ベトナム（ホーチミン）の育児・教育情報

母子手帳はこども家庭庁のホームページよりPDFでダウンロードが可能です。（無償、ベトナム語併記版あり）

日本製のミルクやおむつは上記の高島屋、HachiHachi、Akuruhiで買うことができます。LINEガレージセール（日本人の間での売買のやりとり）やホーチミン掲示板に出品されていることもあります。トレーニングパンツは見かけません。

タオディエン地区や7区内には、親子でのびのびと楽しめる屋内型のキッズカフェが、たくさんあります。

テニス、水泳は居住するレジデンスごとにコーチを手配し、グループレッスンを受ける方が多いです。

英語は、フィリピン人の先生を家に呼んで教えてもらっていました。また水泳は、コンドミニアム併設のプールにコーチを呼ぶことが多いです。サッカーは国民的スポーツなので人気があります。野球、剣道、空手、ピアノ、バレエ、バドミントンを習っている子もいます。

・子ども用の使い慣れた医薬品
風邪薬、胃腸薬、酔い止め（学校のバス旅行や自動車での家族旅行の際に重宝します）、解熱剤、皮膚かぶれ・虫刺され用の塗り薬など。
日系メーカー品も入手可能ですが子ども用はあまり新規入荷は期待できません。
また、4月から10月にかけての雨季にはデング熱が流行するので、虫除け（スプレー式、腕輪式など）を日本から多めに持参して常備しておくと安心です。

・女児用の黒色オーバーパンツ（下着が見えないように履くもの）は入手不可能です。
子どもの成長を見込んだ大きめサイズを、日本からいくつか持参すると良いかと思います。

・生理用ショーツ
滞在中に子どもの生理開始が予想される場合は、日本から持参することをおすすめします。ホーチミン市内では入手が難しいです。

・日本製の子ども用の書籍と文房具類（学習用ノート）
ホーチミンでも入手可能ですが、値段は日本の2倍以上で高価です。
グエンフエ書店内に日本の書店と提携しているコーナーがありますが、在庫数が少ないです。子ども用の書籍、特に問題集などは新規入荷をあまり期待できません。
日本から書籍取り寄せサービスもありますが、数カ月かかる場合があります。

・水筒とお弁当箱
なるべく日本から持参することをおすすめします。
ホーチミンでも入手可能ですが、あまり品質が期待できません。水筒のゴム部品パッキンなどは予備も用意しておくと良いです。

・浴衣（子ども用、大人用）
幼稚園・学校での季節の行事（夕涼み会、校内国際交流集会など）で着用する機会があります。大人も浴衣を着てディナー会やアフタヌーンティに出かけるなど、楽しみの一つにもなります。

・入学式、卒業式など式典用の洋服
テーラーでオーダーメイドも可能ですが、気に入ったメーカーやブランドがある場合は、日本から持参すると良いです。

年間を通して暑いですが特に気温が高く陽射しが強い10月～5月にかけての乾季は熱中症対策として帽子、日傘が重宝します。

大気汚染がひどいです。外出時はマスクを着用するなどして、気管支炎やぜんそく発作などに気を付けた方が良いです。

衛生状態が悪い場所がまだまだ多いので、胃腸炎や食中毒、肝炎感染予防として外出先では生野菜を口にしないよう気を付けていました。

犬や猫が屋外に放し飼いにされていることがあります。ベトナムでは飼い犬に対する狂犬病の注射が義務付けられていないので、渡航前までに狂犬病の予防接種を済ませておくことを推奨します。

舗装された歩道を歩行中でも、バイクが歩道上に乗り上げ走行してくるので、特に子どもを連れて歩いている時は、交通事故に巻き込まれないよう注意が必要です。

コロナ禍以前に比べ、コロナ禍以降はスリ窃盗被害が増加傾向にあります。
子ども連れでは注意が散見になるので、貴重品の管理に気を付ける必要があります。
また、リュックサックを背負って横断歩道で信号待ちをしている際にファスナーを開けられる窃盗被害も増えているので、注意していました。

人身売買が目的の誘拐に注意が必要です。
ベトナムはさほど治安は悪くはないのですが、子どもを一人で外出させたり、エレベーターやタクシーに乗せる行為、外出先で一人でお手洗いに行かせるなどは、犯罪に巻き込まれる可能性があるので必ず親が付き添っていました。

休日に子どもがお友達とショッピングモールに出かける際は、必ず連絡を取り合えるように携帯電話を持たせていました。また、折を見て生活上の危険（スリ窃盗、誘拐、性被害など）について、子どもに気を付けるよう話していました。

ベトナム人の方々の普段の生活の様子を子どもにも体験してほしいと思い、休日にローカル市場などに行く際は路線バスに乗車していました。
（ホーチミンを走行する路線バスは、主に学生向けに計画・作成されたことから、乗客は学生が多く安心して乗れます。）

私たちが滞在国に住まわせていただいている身であること。滞在国の人々の特徴や習慣などを、子どもがよく理解できるよう、普段の親子の会話で話題にして話し合ったりしました。

親日家といわれるように、ベトナム人の方々はとても親切です。なにかをしていただいたら、必ず御礼を伝えることを心がけていました。

メイドさんやシッターさん、クッカーさん（※下段参照）を雇用する場合は、なるべく知り合いの日本人に紹介していただくことを推奨します。日本語もしくは英語が上手に話せて日本人好みに和食を作ってくれたり完璧に家事をしてくれる優秀な方が多いのですが、ごくまれに盗難被害の話を聞いたこともありましたので雇用の際には注意が必要です。

※クッカーさん：主に料理担当の通いのお手伝いさんです。決められた料金の範囲内で、3日分から1週間分のおかずを作り置きしてくれます。和食を作るのが上手で評判の良いクッカーさんは人気があります。

同じアジアであっても日本とは、食文化、生活様式、習慣や宗教など違いがあります。子どもたちにとって世界は広いということ、多様性という言葉を理解するのに良い機会でした。

ベトナム人の方々は、子どもに対してとても寛容で、やさしい心持ちとあたたかな笑顔で接してくれました。子どもを連れていて嫌な思いや怖い思いをしたことは一度もありませんでした。

家族連れが多い住宅地の敷地内では、パーティールームやプール、遊具や芝生の公園など子ども向けの設備、スーパーマーケットやショッピングモールなどが充実していました。
歩道も綺麗に整備されているので、ベビーカーでの外出も快適に過ごせると感じました。

日本人経営のおいしい飲食店が増えて、小さな子ども向けのメニューやサービスが充実しており、安心して外食を楽しめました。

困っている時・何かを求めている時は遠慮なく発信してみましょう。周囲の方は言うまで気づかないかもしれませんが、声をあげれば助けてもらえることが多いです。自分から動くことが大事だと思います。
習いごとなどでいくつかのコミュニティに入ることをおすすめします。自分と共通点があると感じられるコミュニティに入れると楽しく過ごせると思います。