【メンバー座談会】駐在同行のリアルな悩みと解決方法を語ろう!後編

メンバー座談会 駐在同行のリアルな悩みと解決方法を語ろう!

皆さんこんにちは!駐在ファミリーカフェ ライフキャリアチームです。

中編では、滞在国に着いてから感じたカルチャーショックやキャリアに関する悩みについて話しました。

前編はこちら。

後編では、駐在同行生活を健やかに過ごすために、メンバーそれぞれがどんな工夫やチャレンジをしているか、今までどのように過ごしてきたのか、などを語り合いました。メンバー座談会最後の記事となります。最後まで楽しんでいただけたらうれしいです!

悩んだ時はどうやって乗り越えてる?

Mさん:子どもと過ごす時間が突然増えて戸惑ったり、気軽に出かけられずリフレッシュが上手くできなかったりと悩みがありすぎたので、モヤモヤをノートにたくさん書き出して頭の中を整理しました。それだけでも少しスッキリしたし、悩みによっては解決策も浮かんできたので、たまたまだけどやって良かったと思っています。

また、自分が元気だったときの状態を思い出したら目標があったときだと気付いたので、ひとまず筋トレをしたり、現地で知りたい情報を少しずつクリアにしていったりしました。

Oさん:キャリアや人生設計については、すぐに自分の力で何かを変えられるものでもなく、一人で悩み続けても限界があるなと感じました。家族に不安を吐露するだけでも心は軽くなるので、まずは溜め込みすぎないようにすることを意識していました。不安や寂しさで泣いたことももちろんありますが、心身共に健やかでいるためには、そんな自分も受け入れることが大切だと思います。

また、1人で散歩してみたり、旅行やレストランなどの行きたい場所リストを作ってみたり、今だからできることに目を向け楽しみを見つけています!

Cさん:私は周りの人と比べて落ち込んで、自信を失くしていると気が付いたので、「比べるなら他人ではなく、過去の自分と!」と意識を変えました。また「人間はないものねだり」と割り切るようになったら気持ちが楽になりました。具体的な行動としては、毎月小さな目標を立ててノートに書き、月末に振り返るようにしました。

目標は「現地の友人をカフェに誘う」「毎日1回はオンラインの英語レッスンを受ける」などハードルは低いもの。達成できない月もありましたが、これを繰り返していくとできることが増えて、気持ちも前向きになりました。

Sさん悩んだらとことん趣味をやる!モヤモヤしたら好きなことをたくさんやるようにしました。おかげで日々ストレスも少なく過ごせています。そして、滞在中に何かスキルアップしたいと思い、ESLを1年以上続けています。

駐在同行生活に悩みはつきものですよね。メンバーそれぞれが筋トレや趣味に没頭する、ノートに悩みを書くなど解消方法を試行錯誤していました!自分に一番合う方法が見つけられたらベストですね。

普段なにして過ごしてる?新しくはじめた趣味はある?

Mさん:平日は友達と会っておしゃべりや仕事、ボランティアをしています。休日は子どもの習いごとの付き添いや公園、イベントを見つけて行ってみたり、友人家族と集まって過ごすことが多いです。

趣味はゲームや漫画など、日本にいたときからあまり変わらないのですが、1人でも楽しめることをたくさん楽しんでいます。

Oさん:有料の英会話教室や、図書館主催の英語学習者向けオンライン料理教室に通っています。モチベーションには波があるので、自分の心に正直に、無理をしない範囲で継続するよう心がけています。日本人の友人とランチをしたり、同世代の駐在家族とBBQをすることもありますが、基本はおうちでのんびりしていることがほとんどです。休日は、夫と地元のレストランを開拓したり、車で遠出したり、今しかできないことを楽しんでいます。

Cさん:平日は日本人の奥さんたちとゴルフやテニスのレッスンを受けています。南アフリカは日本に比べてゴルフが安くできるので、新しくはじめました。また、多国籍の女性が所属している現地コミュニティに所属しています。現地の友人ができ、異文化交流や英語の勉強のモチベーションにもなるので参加してよかったです。

勉強面では現地の英会話教室やオンラインの英会話レッスンを受けています。また、再就職に向けた資格の勉強をしています。駐在同行当初は「楽しまなくては!」という焦りから予定を詰めていましたが、最近は1人で過ごす時間も大切にしています。

Sさん:平日はESL・友達とランチ会などをしています。休日は家族や友達と過ごしています。子どものクラスメートたちと公園で集まることも。趣味はゲームや漫画などで、アメリカにきてからさまざまな国籍の友達とポットラックパーティ(アメリカで一般的な持ち寄りパーティー)をすることにハマっています!

簡単かつ栄養が取れるおいしい料理はある?

