駐在妻のモヤモヤ解決ポイント⑫家族の状況と希望する働き方を照らし合わせて、必要な情報を集めよう!

STEP3 希望するプランがまとまったら家族と相談して、家庭としての方針を決める

STEP1、2を通して、希望する働き方と預け先の整理はできましたか?これから情報収集するにあたり、並行して家族とも相談することをおすすめします。

その理由は、就労することで“あなたの家庭内での役割に変化が生じる”からです。たとえどのような働き方をするにしても、職業人としての役割が増えることで、あなたの妻や母親としての意識や時間にも少なからず変化が生じ、それが夫や子どもへの接し方にも影響するからです。

●子どもに対して

あなたが働こうと考えていることを、ぜひ子どもにも話してあげましょう。子どもにとっては、本帰国による環境変化に加えて、母親の意識が他に向くことは大きな影響となるはずです。もし親子の時間が以前よりも大きく減るのであれば、その理由を説明してできるだけ納得させてあげましょう。「母親が忙しくなる」というマイナスの印象ではなく、「母親も働く」というプラスの意識付けに繋がるように、積極的に話してあげてください。

●夫に対して

これまでに共働き経験があっても、妻が一旦専業主婦になり家事を一手に担うようになると、再び家庭内の役割分担をするのは容易ではないと言われています。再就職を希望するのであれば、前もって夫に理解と協力体制を求めておくようにしましょう。

Kさん
本帰国後の住まい探しの際には、夫婦間でお互いの仕事や教育方針をすり合わせておくとよいと思います。子どもの学習環境がよい地域は子育てがしやすくファミリー層が集まるため、逆に保育園や預かり保育のある幼稚園への入園は難しいエリアでもあります。ご自身が再就職を希望するならば、就労時間を確保するために預け先の探しやすさを考慮することもポイントだと思います。
Oさん
私は、本帰国時にワンオペ育児だったこと、当時年長だった子どもの園選び(その後の小学校進学)を重視していたこと、親との同居が控えていたことなど家庭が慌ただしかったこともあり、まずは子どもたちの生活を安定させ、仕事探しは落ち着いてからにしようと決めました。お住まいの地域の預け先の情報を集めることと、自分や家族が何を大事にするのかがわかれば、自ずと選択肢が絞られて答えは出るのかなと思います。

いかがでしたか。モヤモヤ解決ヒントは見つかりましたか?

ベストな働き方やベストな預け先・教育環境はひとそれぞれだと思います。親子ともに一気に環境を整えて新生活をスタートさせたい方もいれば、まずは家族や子どもの新生活を落ち着かせてから自分のことを考えたい方もいるでしょう。この情報が、あなたらしい働き方と子どもに合った預け先を考える一助になれば幸いです。

みなさん、そしてご家族にとって満足のいく再スタートができることを祈っています。

◆その他のモヤモヤとそれをスッキリ解決するためのヒントも併せてご覧ください
→ 駐在妻のキャリア『モヤモヤ&スッキリ』一覧表

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