルが厳しくなり、家の外に出られない日が続きました。しかも、南アフリカで40年に一度の大暴動が起こり、緊急帰国の可能性も出てきて……。まさにカルチャーショックでした!暴動が終わり、ロックダウンも解除された後にようやく周りの人々に会えて安心しました。

Sさん:友達と情報交換できるようになるまでが大変でした!料理するにしても何が美味しいかわからないし、ハンバーガー、ピザだらけ(笑)試行錯誤ばかりでした。

海外で生活を立ち上げることは簡単なことではありません。
ましてやコロナ禍では生活が制限され、心身共に負担が大きかったですよね。
また、日本で当たり前にできていたことが異文化のなかではできないことも多く、些細なことでもストレスに感じてしまいます。
特に子どもへの影響やストレスも心配になりますよね。

もし同行前の自分にアドバイスするなら何を伝えたい?

Mさん:『SNSに情報があるよ!』検索しまくるといいよ!

Oさん:『なんとかなる!』つい先のことを考えて不安になってしまうものだけど、行ってみてから考える、でも全然大丈夫。

Cさん『海外生活、息しているだけで偉い!(笑)』慣れない海外という地で生活しているだけですごいこと!

Sさん:『気楽にしたいことをしよう!』他人と比べず、自分だけの駐在同行ライフを。

カルチャーショックを受けたことはあった?

Mさん:日本は電車・車・自転車などと手段が多かったけれど、アメリカでは車での移動が基本なため、子どもと一緒に気軽に行ける場所が限られてしまうこと。また、どこに行っても大体お金がかかってしまうので大変でした。

Oさん:スーパーで売ってる物が日本とは違い、物価も高く驚きました。アジア系スーパーで出会った700円程(当時の円換算)のえのきに衝撃を受けて、実家に写真を送ったことも(笑)また、麻薬中毒者やホームレスが多いなど、治安面でのカルチャーショックも受けました。時間と場所を選べば安全に過ごせるけれど、地下鉄の利用は極力避ける、日が暮れてからは1人で出歩かないなど、日本とは全く違う過ごし方になりました。

Cさん南アフリカは治安が悪く、安全に使用できる公共交通機関がないので、同行家族も自分で運転する必要があります。私はペーパードライバーだったので、好きなタイミングで行きたいところに行けないのがストレスでした。
また、英語でうまくコミュニケーションが取れず、最初は一人で病院に行くのも一苦労でした。
また、インフラが整っておらず、計画停電や断水が頻繁に起こるので、日本で当たり前だった生活が送れないことも大きなストレスでした。

Sさん:一部地域の治安の悪さにびっくりしました。私の居住地域は治安が良いのですが、エリアによっては、子どもや女性だけでは出歩くことができない危険な場所もあります。また、車上荒らしにも注意する必要があります。利便性はもちろんですが、治安面も含めて事前に居住地域の下調べを行うことが重要だと思います。

滞在中、キャリアや人生設計について悩んだことはあった?

Mさん:駐在同行前は朝から夕方まで仕事にひたすら向き合えていたのが、何をするにしても自分が使える時間=家事育児を最低限した上でしかできないというのが辛かったです。

Cさん「妻」以外の役割がなくなってしまったことが辛かったです。周りは子持ちの方がほとんどなので「みんな育児頑張っているのに私って……?」と、他人と比べて自信を失くした時期もありました。経済的に自立していないことに負い目を感じたり、帰国後のキャリアにも漠然とした不安を感じていました。何も予定がない日は時間を持て余してしまい、このままでいいのか?と常に焦燥感にかられていました。

Oさん:初めは夫の収入だけで暮らしていくことに抵抗があり、かといって自力では何も得られない自分を受け入れることが辛かったです。また自分の帰国後のキャリアが見えず、何をすればいいんだろう、本当にこれが将来何かの役に立つのかな、と日常の過ごし方に正解を求め悩んでしまうことは変わらず今もありますね。日本で順調に人生を歩んでいる(ように見える)友人たちと自分を比較してしまうこともよくあります。

Sさん:キャリアについて悩んでいます。育児休業も過去に取得したので、合計4年ほど休職しています。帰国後の自分のキャリア、働き方について試行錯誤する日々です。

おわりに

駐在同行は人生の中で大きな転機です。
大きな変化に向き合い、乗り越え、異文化や新しい生活に適応していく中でストレスや悩みを抱えるのは当然のことだと思います。
また、私たちと同じように、先が見えない中で自分の生き方やキャリアについて深く悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事を読んで、「このモヤモヤを感じているのは私だけじゃなかったんだ!」と、少しでも皆さんの気持ちが軽くなっていたらうれしいです。

後編では、私たちがこのような悩みを乗り越えてきた方法や、海外生活で心身ともに健康で過ごすためのマインドセットやアイディアについてお話していますので、そちらもぜひ合わせてご覧ください。

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