Mさん:インスタントポットを使った料理に最近ハマってます。豚汁やカレーは間違いないです(笑)。

Oさん:お鍋はその時冷蔵庫にあるお野菜をなんでも入れて、手軽においしく楽しめるのでよく食べています。鍋の素が1人前サイズのポーションになっているものを日本からたくさん持ってきたのが大正解でした(笑)。

Cさん:新鮮な魚を手に入れることが難しいので魚を食べる機会が減りました。できるだけ魚を献立に取り入れたいと思い、日本人の奥さんに教えてもらった、冷凍の白身魚のフライを使った南蛮漬けをよく作っています。簡単なのに、美味しくて、野菜と魚を一緒に摂れるので我が家での定番料理になりました!

Sさん:得意料理のひとつ、オムライスです。カレーも鉄板メニューです!

今後の人生設計についてどう考えている?チャレンジしたいことはある?

Mさん:本帰国したら、前にいた会社に戻るかフリーで働くか、どちらでも選べるように準備しておきたいと思っています。

Oさん:何かしら手に職をつけ、場所を選ばず働くことができるようになったらいいなと思っています。

Cさん:今後も海外にいく可能性を考えると、どこでも働けるスキルがほしいと考えています。今はファイナンシャルプランナーの資格取得と英語の勉強に励んでいます。海外生活での経験を活かしてライターの仕事にも挑戦してみたいです。

Sさん:社労士の資格。TOEICでも高得点を取りたいと思っています。

本帰国後に向けて同行先でやっていることはある?

Mさん:本帰国後にスムーズに仕事ができるように、ボランティアや仕事を常にするようにしています。視野を広げるため、今までまったく関わったことのない分野について、本を読んだりオンラインのキャリアスクールで勉強もはじめました。

Oさん:現地の英会話教室に通っています。また、自身の退職をきっかけに興味を持った、キャリアコンサルタントの勉強もはじめてみました。

Cさん:英会話教室とオンラインでの英語レッスンはずっと続けています。ファイナンシャルプランナーの3級を取得したので、今は2級の勉強をしています。元々日本では採用業務をしていたので、海外でもオンラインで採用の仕事をしてみたいのですが、ビザや税金関係の問題がネックです。

SさんESLです。さまざまな国籍の友達に生花を教えることもあります。

皆さん駐在ファミリーカフェの運営メンバーとしてだけでなく、様々なことにチャレンジしていますね!

同行してよかったと感じたことは?

Mさん:家族の時間が増えたことです。特に、夫が息子と過ごす時間がかなり増えました。

Oさん:異文化を肌で感じられたり、日本から気軽に行けないところへ行けたりと、海外に来なければできない貴重な経験を夫婦で体験できること。

Cさん:日本じゃできない経験を積めること。世界中に友達ができたこと。

Sさん日本では出会えない人たちに出会えた。人との繋がりはプライスレスです。

同行してからつらかったことは?

Mさん:自分好みの食事をしたければ料理を毎日作らなければいけないこと。

Oさん:仕事もライフプランも、先が見えなくなってしまったこと。

Cさん:周りと比べて落ち込み、自信を失ったこと。

Sさん車の免許がないのでつらい!なんとか1年以上乗り切りました(汗)。

駐在同行中の人へ向けてひとこと!

Oさん1人で思い悩まないことが大切だと思います。海外に来ても、家族や友人との心の距離は変わらないことを知りました。今は、どこにいても誰とでも繋がることができる時代です。ぜひ国内外問わず周りを頼って、自分自身を大切にしながら過ごしてほしいです。

Sさん:車の免許、可能ならばとっておいてほしい!足が増えることですごく生きやすくなる。また、駐在妻・駐夫だからと気負わずに、好きなことをやってほしいです

Mさん自分を癒すことを第一に。焦ることもあるかもしれないけど、自分の気持ちを大切に行動してほしいと思います。

Cさん自分の気持ちを大切にしてほしいです。マイナスな気持ちを否定せず、受け止めてあげてください。そして、きっかけはパートナーの転勤ですが、同行すると決めたのは自分の判断。せっかくついてきたからには限りある海外生活を楽しんでほしい!

おわりに

これまで、メンバーの海外同行に至るまでの葛藤や滞在中の悩み、マインドセットなどについて語り合いました。当事者以外からみる「海外生活」はキラキラしていて憧れであったり、貴重なチャンスでつらいことはないと思われたり、ギャップがあることも多いと思います。駐在同行先の国はどこか、子ども連れor夫妻で滞在するのか、住む地域はどこかなど、過ごし方は千差万別です。

今回、私たちが本音を語り合った座談会で、いま悩みを抱えている方や、配偶者の駐在が決定してこれからの生活に不安を感じている方に、少しでもリアルな情報をお伝えできていたらうれしいです。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!

前編では配偶者の海外辞令から出発までに運営メンバーが感じた悩み中編では、滞在国に着いてから感じたカルチャーショックやキャリアに関する悩みについて話しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。

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